5月30日(水)東京・後楽園ホールで開催されるパンクラス主催『PANCRASE 2007 RISING TOUR』に出場する川村亮、大石幸史(共にパンクラスism)が、東京・広尾にあるP'sLAB東京にて公開練習を行った。川村はメインイベントでファビオ・シウバ(ブラジル)と、大石はウェルター級次期挑戦者決定戦で井上克也(和術慧舟會RJW)と対戦する。
昨年7月の公開練習ではカードゲームUNOで勝負感を養っていた川村と大石。その二人が今練習として取り入れているのがダーツ。
川村が大石とのミット打ちを終えると、おもむろにダーツ盤をリングサイドのロープに設置してダーツを始める。すると川村がわずか2投目でブル(ダーツ盤の中心)に命中!
続く大石も5投目でブルを射抜き、ダーツの腕前を披露した。ダーツ特訓を終えた川村は、この練習の意図についてこう説明する。
「UNOは勝負力、ダーツは集中力です。集中力を養うプラス色んなものを射抜きます。相手の心、見ている人の心。今、真ん中で射抜いたのというのは、幸先のいいスタートですね。実はメジャーリーグに行った井川(慶)投手もめちゃくちゃダーツが上手いんですよ。
井川選手はコントロールが悪かった頃に、野村監督から『井川、投球もダーツも一緒や』と言われて、ダーツを始めたそうなんです。
そしたら実際にコントロール力がついたらしいんです。(練習でもパンチがよく当たるようになった?)まさにその通り! 相手の心も、ファンの心も、色んなものを射抜きますよ」(川村)
対戦相手のファビオについては、映像も含めてほとんど情報がない状態だという川村。しかし「ないものはどうしようもないし、不安もない。相手のブルに僕がダーツを命中させればいいんですよ。
相手は相手としているけれど、僕が真ん中に当てれば勝つ。ビデオを見れば、どうやって相手のブルに命中させればいいかが分かるだけ。もしビデオがないのであれば、無理矢理にでもブルに入れればいい」と、ダーツ=試合という独自の理論を展開。「顎や急所じゃなく、相手の心を射抜けば勝つ」と、ダーツから生まれた必勝法を力説した。
さらに今回の試合でシュートボクセ・アカデミー勢とは3度目の激突となる川村は“川村亮VSシュートボクセの一人全面対抗戦”を宣言!
「アカーシオの次にカストロと試合が決まった時に、これはもう(シュートボクセ勢と)やり続けるしかないと思った。向こうがどう思っているかは知りませんが(笑)。ブラジルの巨大な勢力に挑戦するわけで、結果が出なければすぐに終わるかもしれない。
でも相手がどうしようが、自分のやりたいこと、お客さんが楽しんでくれることをやれば、自ずと結果もついてくると思います。(アカデミーの全員をぶっ倒す?)ファンもそう望んでいると思うので、一人ずつやっていきたい」と力強く語る。
そんな川村に期待されるのは、やはりヴァンダレイ・シウバやマウリシオ・ショーグンらとの対戦。「いいんじゃないですかね、(僕と)やってくれるなら。彼らにアピールしたい? そういう意味も込めて今回のテーマは“みんなの心を射抜く”」と、川村はビッグプランをぶちあけた。
また私服姿で公開練習に応じた大石は「本当は練習を見せたかったけど、ミットを持ってくれる人のスケジュールなどで、(今日は)出来なかった。普段やらないことをやってもしょうがないし、思い切って休みという練習をやってみた。決してふざけてやっているわけじゃない」とコメント。
対戦相手の井上のことは「パンチも強くて根性がある」と評価する一方、井上の「どんな体勢でも打撃を当てられるようにする。カレリンズ・リフトを狙いたい」発言については「それに対して自分から応戦するつもりはない。自分から試合を作ります」と、あくまで自分本位で戦う姿勢を見せている。
パンクラス
「PANCRASE 2007 RISING TOUR」
2007年5月30日(水)東京・後楽園ホール
開場18:00 開始19:00
<全対戦カード>
▼メインイベント ライトヘビー級戦 5分3R
川村 亮(パンクラスism/同級2位)
VS
ファビオ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)※初参戦
▼セミファイナル 第3代ヘビー級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
水野竜也(U-FILE CAMP登戸/同級2位)
VS
アウエリオ・シウバ(ブラジル/トータル・パンチMMA/bodog)
▼第6試合 ウェルター級次期挑戦者決定戦 5分3R
井上克也(和術慧舟會RJW/同級2位)
VS
大石幸史(パンクラスism/同級4位)
▼第5試合 ライト級戦 5分3R
松田恵理也(TEAM坂口道場/同級3位)
VS
アライケンジ(パンクラス)
▼第4試合 フェザー級戦 5分3R
DJ.taiki(フリー/同級1位)
VS
ジャミール“ザ・サージェント”マスー(アメリカ/フリースタイル・アカデミー)
▼第3試合 ミドル級戦 5分2R
金井一朗(パンクラスism)
VS
瓜田幸造(掣圏会館)
▼第2試合 フェザー級 5分2R
藤原大地(パンクラス稲垣組)
VS
裕希斗(U-FILE CAMP.com)
▼第1試合 フェザー級戦 5分2R
浅野倫久(KILLER BEE)
VS
山澤勇紀(スタンド)
▼第13回ネオブラッドトーナメント フェザー級準決勝戦 5分2R
吉本光志(AJ)
VS
長谷川孝司(パンクラス稲垣組)
<チケット料金>
SS席12,000円 A席8,000円 B席6,500円 C席5,000円 D席4,000円
※当日券は上記の券種すべて500円増し。16:00より会場チケット売り場にて販売。
<チケット発売所>
チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード 594−040)
ローソンチケット=0570−084−005(Lコード 36199)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
レッスル池袋 03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
フィットネスショップ水道橋 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館 03-3512-2080
プロレスショップ・アンビション 03-5213-8681
バトルロイヤル 03-3556-3223
パンクラス=03−5792−0815 http://www.pancrase.co.jp/
※ぴあ(ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口で購入可能。
<お問い合わせ>
パンクラス=03-5792-0815
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