5月18日(金)東京・後楽園ホールで開催されるサステイン主催『BACK TO OUR ROOTS III』にて、プロ修斗世界ライト級チャンピオンのリオン武(シューティングジム横浜)に“カリスマ”佐藤ルミナ(roots)が挑戦するチャンピオンシップが内定した。
ルミナは3月16日(金)東京・後楽園ホールで開催されたサステイン主催『BACK
TO OUR ROOTS II』で13カ月ぶりの復帰戦を行い、欧州ライト級2位アウグスト・フロタ(スイス/チーム・フロタ)を1Rにヒザ蹴りで流血させてTKO勝ち。2005年3月11日の石川真戦以来の勝利を挙げた。
「とにかく前の試合から1年空いたので、凄い嬉しいです。デビュー戦も後楽園ホールだったので、自分にとって相性がよくて思い入れもあるのでなおさら嬉しい」と勝利の喜びを語ったルミナは、「出来ることなら(チャンピオンシップを)やりたいけど、世界ランクに入ってない選手だったし、出来るかどうか分からない。出来ればやりたいです」と世界王座挑戦を希望した。
すると、場内に現・世界チャンピオンのリオン武がベルトを持って登場! リングに上がると、「5月に防衛戦があります。僕はルミナさんとやりたいという想いがある。修斗を始めたきっかけがルミナさんなので、ルミナさんを乗り越えて本当のチャンピオンになりたいと思います」とルミナを挑戦者に逆指名した。
場内アナウンスで「今、コミッションからもOKが出ました! 次回5月の後楽園でリオン武VS佐藤ルミナの世界チャンピオンシップが決定です!」と発表されると、場内は大盛り上がり。修斗一筋、33歳のルミナにいよいよ世界王座奪取のチャンスが巡ってきた。
ところが、当のルミナは苦笑い。もう一度マイクを握り、「本当にいいの? ちょっと考えた方がいい。こういうことは結論を急ぐものじゃないので、権利を得られたらやりたいと思います。俺はまだまだ闘うし、急いでないので」と態度を保留した。というのも、ルミナは現在世界ランキング3位。チャンピオンのリオンには1位との防衛が義務付けられているため、まず先にルミナがランキング1位にならなければいけないためだ。
試合後、修斗コミッションは「決定とはコミッションは聞いていません。次のランキングが発表されてからの指名試合となります。しかし、今日の勝利でルミナ選手が1位になるのは確定的なので、内定と言ってもいいと思います」とし、ルミナの世界タイトル挑戦はほぼ決定的となった。
またこの日、同大会で対戦が決定した世界ライト級8位・日沖発(ALIVE)と同級1位アントニオ・カルバーリョ(カナダ/シャオ・フランコ・マーシャルアーツ)の二人がリング上で挨拶を行った。
日沖は「5月は爆発するので応援よろしくお願いします!」と力強く挨拶、カルバーリョは「日沖は日本に留まらずカナダでも試合をしているので、彼との対戦を楽しみにしていた。彼といい試合をして、チャンピオンシップに戻ってくることを楽しみにしています」と、日沖を倒して世界チャンピオンシップへの挑戦権を手に入れたいと語った。
サステイン
「BACK TO OUR ROOTS III」
2007年5月18日(金)東京・後楽園ホール
<決定対戦カード>
▼世界ライト級チャンピオンシップ 5分3R
リオン武(シューティングジム横浜/王者)
VS
未定
▼ライト級 5分3R
アントニオ・カルバーリョ(カナダ/シャオ・フランコMMA)
VS
日沖 発(ALIVE)
▼バンタム級 5分3R
阿部マサトシ(ADCC)
VS
ダニエル・オテロ(ブラジル/ファブリシオ柔術)
▼ライトヘビー級 5分2R
余膳正志(シューティングジム大阪)
VS
安達明彦(パラエストラ松戸)
<お問い合わせ>
サステイン=03-5725-7338
<2007年プロフェッショナル修斗公式戦スケジュール>
3月25日(日) 愛知・ZEPP名古屋 (有)アライブ
3月30日(金) 東京・東京キネマ倶楽部 G-STYLE
4月21日(土) 大阪・アゼリア大正ホール (株)サステイン
5月13日(日) 広島・広島産業会館 GRAPPLINGMAN実行委員会
5月18日(金) 東京・後楽園ホール (株)サステイン
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