11月22日(水)東京・一撃アカデミーにて、グラウベ・フェイトーザ(ブラジル)が公開練習を行った。グラウベは12月2日(土)東京・東京ドームで開催されるFEG/フジテレビ主催『K-1
WORLD GP2006 IN TOKYO決勝戦』でルスラン・カラエフ(ロシア)と対戦する。
公開練習ではシャドーとミット打ちを軽く3Rほど行ったグラウベだが、「実はさっき9Rぶっ続けでスパーリングをやりました」と、トーナメントへ向けてハードトレーニングは続いている。
「階段の上り下りを限界までやるんですけど、足がパンパンに張って痛くて動けなくなります(苦笑)。空手時代に磯辺師範と一緒にやったチューブトレーニングもとてもキツかったですが、それとは比べものにならないくらいハードな練習をやっています」(グラウベ)
ハードトレーニングの成果から「調整はとても順調です。集中して練習できているし、体力的には100%の状態、あとは精神面を整えるだけです」とグラウベ。
その精神面の調整についてグラウベは「トーナメントは普段の試合とはかなり違うので、すべての状況について想像して練習している。もちろん戦術も練っていますよ」と説明した。
準々決勝の対戦相手は一回戦でバダ・ハリ(オランダ)にKO勝ちしているカラエフ。ベスト8ファイターの中でも最も活きのいい選手とも言えるカラエフだが「もちろんカラエフ対策の準備は出来ていますよ。一回戦は非常に大事だし、自身自身もそしてチームとしても対策はしっかり考えている」というグラウベは、カラエフ攻略について数パターンは用意しているという。
カラエフと言えばバックスピンキックが代名詞だが、極真出身のグラウベにとっては恐れるに足らず。「もちろんカラエフのバックキックには気をつけていますが、私は極真で学んだ蹴りのディフェンスを使って闘います。極真には色々な蹴り技を使う選手もいますし、様々な攻撃・防御法を編み出しています。カラエフがバックキックを蹴るのを待ってから、そこにカウンターを入れることも考えていますよ」と、カラエフ攻略に自信をのぞかせた。
今年に入りトレーニングパートナーにもなったレイ・セフォー(ニュージーランド)との練習についても「カラエフ戦だけでなく、セフォーからは色々なアドバイスをもらっています。セフォーはパンチ主体の選手で、私は蹴りが主体の選手。かなりタイプは違いますが、セフォーは経験豊富な選手なので、とてもいいアイディアやプラスになる意見をくれるんです」と語る。
昨年はリザーバーから勝ち上がり、準優勝という結果を残したグラウベ。「去年は先が見えない中で練習や準備をしなければいけませんでしたが、今年は最初からトーナメントのメンバーとして闘うことができます。
私自身もそうですが、チームとしてのモチベーションも非常に高い」という。
もし怪我もなくワンマッチで対戦すればという条件付きながら「この一年間で私も経験を積んで、成長していますから、昨年の王者シュルトと闘っても勝つ自信はあります」と力強く語った。
準決勝、決勝の相手については「準決勝でレミーとレコが勝ちあがってくる可能性は50%ずつだと思いますし、決勝にはシュルトかホーストが勝ち上がって来ると予想していますが、できればダメージを負ってボロボロになった選手と闘いたいですね(笑)。
とにかくトーナメントは何が起こるか分からないので、その場その場で色んなことを判断して決めていこうと思います。余裕を持って試合をしたい」
「トーナメントを勝ち抜くためには、様々な要素が必要になる」とするグラウベだが、何か一つを挙げるとするならば、それは「怪我をせずにダメージを受けずに勝ち上がること」。そのためには“駆け引き”が必要なのだという。
「怪我をしないことが大事なのですが、そればかりを意識して消極的な試合をしてしまえば、試合そのものに勝つことができません。ですから微妙な駆け引きが必要になるわけです。そしてそこで私の空手時代のトーナメントの経験が活かされることになるでしょう。もちろん今と当時とでは年齢も違いますし、ダメージに対するリカバリー力も違うので、より慎重に闘おうと考えています」(グラウベ)
静かな口調ながら自信を感じさせる言葉を端々に残したグラウベ。極真会館勢として、悲願のK-1初制覇なるか!?
FEG/フジテレビ
「K-1 WORLD GP2006 IN TOKYO決勝戦」
2006年12月2日(土)東京ドーム
開場14:30 開始17:00
<追加対戦カード>
▼リザーブファイト2 3分3R延長1R
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
VS
現在調整中
<全対戦カード>
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
VS
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X team TEAM)
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
アーネスト・ホースト(オランダ/チーム ミスター・パーフェクト)
VS
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリー)
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
VS
ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロ)
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
レミー・ボンヤスキー(オランダ/メジロ)
VS
ステファン・“ブリッツ”・レコ(クロアチア/ゴールデン・グローリー)
▼準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
シュルトVSバンナの勝者
VS
ホーストVSハリッドの勝者
▼準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
グラウベVSカラエフの勝者
VS
ボンヤスキーVSレコの勝者
▼決勝戦 K-1ルール 3分3R延長1R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
▼スーパーファイト(リザーブファイト1)3分3R延長1R
武蔵(日本/正道会館)
VS
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
▼スーパーファイト
バダ・ハリ(オランダ/ショータイム)
VS
現在調整中
<チケット料金>
SRS席35,000円(アリーナ特典DVD付き)
RS席22,000円(アリーナ特典DVD付き)
SS席15,000円 S席10,000円
A席6,000円 B席4,000円
<チケット発売所>
●デジタル先行発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一斉発売
10月21日(土)10:00〜※発売当日のみ
チケットぴあ=0570-02-9960(特電)
ローソンチケット=0570-084-686(特電)
CNプレイガイド=0570-08-9911(特電)
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eee.eplus.co.jp
10月22日(日)10:00〜※10月21日のみ上記にて受付
チケットぴあ=0570-02-9999
ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:33333)
CNプレイガイド=0570-08-9999
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eee.eplus.co.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<チケットに関するお問い合わせ>
株式会社キョードー東京=03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
皆EG=03-3796-5060
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