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【DEEP】2・22トーナメント最後の2枠は最強サンボ軍団、プロレス界からの刺客!

2008/01/20



 1月20日(日)東京・大久保にあるDEEPオフィシャルジムにて、DEEP事務局主催『ファイティングロード presents DEEP 34 IMPACT』DEEPミドル級王者決定トーナメントの追加出場選手が発表された。

 第3代王者・長南亮(チームMAD)のタイトル返上によって行われるこのトーナメント。すでに桜井隆多(R-BLOOD)、中西裕一(フリー)、福田力(GRABAKA)、松井大二郎(フリー)、石川英司(GRABAKA)、白井祐矢(チームMAD)の6選手の出場が決定していたが、この日最後の2枠が正式に決定、発表される運びとなった。

 まず昨年12月の後楽園大会で地主正孝(正道会館)とトーナメント出場者決定戦を争った大類宗次朗(SKアブソリュート)の出場が決定。出場者決定戦はドローに終わり、DEEP佐伯繁代表も「どうしようか悩んだ」というこの人選だが、「大類選手はフューチャーキングトーナメントで優勝して、ジョバニ・ペレイラに勝って、村田龍一選手と引き分けた実績があります。ここは若い選手にもチャンスを与えるという意味で大類選手の出場を決めました」と、大類の抜擢について説明した。

 これを受けて「12月の出場者決定戦では情けない試合をしてしまったにも関わらず、このチャンスをもらえたことに感謝したいと思います」と挨拶した大類。他の出場選手に比べるとキャリア・実績はやや劣るものの「チャンスをもらったからには、一生懸命練習して、強い人ばかりのトーナメントですが、いい意味で周りの期待を裏切りたいと思います」と番狂わせを宣言した。

 さらに「他の選手にはこれだけは負けないと自信を持っているものは?」と質問には、「僕が所属するSKアブソリュートは勢いがあって、強い人たちと練習しています。いい環境で練習させてもらっていると思いますし、組んでテイクダウンを取るという練習をやっています。僕は誰が相手でもテイクダウンを取ります。そこは他の選手に負けていないと思います」と力強く答えている。

 昨年末に石毛大蔵がパンクラスウェルター級のタイトルを返上してしまったものの、SKアブソリュートには竹内出(=パンクラスミドル級王者)、ウマハノフ・アルトゥール(=ケージフォースライト級王者)、長谷川秀彦(=DEEPウェルター級王者)ら3人の現役王者が在籍。最近ではベルトコレクター軍団として、日本の総合格闘技界で暴れまわっている。大類にもチームとして新たなタイトル奪取の期待がかかるが「遠い目標としてはチームにベルトを持ち帰ることですが、まずは2回戦。一発格上の選手を喰いたい。そこからベルトのことは考えます」と話している。

 そしてトーナメント最後の一枠を手に入れたのは、プロレスラーとして活躍する崔リョウジの実兄にあたるRYO(ランズエンド・ZERO-ONE MAX)。日本のファンにはあまり馴染みのないRYOだが、04年に韓国スピリットMCミドル級トーナメントで準優勝、昨年はHERO’Sのオープニングファイトで2連勝を飾っている。またDEEPで大活躍中で“日本国内無敗の男”キム・ドンヒョンに勝利したこともある影の実力者である。

 RYOは諸事情により会見を欠席したものの、その代役としてRYOのトレーナーでもある崔が出席。選手としてのRYOについては「技術的なことに関しては何も分かりません。僕らと一緒にプロレスの練習をしていますし、根性があって本能で対応するタイプ。僕から見てもプロレスラーだなと感じる選手です」と分析する一方で「トーナメントの台風の目になって嵐を起こして欲しい」と期待を寄せる。さらに崔は会見終了後の囲み取材では「プロレスラーにも格闘技で強い選手はいる。負けてもいいなら出る必要がない。僕は確実に優勝できる、頭一つ抜けていると思います」と、RYOの実力に太鼓判を押した。

 崔はRYOのDEEP参戦にあたりZERO-ONE MAX内に格闘技選手用のチーム「ランズエンド」を結成したことを発表。チーム結成について「ZERO-ONEもプロレスも今は元気がないんですが、そこで頑張っている人を世に出したい。応援したいと思ったからです」と説明した崔は、今後の活動方針について「現在はまだメンバーが少ないですが、これから選手をどんどん世に出して行きたい。理想ですがあらゆる団体のベルトをコレクトしたい」と語っている。

 そしてワンマッチとして渡辺久江(フリー)VS玉田育子(AACC)、Barbaro44(クラブバーバリアン)VS松本晃市郎(今田道場)の2カードも決定。自身のブログで結婚を発表した渡辺の結婚後初となるファイトに注目だ。

 また佐伯代表は今大会からアメリカのネバダ州アスレチックコミッションで採用されている、いわゆる“世界標準”の階級制をDEEPに導入することを発表。ワンマッチに関してはこれまで通りに契約体重で実施されるものの、タイトルマッチに関してはミドル級=83.9kg、ウェルター級=77.1kg、ライト級=70.3kg、フェザー級=65.8kg、バンタム級=61.2kgに変更となり、夏以降にバンタム級王者決定トーナメントを開催プランがあることを明かしている。

DEEP事務局
「ファイティングロード presents DEEP 34 IMPACT
DEEP 7周年記念興行第1弾ミドル級トーナメント」

2008年2月22日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30

<DEEPミドル級王者決定トーナメント出場予定選手>
白井祐矢(Team M.A.D)
福田力(GRABAKA)
石川英司(GRABAKA)
中西裕一(フリー/第6代ミドル級キング・オブ・パンクラシスト)
松井大二郎(フリー)
桜井隆多(R-BLOOD/第2代DEEPミドル級王者)
大類宗次朗(SKアブソリュート)
RYO(ランズエンド・ZERO-ONE MAX)

<決定対戦カード>

渡辺久江(フリー)
VS
玉田育子(AACC)

Barbaro44(クラブバーバリアン)
VS
松本晃市郎(今田道場)

<出場予定選手>
滑川康仁(TeamM.A.D)
カルロス・トヨタ(HARD COMBAT)
岩瀬茂俊(T-BLOOD)
北田俊亮(パラエストラ千葉)
滝西基元(CMA京都成蹊館)

<チケット料金>
VIP席15,000円 SRS10,000円 指定A席8,000円 指定B席6,000円
※当日500円増し

<チケット販売所>
DEEP事務局=TEL.052-339-0303
チケットぴあ=TEL.0570−02−9999(Pコード:594−750)
ローソンチケット(Lコード:32869)
e+(イープラス)=http://eplus.jp/battle/
DEEP道場=03−5348−6977
後楽園ホール=03−5800−9999
書泉ブックマート=03−3294−0011
チケット&トラベルT-1=03−5275−2778

<問い合わせ>
DEEP事務局=052-339-0303

【関連リンク】

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