8月9日(土)都内ホテルにて、M-1 MC主催「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ
Legend of elbows2008〜YODMUAY〜 」の前日計量が行われ、計量終了後に選手の囲み取材が行われた。
今大会のメインイベントで激突するワンロップ・ウィラサクレック(タイ) と山本元気(DTS)はそれぞれリミットをクリア、残すは明日の決戦を待つのみとなった。「頑張ります。前回のワンロップ戦以上のいい試合をします」と試合への意気込みを短く語った元気。頬がこけ、かなり体重を絞り込んだ様子が伺えたが「減量はそりゃあキツいですよ。(特に今回がキツかった?)いや、毎回キツいんで」と淡々と話す。
ワンロップとの再戦が決まってからも、前回の試合映像を見ていないという元気は「(ワンロップの印象は)特に変わらないですね。前回と同じような試合展開になる? そうですね」と明日の試合を予想。今回は敵地M-1に乗り込んでの試合となったが「自分は海外でも試合をしているし、気にしてない。アウェーだけど、向こうのファンが自分を応援してくれるような試合をしたいと思います」と語った。
一方のワンロップはウィサクレック会長のイラストと「男はつらいよ」が描かれたTシャツを着用し、日本語で「オトコ ハ ツライヨ」と笑顔で話すなどリラックスムード。元気同様に「前回以上の試合になる」と話し、さらに「ヒジ打ちを使うから、ヒジには気をつけてね」と元気に忠告するなど“切り裂き魔”という異名通りの言葉を残している。(※ちなみに記者から「ワンロップ選手が出たいK-1はヒジなしですよ」と突っ込まれると「まあ出さないように頑張ろうかな…」とワンロップは苦笑い)
そしてセミファイナルでは6・22全日本キック後楽園大会で石川直生にKO勝ちしたカノンスック・ウィラサクレック(タイ)と全日本ライト級2位の海戸淳(S.V.G.)が対戦。
ライト級王座決定トーナメント参戦中に異例のM-1参戦となった海戸は、その理由について「幾つかあるんですが、小林聡さんが引退して、大月晴明選手や増田博正選手がランキングが外れて、全日本のライト級は低迷しているんじゃないかと言われるんですけど、僕は本当にそうなのかなと思っていて。それでベルトを獲る前に色々な団体の人たちと戦って、強さを見せておこうと思いました」と熱く説明。
対戦相手であるカノンスックについては「一発が強くて早い。それをもらわないで気持ちで下がらないようにしたい」と話しつつも「リングに上がれば勝ち負けは50:50。カノンスックの映像を見たんですけど、弱点は結構あるし、しっかり作戦を立てているんで、その通りに戦えればチャンスは来ると思います」と打倒カノンスックに意欲を見せた。
対するカノンスックはいつものようにニコニコで「試合には勝ち負けがあるから、頑張って勝てるように闘いたい」と謙虚なコメント。海戸がカノンスックの弱点を見つけたと発言したことを聞いても「僕も色々と気をつけて頑張ります。明日は色々な技を出してみたいと思います」と笑顔のままで話している。その他の選手のコメントは以下の通り。
コムパヤック・ウィラサクレック
「今回はしっかり練習をしているので問題ない。明日は勝ちます。(牧の「ヒジで勝ちたい」発言は?)ヒジ打ちで来ても問題ない。逆に…ハイキック、キヲツケテネ(笑)」
牧 裕三
「今まで一番強い相手だと思うんですけど、思い切りやってヒジで勝ちたいと思います」
クンタップ・ウィラサクレック
「明日は自分が勝つと思う。小宮の試合をDVDで見たけど、上手い選手だね。まあでも問題ないよ」
小宮由紀博
「いつも通り、しっかり闘って勝ちたいと思います。体重は問題ないですね(※小宮は通常スーパーライト級)。クンタップ選手はすごく強くて上手い選手なんで試合が楽しみです。今回は他団体の試合なんできっちり勝たないと勝ちじゃない。倒すつもりで勝ちます」
M-1 MC
「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ
Legend of elbows2008〜YODMUAY〜 」
2008年8月10日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:30
<全対戦カード>
▼メインイベント 日タイ国際戦 58kg契約
ワンロップ・ウィラサクレック(タイ/WSR/M-1バンタム級王者) 57.9kg
VS
山本元気(DTS/全日本スーパーフェザー級1位)57.8kg
▼セミファイナル 日タイ国際戦 ライト級
カノンスック・ウィラサクレック(タイ/WSR/M-1フェザー級王者)61.2kg
VS
海戸 淳(S.V.G./全日本ライト級2位)61.0kg
▼第8試合 日タイ国際戦57kg契約
コムパヤック・ウィラサクレック(タイ/WSR/M-1スーパーバンタム級王者) 56.8kg
VS
牧 裕三(アクティブJ/J-NETWORKバンタム級王者)56.7kg
▼第7試合 M-1・J-NET交流戦 特別ルール 69kg契約
クンタップ・ウィラサクレック(タイ/WSR/M-1スーパーウェルター級王者67.9kg
VS
小宮由紀博(フォルティス渋谷/J-NETWORKスーパーライト級1位)68.9kg
▼第6試合 日タイ国際戦 55kg契約
ルーンロム・シックローム(タイ/バンタム級)54.1kg
VS
寺戸伸近(青春塾/全日本バンタム級1位)55kg
▼第5試合 日タイ国際戦ヘビー級
シリチャイ・クレイジービー(KRAZY BEE)
VS
色増幸作(二丁目G)
▼第4試合、交流戦ヘビー級
悠羽輝(和術慧舟会DURO)/J-NETWORKヘビー級4位)
VS
古田 太一(アイアンアックス)
▼第3試合 交流戦 ライト級
小磯哲史(小鉄組)61kg
VS
翔太(S.V.G./全日本ライト級9位)61.2kg
▼第2試合 女子交流戦 ライトフライ級
ちはる(WSR)48.6kg
VS
田中祐季(青春塾/J-GIRLフライ級3位)48.9kg
▼第1試合 交流戦 ヘビー級
イ・ソンチョン(ワイルドシーサー/元プロボクシングOPBFミドル級王者)
VS
濱田淳史(チームドラゴン/J-NETWORKヘビー級10位)
<チケット料金>
SRS席 12,000円/RS席 10,000円/S席 7,000円/A席 5,000円
※当日券は1,000円増し。
<チケット発売場所>
チケットぴあ、M-1MC
<お問い合わせ>
M-1MC 03−6802−1011
|