12月27日(水)東京・世田谷区太子堂にあるシルバーウルフジムにて、12月31日(日)大阪・京セラドームで開催されるTBS/MBS/FEG主催『K-1
PREMIUM 2006 Dynamite!!』に出場する魔裟斗(日本/シルバーウルフ)が公開練習を行った。
「大晦日に出るつもりで練習していたし、コンディションもいいので試合がなくなった方が嫌だと思っていた。今までやってきた練習を無駄にするのが嫌だから」と魔裟斗。26日(火)に対戦が決定していた元プロボクシングWBA世界スーパーフェザー級チャンピオンのチェ・ヨンス(韓国)が欠場、元プロボクシング日本ミドル級チャンピオン鈴木悟(日本/フリー)との対戦に急遽変更となったが、気持ちの切り替えは出来ているという。
「正式に決まったのが月曜日。欠場すると聞いた時は“えっ?”と思った。ショックはショック。今までの練習は何だったの? というのがあった。でも、絶対に試合はあるなと思っていたね。昔の俺なら“じゃあ、やらない”ってなったけど、今回はここで気持ちが負けたら駄目だと思った」と精神的に成長したことを明かす。
「チェ・ヨンスは怪我しても出るって言ったらしいので、自分がやれると言ってるならやれよ、と思った。でも、それこそ片足引きずって出て来ても、本当のイジメになっちゃうからね(笑)」と言う魔裟斗は、「チェとはもうやらない。大晦日だからチェでもいいかと思ってたけど、来年はトーナメントに向けて一戦一戦が大事だから。気が抜けた試合じゃなく、手応えのある相手と大事に闘って行きたい」と、もうチェには用はないと断言。
対戦相手が鈴木に変わったことについては、「去年と一緒だな、みたいな(昨年のDynamite!!では元プロボクシング日本スーパーウェルター級チャンピオンの大東旭と対戦した)。韓国の違う選手とやると思っていたんだけど。でも、ボクサー対策はしていたから問題ない」という魔裟斗。鈴木は「チェよりもやりやすい。チェの方がアグレッシブだし」と評するも、楽観視はしていない。
今回の試合は通常のMAXの階級である70kgではなく、73kg契約で行われる。
すでにリミットを割っているという魔裟斗は、「ラクですよ。相手が相手なんで。それで嫌と言ったら試合がなくなるでしょう」“ちょうどいいハンディ”と言わんばかりだが、「チェよりも大きい選手になって73kgだから」と体格に関しては警戒し、「一発の危険性は鈴木の方がある。右ストレートが強い。チェのパンチはもらっても問題ないと思っていたけど、鈴木は右ストレートの一発が強いから」と険しい顔つき。しかし、次の瞬間には「ま、全部パンチは見えると思うけど」と笑い飛ばした。
そんな魔裟斗の表情が変わったのは、鈴木が“蹴りじゃなければ俺を倒せない”と言ったことを伝え聞いた瞬間だった。
「じゃあ、蹴りで倒す。ムチャクチャ蹴ってやる。正月、歩けないようにしてやる」と語気を荒げた。「いまムカついた。ムカついたよ。思いっきり蹴ってやる」と魔裟斗はその後、6回も「ムカついた」を連発。鈴木戦は来年への「足がかりでもなんでもなく、ただの消化試合だから。でも、ムカついたから思い切り蹴ってやる」と言い、「ナメられるのは嫌じゃないですか。僕は顔見せですから、今回は。僕もいるんだよってね(笑)」とケチョンケチョン。
「思い切りスネの固いところで蹴り飛ばしてやる。パンチで勝負? パンチじゃ倒れないって言ってるから蹴りでやる」と怒りの収まらない魔裟斗は、実は鈴木と昨年スパーリングしたことを暴露。
「パンチだけでボコボコにした。だから余計にムカつく。絶対パンチは当たらないですから。悪いけど、スローモーションだもん。あんなハエが止まるパンチ、俺に当たるわけないでしょ。ナメんじゃないぞ。ハエが止まるパンチが当たるか! バッサリ切り落としてやる。パンチを打たなければカウンターも打てないだろって」
どうやら、鈴木は完全に魔裟斗を怒りモードにしてしまったようだ。質疑応答の後、行われたマススパーでも魔裟斗はほとんどパンチを使わずに蹴りを連発。パンチに合わせたローキック&ミドルキック、パンチのフェイントからのハイキック、前蹴りの連打なと多彩な蹴り技を披露し、デモンストレーションを終えた。
TBS/MBS/FEG
「K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!」
2006年12月31日(日)大阪・京セラドーム大阪(旧・阪ドーム)
開場13:00 開始15:00
<変更対戦カード>
▼K-1ルール 3分5R
魔裟斗(シルバーウルフ)
VS
鈴木悟(フリー/元プロボクシング日本ミドル級王者)
<決定対戦カード>
▼HERO’Sルール 1R・10分、2R・5分、延長1R・5分
秋山成勲(フリー/初代ライトヘビー級王者)
VS
桜庭和志(フリー)
▼HERO'Sルール 5分3R
所 英男(リバーサル)
VS
ホイラー・グレイシー(ブラジル/グレイシー・ウマイタ)
▼HERO'Sルール 5分3R
山本“KID”徳郁(KILLER BEE/初代ミドル級王者)
VS
イストバン・マヨロシュ(ハンガリー/レスリングアテネ五輪55kg優勝)
▼K-1ルール 3分5R
武蔵(正道会館)
VS
ランディ・キム(韓国/フリー/02年アジア大会砲丸投げ優勝)
▼HERO'Sルール 5分3R
金子 賢(フリー)
VS
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム オロゴン)
▼HERO'Sルール 5分3R
永田克彦(新日本プロレス)
VS
勝村周一朗(勝村道場)
▼HERO'Sルール 5分3R
曙(チームヨコヅナ)
VS
ジャイアント・シルバ(ブラジル/フリー)
▼HERO’Sルール 5分3R
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ/UFC-JAPAN王者)
VS
ジャクソン・ページ(アメリカ/ジャクソンズ/WEF世界ウェルター級王者)
▼HERO’Sルール 5分3R
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
VS
ボビー・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)
▼HERO'Sルール 1R10分 2・3R5分 延長R5分
石澤常光(フリー)
VS
金泰泳(正道会館)
▼K-1ルール 3分5R
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
VS
ニコラス・ペタス(デンマーク/スピリットジム)
<チケット料金>
SRS席32,000円 RS席22,000円 SS席18,000円
桜庭和志応援シート18,000円(SS席・特典付き)
秋山成勲応援シート18,000円(SS席・特典付き)
S席12,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
HERO'Sオフィシャルサイト=http://www.hero-s.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
i-mode HERO'Sオフィシャルサイト
Yahoo!ケータイK-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイHERO'Sオフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
EZ web HERO'Sオフィシャルサイト
チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード:594-720)
ローソンチケット=0570-084-686(Lコード:54321)
CNプレイガイド=0570-08-9999
e+(イープラス)=http://eee.eplus.co.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<放送スケジュール>
12月31日(日)、TBS系列28局ネット(放送時間調整中)
<お問い合わせ>
・大会に関するお問い合わせ
皆EG=03-3796-5060
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