9月28日(木)東京・GCMコミュニケーションにて記者会見が行われ、昨年3月にスタートした日本唯一の金網総合格闘技イベント『DOG』が、次回11月大会より『CAGE
FORCE(ケージ・フォース)』として始動することが発表された。
会見に出席した磯野元大会ルールディレクターは、WWCN(ワールド・ワイド・ケイジ・ネットワーク)の発足に伴い、「金網総合格闘技イベントの最高峰に位置するUFCで通用する日本人選手を作ること」を目的の一つに、大会としてリニューアルするに至ったと経緯を説明。
主な変更点としては、選手のレベルに合わせて『UFC』で認められているヒジ打ちありのルールを導入、グラウンドにおける顔面へのヒザ蹴りによる攻撃が全面禁止となる。
また『DOG』では各試合毎に契約体重を設けてきたが、今後は『UFC』ルールに準ずるネバダ州ルールで定められた階級制を用いるなど、まさに世界水準を目指すイベントに生まれ変わったと言えるだろう。
(※原則として肘と拳が垂直の状態で打ち下ろすヒジ打ちのみを反則とし、それ以外のヒジ打ちはスタンドでもグラウンドにおいても有効)
大会のアドバイザーには宇野薫(和術慧舟會東京本部)が就任。『ケージ・フォース』という大会タイトルを考案したという宇野は「運営という部分ではなく、選手としての目線で、マッチメークや練習してみて強いと感じた選手をs紹介するなど、アドバイスしていきたいと思います」と、競技者としての立場から大会をサポート。
「リングとケージでは闘ったことがある人しか分からない違いがある。『UFC』には魔力ではないですけど何かがあって、『UFC』で本来の力を発揮することが難しい。『ケージ・フォース』で自分本来の力を出し切るような大会にしていって欲しい」と『ケージ・フォース』への期待を語った。
会見では11月に開催される『ケージ・フォース01』の一部対戦カード、出場予定選手が発表され、出場が決まった光岡映二(和術慧舟會RJW)は「自分はデビュー戦がヒジありルールだったし、その時はヒジで勝っているんで、ルール変更は苦ではありません。グラウンドで下になった時にヒジ打ちをもらうと心が折れる選手がいるんで、そういう態勢にならないような技術を磨きたいと思います」と意気込みを語った。
さらに『ケージ・フォース』開催に合わせて、来年2月には中国・四国地方に進出し、鳥取県立・米子産業体育館での大会も決定。遠征・探検の意味を持つ“EXPEDITION”をタイトル名にし、『CAGE
FORCE ex-west bond-』として開催されることとなり、来年は中国地方を中心に年3〜4大会の開催を予定している。
GCMコミュニケーション
「CAGE FORCE 01」
2006年11月25日(土)東京・ディファ有明
開場16:00 開始17:00
<決定対戦カード>
▼ウェルター級 5分3R ヒジあり
井上克也(和術慧舟會RJW)
VS
花井岳文(TWIST)
▼ウェルター級 5分2R
星野勇二(和術慧舟會GODS)
VS
吉田善行(東京イエローマンズ)
▼ライト級 5分3R ヒジあり
光岡映二(和術慧舟會RJW)
VS
現在調整中
▼フェザー級 5分3R ヒジあり
中原太陽(和術慧舟會GODS)
VS
現在調整中
▼ライト級 5分3R ヒジあり
ウマハノフ・アルトゥール(ロシア/SKアブソリュート・ロシア)
VS
現在調整中
<出場予定選手>
美木航(和術慧舟會RJW)
ホセイン・オジャギ(イラン/男組)
尾崎広紀(和術慧舟會東京本部)
※すべて5分2R
<チケット料金>
SRS席15,000円/RS席10,000円/S席7,000円/A席5,000円
※当日券は500円増し
<チケット発売場所>
チケットぴあ(Pコード594-740)
ファミリーマート(http://www.familiy.co.jp/famiport/)
GCMコミュニケーション携帯サイト
※10月5日より発売
<お問い合わせ>
GCMコミュニケーション 03-3538-5801
<2007年のCAGE FORCE大会スケジュール>
2月17日 鳥取・米子産業体育館※ex大会
3月17日 東京・ディファ有明
6月9日 東京・ディファ有明
9月8日 東京・ディファ有明
12月1日 東京・ディファ有明
※ex大会は上記以外に3大会開催を予定
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