↑(左から)瀬戸哲男、池田祥規、御子柴直司の極真三人衆
5月27日(日)東京・ディファ有明で開催されるGCMコミュニケーション主催『CAGE FORCE-EX EASTERN
BOUND』。今大会では今年2月に開幕した「CAGE FORCE王座決定トーナメント」ウェルター級準々決勝の2試合が行われる他、“可能性を持った若い選手にケージの経験を積んでほしい”というEXのコンセプトに沿ったカードが組まれている。
その記者会見が4月28日(土)東京・銀座にあるGCMコミュニケーションにて、雷鳴が轟く中、行われた。会見には総合で着々と実績を積む瀬戸哲男、CAGE
FORCEには2度目の参戦となる池田祥規、そして今回が総合デビュー戦となる御子柴直司の極真会館所属三名が出席。
新たな極真の大物が総合格闘技参戦を果たすことになった。御子柴は1998第15回全日本ウェイト制軽重量級準優勝、2002第19回同優勝、第8回全世界大会にも日本代表として出場した、極真トップクラスの選手。
「こういう機会を与えてくれたことに感謝します。この世界では1年生なので胸を借りるつもりで集中して、臨機応変に闘っていきたいと思います」と挨拶した瀬戸。2003年の第8回全世界大会に出場して以降、総合参戦に向けて3年間の練習を積み満を持してのデビュー戦となる。「この3年間は柔術を中井(祐樹=パレストラ東京代表)先生、レスリングを五木田(勝=木口ワークアウトスタジオ)先生に教わり、準備を進めてきました」。
御子柴が総合を始めるきっかけとなったのは、「元々、14歳で極真に入門した時は、UWFに入るための下地作りとして空手を始めた」からだという。「世界大会に出ることが目標のひとつだったので、もうひとつの夢である総合格闘技もやってみたいという気持ちになりました」。
そのもうひとつの夢を実現させるために、御子柴がまず着手したのは寝技の取得だった。「基本は組み技の競技だな、と。組み技がしっかり出来ないと話にならないというのが、総合という競技の特徴だと思いました。自分が練習を始めた時には、すでに10〜20年のノウハウがあったので、それを尊重して勉強させていただいてから対応していこうと。空手の動きを出してどうこうというのは、私自身はなかった」と、文字通り一から始めたのである。
その成果が形となったのは、昨年10月28・29日に東京武道館で開催された『第1回ブラジリアン柔術アジア選手権大会』だった。御子柴はアダルト青帯メイオペサード級に出場し、優勝を飾ったのだ。
「自分が総合に対応して闘うことによって、空手で頑張っている人たちに空手家も勝てる、あいつが出来るなら俺たちも出来るくらいに思ってほしいですね」と、空手の復権を目指す御子柴。「空手の技術を活かせる部分はあると思う。柔術の試合に出てみて思ったんですが、勝負の世界ということでは共通しているんですね。その中の身の置き方であったり、心の置き方、精神的なものは総合にも持ち込めます。最近は練習を通じて、特に強くそう思うようになりました」という。
松井章圭館長からは総合に挑戦するにあたり、「その経験は今後とてつもない財産になるから頑張れ」と声をかけられたそうだ。
総合デビュー戦がいきなり金網という日本人では珍しいケースだが、「昔はケージを怖いと思って見ていましたし、自分が出るとは思わなかった。でも池田先輩が出た時に見て、首都圏の道場はどこも狭いので、そこで二人でスパーリングをやると思えば似たような環境なのかな、と漠然と思いました」と、なかなかの強心臓ぶりを発揮する御子柴。
「この世界で強くなるには5年かかると思っています。年齢的には若くない(31歳)ので、5年以内にトップクラスに食い込みたいと考えています」と目標を語った。
デビュー戦の相手は総合格闘技で2戦2敗、キックボクシングでは6勝4敗の戦績で全日本キックボクシング連盟ヘビー級7位のストライカー圭太郎(フリー)に決定。ケージのキャリアも持っており、キャリア的には御子柴よりも優っている。
新たなる極真からのケージへの挑戦者が嵐を巻き起こすか? 大注目の一戦だ!
GCMコミュニケーション
「CAGE FORCE-EX EASTERN BOUND」
2007年5月27日(日)東京・ディファ有明
開場13:30 開始14:00
<決定対戦カード>
▼CAGE FORCEウェルター級王座決定トーナメント準々決勝 5分3R
石毛大蔵(日本/SKアブソリュート)
VS
ダン・ハーディー(イギリス/ラフハウスジム/ケージウォーリアーズ推薦)
▼CAGE FORCEウェルター級王座決定トーナメント準々決勝 5分3R
吉田善行(日本/東京イエローマンズ)
VS
ジャスティン・チュートル(豪州/ウォーリアーズレアム推薦)
▼CAGE FORCE ライト級 5分2R
池田祥規(日本/極真会館)
VS
ISE(日本/PUREBRED大宮)
▼CAGE FORCE ライトヘビー級 5分2R
御子柴直司(日本/極真会館)
VS
圭太郎(日本/フリー)
▼CAGE FORCE ウェルター級 5分2R
瀬戸哲男(日本/極真会館)
VS
宮谷英樹(日本/MPN MMA TEAM)
▼CAGE FORCE フェザー級 5分2R
西村広和(日本/和術慧舟會A-3)
VS
清水隼人(日本/アンプラグド国分寺)
出場予定選手=中原太陽(和術慧舟會GODS)、内藤征弥(和術慧舟會A-3)、西野聡(和術慧舟會TLIVE)
<チケット料金>
SRS席10,000円 RS席8,000円
S席6,000円 A席4,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
ファミリーマート(ファミポート=http://www.family.co.jp/famiport/)
書泉ブックマートB1=03-3294-0011
後楽園ホール=03-5800-9999
大山アメリカン=03-3962-6443
<テレビ中継>
テレビ東京で放映予定
<お問い合わせ>
GCMコミュニケーション=03-3538-5801
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