3月19日(水)東京・広尾にあるピーズラボ東京にて、フェザー級2位・志田幹(パンクラスP’sLAB東京)が公開練習を行った。
志田は3月26日(水)東京・後楽園ホールにて開催されるパンクラス主催『PANCRASE
2008 SHINING TOUR』のメインイベントで、同級4位マルロン・サンドロ(ノヴァ・ウニオン)と対戦。この試合はチャンピオンの前田吉朗への挑戦権を賭けた、次期挑戦者決定戦として行われる。
まずはシャドーボクシング、続いてグローブとレガースを着用して打撃のスパーリングを披露した志田。目に付いたのはパンチのコンビネーション後に必ず放たれる、左右のハイキックだ。短い時間の中で、20発近く蹴っていたのではないだろうか。
「打撃を出す時、必ず最後に蹴りを出すようにしているんです。流れで出しているものなので、特に狙っているわけではありません。ハイキックをバンバン出せると自分のリズムを作りやすいんですよね。ハイキックが当たってKO出来たら最高に気持ちいいでしょうけれど、そう簡単に当たるものじゃない。いろんな打撃を出して、最後にKOします」と志田。
ハイキックは誰かを参考にしているわけではないが、パンチに関しては「最近の試合で使っていたブンブン振り回すフックがあるじゃないですか。あれは全日本キックの大月晴明選手を参考にしたんです。DVDで『豪腕伝説』を見て、僕も一発で倒してやろうと思ってやってたんですが、キックボクシングの先生に“志田君の豪腕伝説は終わったね”と言われてやめることにしました(笑)」というエピソードを披露した。
元々、志田が頭角を現してきた時は至近距離でのハイキックを使っていたはず。それが最近パンチ主体になっていたのには、理由があった。
「右足を捻挫してそれがずっと治らず、蹴りを出せなかったんです。自分は元々、蹴りが好きなんですけれど、前田吉朗と大阪でやった時に(2005年9月4日)アイツの足を折ってやろうという気持ちで蹴っていたら足がおかしくなってしまって。それから蹴りが出せなくなりました。その後はパンチで倒そうとしていましたが、蹴りが使える方がスムーズに闘えるんですよ。それが最近になってようやく治って蹴りを出せるようになりました。だから今までにないくらい、今回は調子がいい」
今の状態に戻るまで2年以上かかった、と志田。「試合と試合の合間にリハビリをしたり、去年の6月に怪我をして半年くらい休んだのも影響したのかも」
打撃のスパー後はオープンフィンガーグローブに付け替えて総合のスパー。打撃とタックルを織り交ぜ、寝技ではV1アームロック、2度のチョークスリーパーで3つ一本をとった。
「相手はブラジリアン柔術の選手って言われてますけれど、DJ.taikiとの試合を見ると柔術だけの選手じゃない。打撃も相当できます。際でのタックルとか打撃の押され際に気をつけたい。DJとやるならこうやろうと僕が考えていた闘い方を、そのままやってましたからね。あの闘い方がDJに出来るのが理想だったし、僕がやりたいことが全部できてた。そういう意味ではタイプが似ているのかも。柔術が強いというよりも、総合格闘技が強い選手です。全てを出して闘っていきたい」
サンドロはパンクラスではまだ1戦しか行っていない(2007年11月28日、DJ.taiki戦=判定勝ち)が、総合格闘技の戦績は9戦9勝と負けなし。志田は「素晴らしいですね、無敗なんて」と言いながらも「でも、いつかは負けるんですよ。ここまで無敗で来たのは凄いことですが、最初に土をつけるのが僕であることを祈ってます」とニヤリ。
「マスト判定なので攻めないと勝てないですね。真っ直ぐ攻め続けるのがいいのか、相手を攻めさせておいてカウンターがいいのかは試合が始まってみないと分からない。でも、相手に攻撃を出させないつもりでやります。相手に攻めさせず、自分が攻める展開を多くしたいですね」と、“攻め”の作戦を打ち明けた。
この試合に勝てば前田吉朗とのタイトルマッチ、通算3度目の対決となる。しかし、それはあまり意識していないと志田は言う。「今回の試合に勝たないとそれはないですからね。簡単に勝てる相手だとは思わないので、そのことについてのコメントは勝った時にしたいと思います」と慎重だ。
とはいえ、やはり前田のことは気になるようで今年2月にアメリカの団体WECで前田がKO勝ちしたことについては、「凄いですよ。おめでとうございます、と言いたい(笑)。アイツには本当に悔しい。今まで外国人と外のリングでやるとパッとしなかったけれど、同じパンクラスで闘う人間としてベルトの価値を高めてくれたと思います」と語っている。
今年から各階級の体重区分が変わったことについては、「僕はノー減量なんです。僕のベスト体重なのでお腹いっぱい食べて試合に臨めますね(笑)。向こうは上から体重を落として来ますが、体重を合わせればハンディはないと考えているんです。僕より身長も高いですが、それはいつものことなので不安はない。体重さえ同じなら、外国人の方が強いとは思ってないですね。五分の闘いの場だと思っているので、思いっきり暴れたいです」と、全く問題にしていない。
セミファイナルでは第7代ミドル級キング・オブ・パンクラシストの竹内出(SKアブソリュート)と、元UWFインターナショナル&リングスの金原弘光(UKR)という注目の中量級対決がある。その上のメインイベントということで、志田はちょっと恐縮気味。
「正直、竹内さんはチャンピオンだし、金原さんは大先輩じゃないですか。その上でメインをはるのは恐縮する感じがします。でも、他のメインをはっている選手に言われたんですが、いつか僕もメインじゃないと気持ち悪いくらいの選手になりたいと思っているので、いい経験になると思います」と、メインイベントらしい試合をする事を約束した。
パンクラス 「PANCRASE
2008 SHINING TOUR」 2008年3月26日(水)東京・後楽園ホール 開場18:00 開始18:30
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合) フェザー級王座次期挑戦者決定戦 5分3R
志田 幹(パンクラスP’sLAB東京/同級2位) VS マルロン・サンドロ(ノヴァ・ウニオン/同級4位) ▼セミファイナル(第7試合) ミドル級戦 5分3R
竹内 出(SKアブソリュート/第7代キング・オブ・パンクラシスト)
VS 金原弘光(UKR) ▼第6試合 ミドル級戦 5分3R
佐藤光留(パンクラスMISSION) VS ガジエフ・アワウディン(SKアブソリュート・ロシア) ▼第5試合 ライト級戦 5分3R
伊藤崇文(パンクラスism/同級4位) VS ハクラン・ディアス(ノヴァ・ウニオン/2005年ペナ級柔術ブラジリアン王者)※初参戦
▼第4試合 ライト級戦 5分3R アライケンジ(パンクラスism/同級7位) VS 小路伸亮(KRAZY BEE)
▼第3試合 バンタム級戦 5分2R 浅野倫久(KRAZY BEE/同級2位) VS 裕希斗(U-FILE CAMP.com)
▼第2試合 ミドル級戦 5分2R 鳥生将大(パンクラスism) VS
佐藤豪則(Laughter7)※チーム名がチーム桜畑から改名 ▼第1試合 ウェルター級戦 5分R 本田朝樹(パンクラスP’sLAB横浜)
VS 岩見谷智義(高田道場) <チケット料金> SS席12,000円 A席8,000円 B席6,500円 C席5,000円 D席4,000円
※当日券は500円増し。 16:00より会場チケット売場にて販売。
<チケット発売所> チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード 594−040)
ローソンチケット=0570-00-0403(Lコード35202) イープラス=http://eplus.jp/battle/ 後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011 レッスル池袋 03-3989-0056 ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
フィットネスショップ水道橋 03-3265-4646 チケット&トラベルT-1 03-5275-2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館 03-3512-2080 プロレスショップ・アンビション 03-5213-8681 バトルロイヤル 03-3556-3223
パンクラス=03−5792−0815 http://www.pancrase.co.jp/
※ぴあ(ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口で購入可能。 <お問い合わせ>
パンクラス=03-5792-0815 パンクラス
「ゴールドジムサウス東京アネックス大会 第14回ネオブラッド・トーナメント」 2008年3月23日(日)大森・ゴールドジムサウス東京アネックス
開場14:00 開始14:30 <全対戦カード>
▼メインイベント(第30試合) ネオブラトーナメント本戦 ライト級 一回戦 5分2R 八島勇気(パンクラスP’s LAB東京) VS
TAG(MMA.G-SPRITS) ▼セミファイナル(第29試合) ネオブラトーナメント本戦 ライト級 一回戦 5分2R
スティーブ・マグダレノ(米国/TEAM坂口道場) VS 西方清信(KOコンバット) ▼第28試合 ネオブラトーナメント本戦 ライト級 一回戦 5分2R
石塚雄馬(ロデオスタイル/チームZST) VS パク・イルギュ(韓国/Team P.O.M.A./パンクラス コリア/2007年度第1回コリア・ネオブラッド・トーナメント
ウェルター級優勝) ▼第27試合 ネオブラトーナメント本戦 フェザー級 一回戦 5分2R 荒牧 拓(パンクラスP’sLAB横浜)
VS 手塚基信(総合格闘技道場コブラ会) ▼第26試合 ネオブラトーナメント本戦 フェザー級 一回戦 5分2R 齊藤 曜(パラエストラ仙台)
VS 田中康友(SKアブソリュート) ▼第25試合 ネオブラトーナメント本戦 フェザー級 一回戦 5分2R 清水隼人(アンプラグド国分寺)
VS 漢那憲和(P’s REAL) ▼第24試合 ネオブラトーナメント本戦 バンタム級 一回戦 5分2R 平安孝行(フリー)
VS 江泉卓哉(総合格闘技道場武門會) ▼第23試合 ネオブラトーナメント本戦 バンタム級 一回戦 5分2R 遠藤大翼(和術慧舟會駿河道場)
VS パンチィー山内(総合格闘技道場コブラ会) ▼第22試合 ネオブラトーナメント本戦 バンタム級 一回戦 5分2R 廣瀬勲(ストライプル)
VS 川名蘭輝(ロデオスタイル/チームZST) ▼第21試合 ネオブラトーナメント予選 ライト級 決勝戦 5分1R 第17試合の勝者
VS 第18試合の勝者 ▼第20試合 ネオブラトーナメント予選 フェザー級 決勝戦 5分1R 第15試合の勝者
VS 第16試合の勝者 ▼第19試合 ネオブラトーナメント予選 バンタム級 決勝戦 5分1R 第13試合の勝者
VS 第14試合の勝者 ▼第18試合 ネオブラトーナメント予選 ライト級 準決勝戦 5分1R 第11試合の勝者
VS 第12試合の勝者 ▼第17試合 ネオブラトーナメント予選 ライト級 準決勝戦 5分1R 第9試合の勝者 VS
第10試合の勝者 ▼第16試合 ネオブラトーナメント予選 フェザー級 準決勝戦 5分1R 第7試合の勝者 VS
第8試合の勝者 ▼第15試合 ネオブラトーナメント予選 フェザー級 準決勝戦 5分1R 第5試合の勝者 VS 第6試合の勝者
▼第14試合 ネオブラトーナメント予選 バンタム級 準決勝戦 5分1R
第3試合の勝者 VS 第4試合の勝者 ▼第13試合 ネオブラトーナメント予選 バンタム級 準決勝戦 5分1R
第1試合の勝者 VS 第2試合の勝者 ▼第12試合 ネオブラトーナメント予選 ライト級 一回戦 5分1R
小倉健市(KIBAマーシャルアーツクラブ) VS 阪本洋平(闘心) ▼第11試合 ネオブラトーナメント予選 ライト級 一回戦 5分1R
青木宏樹(和術慧舟會駿河道場) VS 原 昭仁(坂口道場) ▼第10試合 ネオブラトーナメント予選 ライト級 一回戦 5分1R
小畑公史(U-FILE CAMP町田) VS 藤本 新(大月道場) ▼第9試合 ネオブラトーナメント予選 ライト級 一回戦 5分1R
好川 統(和術慧舟會A-3) VS 井上真志(AACC) ▼第8試合 ネオブラトーナメント予選 フェザー級 一回戦 5分1R
島崎太郎(U-FILE CAMP.com)※江崎賢ニ(P’sLAB大阪)が怪我のために欠場 VS 三上恭史(T-Pleasur)
▼第7試合 ネオブラトーナメント予選 フェザー級 一回戦 5分1R 合田隆宏(P's REAL) VS 斉藤良(和術慧舟會TLIVE)
▼第6試合 ネオブラトーナメント予選 フェザー級 一回戦 5分1R
吉武伸洋(P’s LAB大阪) VS 久保田潤郎(GOKITA GYM) ※本村康博(AACC)がケガで欠場 ▼第5試合 ネオブラトーナメント予選 フェザー級 一回戦 5分1R
齊藤裕俊(和術慧舟會GODS) VS 細川 祐(キングダムサテライト) ▼第4試合 ネオブラトーナメント予選 バンタム級 一回戦 5分1R
松尾 剛(ハイブリッドレスリング鹿児島) VS 佐藤将光(坂口道場) ▼第3試合 ネオブラトーナメント予選 バンタム級 一回戦 5分1R
安谷屋智弘(闘心) VS 渡辺 学(綱島柔術) ▼第2試合 ネオブラトーナメント予選 バンタム級 一回戦 5分1R
清水俊裕(宇留野道場/チームZST) VS 佐々木亮太(B-CLUB) ▼第1試合 ネオブラトーナメント予選 バンタム級 一回戦 5分1R
石井拓麻(ALLIANCE-SQUARE) VS 清水清隆(SKアブソリュート) <チケット料金> SS席4,000円 A席3,500円 立見席3,000円
※SS席、A席は椅子席。当日券は500円増し。 <チケット発売所> チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード
594−040) ローソンチケット=0570-00-0403(Lコード39721) イープラス=http://eee.eplus.co.jp/
パンクラス=03−5792−0815 http://www.pancrase.co.jp/
※ぴあ(ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口で購入可能。
<お問い合わせ> パンクラス=03-5792-0815
パンクラス
「第12回西日本アマチュアパンクラスオープン大会& 第8回西日本パンクラスゲート2大会」 2008年3月30日(日)大阪・P’s
LAB大阪 開始13:00 <参加資格> ・アマチュアパンクラス 16歳以上の心身ともに健康な男性
・パンクラスゲート2 格闘技歴2年以上で18歳以上の心身ともに健康な男性 <階級> ・アマチュアパンクラス
60kg未満、70kg未満、80kg未満、80kg以上 ・パンクラスゲート2階級 58.0kg未満、61.2kg未満、65.8kg未満、70.3kg未満、77.1kg未満、83.9kg未満、83.9kg以上
<試合形式> 共にワンマッチ <試合会場> P’s LAB 大阪
大阪市浪速区大国1丁目5−4 MKビル2F (地下鉄御堂筋線・四つ橋線「大国町駅」5番出口より南に徒歩1分) <スケジュール>
開場・選手集合・計量開始・競技用具チェック 12:00〜12:45 開会式・ルール説明 12:45〜 試合開始 13:00〜 ※時間厳守。遅れた場合は失格になる場合もあり。
<参加料金> アマチュアパンクラス 3,000円(P’s LAB会員は2,500円) パンクラスゲート2 3,000円
※一度収めた参加料は、理由の如何に関わらず返金はしない。 ※保険料は含まれず。各自でスポーツ保険の加入をオススメ <申込方法>
申込書に必要事項を記入の上、参加料金を同封し下記宛先まで現金書留にて送付。または直接P’s LAB大阪・東京・横浜の受付にて申し込み。
〒106−0047 東京都港区南麻布4−2−25 (株)ワールドパンクラスクリエイト 「西日本大会」係 <申込締切>
2008年3月21日(金)消印有効 <問い合わせ> パンクラス=03-5792-0815 ●パンクラス2008年上半期スケジュール
・3月23日(日)ゴールドジムサウス東京アネックス大会 ネオブラッド・トーナメント ・3月26日(水)東京・後楽園ホール大会 ・5月25日(日)大阪・アゼリア大正ホール大会
・6月1日(日・午前)後楽園ホール大会 ・6月8日(日)ゴールドジムサウス東京アネックス大会 ネオブラッド・トーナメント準決勝 ・8月27日(水)後楽園ホール大会
ネオブラッド・トーナメント決勝戦 |