2月28日(木)都内ホテルにて、4月13日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1
WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA』の記者会見が行われ、一部対戦カードが発表された。会見には谷川貞治K-1イベントプロデューサー(以下、EP)、K-1参戦が決まった極真世界王者のエヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル)、強太郎レンジャー改め前田慶次郎(チームドラゴン)が出席した。
会見ではまず谷川EPが挨拶。「先月のK-1
WORLD GPシリーズ開催記者会見でも話したように、今年はK-1のグローバル化とローカル化を考えています。これはK-1が世界に広がる一方で、その国でのK-1の大会を大事にするということです。
そして日本国内の大会を充実させたいと思っており、4月の横浜、6月の福岡、そして12月の横浜と大会を開催します。DREAMの記者会見でも発表しましたが、今年はよりK-1に力を入れて専念しようと思っています」と、今年のWORLD
GPシリーズにおける方針を語る。 今回参戦が決まった現役の極真世界王者であるテイシェイラの参戦について、「K-1のKは色々な立ち技格闘技の頭文字であるKなのですが、ここまでK-1の人気が上がった中で一番重要だったものは空手です。
空手が日本人の琴線に触れて、アンディ・フグやフランシスコ・フィリオという空手家らしい空手家が世界の強豪たちと名勝負を繰り広げ、K-1の人気が出ました」と、K-1における空手家の過去を振り返った谷川EP。 それを踏まえた上で「今でもセーム・シュルトやグラウベ・フェイトーザという素晴らしい空手家がK-1で活躍していますが、彼らはK-1流の戦い方になっています。そこでアンディのように負けても負けても這い上がり、フィリオのような怪物的な強さを持つという空手家が必要です。
テイシェイラ選手にはアンディやフィリオ以上に期待しています」と空手家としてのテイシェイラに大きな期待を寄せる。 これまで顔面ありのK-1ルールの壁に悩まされてきた空手家たち。谷川EPも「アンディがデビューした頃に比べると、K-1のレベルはものすごく上がっているし、その中で勝つことは大変」とK-1の厳しさを口にしながらも「私が今まで見てきた空手家の中でも天才というか、フィリオとグラウベとアレキサンダー・ピチュクノフを足したような凄い才能の持ち主」と、テイシェイラの潜在能力の高さを評価。 「テイシェイラ選手はまだ26歳。磯辺師範の弟子なので、負けても這い上がってくるスピリットを持っているでしょうし、アンディのように30歳を過ぎてK-1に挑戦してチャンピオンになった選手もいますが、この若さも魅力だと思います」とK-1におけるテイシェイラの可能性について熱く語った。 そして谷川EPの言葉を受け、テイシェイラは「K-1に参戦することが出来て光栄に思います。これから練習を重ねていい試合をしたいと思います」と挨拶。その後、会見は記者からの質疑応答へと移ったが、やはり質問はテイシェイラに集中した。 ――初のK-1参戦が決まり、空手家としてどんな戦いを見せたいと思っていますか? 「極真を代表してK-1で戦うことを誇りに思います。これからチームのメンバーと一緒に戦略を立てて、練習をしていこうと思っています」 ――対戦相手の藤本祐介選手についてはどんな印象を持っていますか? 試合で勝つ自信はありますか? 「幾つか藤本選手の試合の映像を見ました。K-1では初めての試合なのでたくさん練習したいと思います。そして努力を重ねて試合で勝てることを望んでいます」 ――K-1に参戦しようと思った時期と理由を教えて下さい。 「昨年の世界大会が終わった後、師範たちと話をして(K-1に)参戦してもいいのではないかということになりました。K-1は私の人生において新しいチャレンジだなと感じました」 ――キックボクシングの練習はいつから始めているんですか? 「先週からグローブを着けた練習を始めています」 ――これまで極真会館からフィリオ、グラウベといった選手たちがK-1に挑戦していますが、未だにGPで優勝したことがありません。GP優勝への意気込みを聞かせてもらえますか? 「GPで優勝することは私にとって大きな夢です。私がたくさん練習をして神様が許してくれるのであれば、優勝することが出来るでしょう」 ――大山倍達総裁の「極真カラテは地上最強だ」という言葉はご存知ですか? 「はい。その言葉は私も知っています。そして総裁が世界中の人々と戦ってきたことも知っています」 今後の空手家として活動については「2011年にもう一度、世界チャンピオンになろうと思っています」とテイシェイラ。極真とK-1の二つの舞台で世界王者を目指すことを明らかにしている。 また谷川EPは記者会見でセーム・シュルトVSマーク・ハントのスーパーヘビー級タイトルマッチを含む全4カードを発表。 マイティ・モー(アメリカ)との一戦が決まった前田は「一昨日、この話を聞いて頭が真っ白になりました。昨日のバイトでは店長に『次の試合では気がついたら、ベッドの上にいるかもしれません』と報告しました。やる準備もやられる準備も出来ています」とコメント。
谷川EPは前田の大抜擢について「昨年、澤屋敷選手がジェロムと戦ったように、今年は前田選手にモーの壁を乗り越えて欲しいと思います」と期待を寄せている。
FEG/フジテレビ 「K-1 WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA」
2008年4月13日(日)神奈川・横浜アリーナ 開場14:00 開始15:00 <決定対戦カード>
▼K-1スーパーヘビー級タイトルマッチ セーム・シュルト(オランダ/正道会館) VS マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム)
エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館) VS 藤本祐介(日本/MONSTER FACTORY) バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
VS レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー) マイティ・モー(米国/フリー) VS
前田慶次郎(日本/チームドラゴン) <出場予定選手>
ジェロム・レ・バンナ、チェ・ホンマン、武蔵、澤屋敷純一、ハリッド“ディ・ファウスト”、立川隆史、キム・ヨンヒョン、ほか <チケット料金>
SRS席25,000円 SS席15,000円 S席10,000円 A席5,000円 <チケット販売所> ●一斉発売 3月1日(土)10:00〜
ローソンチケット=0570-084-638(特電) CNプレイガイド=0570-08-9944(特電) チケットぴあ=0570-02-9999
キョードー東京=03-3498-9999 イープラス=http://eplus.jp ●3月2日(日)10:00〜
ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:36300) CNプレイガイド=0570-08-9999 チケットぴあ=0570-02-9999
キョードー東京=03-3498-9999 イープラス=http://eplus.jp <チケットに関するお問い合わせ>
キョードー東京=03-3498-9999 <大会に関するお問い合わせ>
FEG=03-3796-5060 ●K-1 WORLD GPシリーズ年間スケジュール 4月13日(日)日本・横浜アリーナ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA』 スペシャルワンマッチ 4月26日(土・現地時間)オランダ・アムステルダムアリーナ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 IN AMSTERDAM』 EUROPE GP FINAL 6月19日(木・現地時間)台湾orマカオ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008』 ASIA GP 6月下旬 日本・マリンメッセ福岡
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 IN FUKUOKA』 JAPAN GP 7月下旬or8月下旬 ハワイ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 IN HAWAII』 USA GP 9月27日(土・現地時間)韓国・オリンピック体操競技場
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 FINAL16』 WORLD GP開幕戦 12月6日(土)日本・横浜アリーナ
『FieLDS K-1 WORLD GP 2008 FINAL』 WORLD GP決勝戦
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