|
8月26日（火）東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM IMPACTにて、8月29日（金）韓国・ソウル 奨忠体育館で開催されるM-1
Global主催『M-1 チャレンジ in KOREA』の記者会見が行われた。
M-1チャレンジは8カ国、5人一組の10チームが参加する世界初のMMA国別対抗戦。レッドデビル（ロシア北部）、フランス、韓国、アメリカ、フィンランドのチームがAグループに、レギオン（ロシア南部）、オランダ、ポーランド、日本、世界選抜（ドイツ、スペイン、スイスなど）がBグループになり、リーグ戦で世界7カ国を転戦しながら総当たり戦を行い、各グループの優勝チームが決勝戦で世界一を決めるという世界規模の大会だ。
日本チームはDEEP佐伯繁代表を監督とし、DEEPを主戦場とする70kg級・中村大介（U-FILE
CAMP.com）、76kg級・濱村健（CMA京都 成蹊館）、84kg級・渡辺悠太（ALLIANCE）、93kg級・桜木裕司（掣圏会館）、＋93kg級に藤井克久（CORE）の5名で結成。4月のロシア大会ではレギオンに3勝2敗で勝利を収めた。
しかし7月の日本大会ではオランダに1勝4敗で敗北。現在、1勝1敗でグループ4位となっており、優勝を目指すためには、これ以上、負けが許されない状況となっている。
 そこで佐伯代表は日本チームのメンバーを一新！ 76kg級に元DEEPウェルター級王者の長谷川秀彦（SKアブソリュート）、84kg級にDEEPミドル級王座決定トーナメントベスト4の白井祐矢（Team
M.A.D.）、92kg未満級にはDREAMでミルコ・クロコップと対戦した水野竜也（U-FILE CAMP）がエントリー。桜木裕司（掣圏会館）が＋93kg級に階級を上げる形となり、ほぼ新メンバーで韓国でのVS世界選抜との試合に挑む。
会見には佐伯代表と佐伯JAPANのメンバーが勢ぞろい。DEEPでもチャンピオンクラスのメンバーがエントリーし、かなり豪華なラインナップとなった日本チーム。佐伯代表はこの人選についてこう説明する。
「次で負けたら、それから先の対抗戦が微妙になるので、予定していたギャラの範囲を超えてますけど、反則的に強い5人を選びました。
大介はM-1で2連勝していて、結果を残している。これから70kgではDREAMに絡んで来ても面白い存在。長谷川はちょっと前までチャンピオンで、動かないで相手を固めれば強い。今回は対抗戦だから、いつも通りに動かないで勝ってくれればそれでいい（笑）。
白井は客観的に見てもミドル級ではトップの選手。僕はこの階級では白井にかけてみようと思いました。水野選手は93kgで日本のトップ中のトップ。ミルコと戦った後から顔つきも変わりました。僕は日本でこれ以上の選手はいないと思います。
桜木選手はこれまで93kg以下で試合をしてきたんですが、トリッキーな足技を含め、無差別級、＋93kg級での試合の方が持ち味が出ると思って、階級を変えることにしました」
そして日本チームの5名がそれぞれ挨拶。
 「自分はいつもと変わらず一本を狙って、チームの1勝ちに貢献できればいいなと思います。対戦相手のことは全然分かりませんが、M-1では判定が続いているので、KOか一本で勝ちたいと思います」（中村）
「日本チームのキャプテンとして、チームの勝ちにつながる勝利をしたいと思います。（佐伯代表の「動かないで勝ってくれ」発言については）あの人、世界選抜の回しものでしょ！ そういった精神的なゆさぶりには負けないようにします。対抗戦ということは特に意識してませんが、このメンツなら珍道中になることは間違いないでしょう」（長谷川）
「ずっと試合がなくて干されたかなと思っていたら、呼んでもらって感謝してます。対抗戦は他の人が勝ってくれると思うんで、僕は気楽にやります。自分は柔道をやっていて、それ以来の団体戦なんで楽しみです」（白井）
「日本代表に選ばれたので、勝ちにこだわって試合をしたいと思います。自分も柔道あがりで、柔道時代に団体戦を経験しています。団体戦は勝つことが重要だと思います」（水野）
「この2戦、厳しい結果に終わっていて、チームの勝利に貢献できていませんが、その中でも期待していただいているので、自分が持っている力以上のものを出して勝ちに行きたいと思います」（桜木）
このようにそれぞれが熱く意気込みを語ったのだが、何と5人とも対戦相手の名前すら知らないことが判明！ また佐伯代表が選手たちにルールを聞かれる場面があったものの、佐伯代表は性格に応えることが出来ず、中村が他の選手にルールを説明する場面も。
さらに明日から韓国に出発するにも関わらず、集合時間や場所が全く決まっておらず、会見後にミーティングが始まるなど、かなりのスクランブルぶりを見せていた。「もう、何でもいいから勝ってくれ（笑）。ソウルの夜を熱くする！」と鼻息荒く語った佐伯代表。果たして佐伯JAPANは韓国で勝利をもぎとることができるのか？
M-1 Global
「M-1 チャレンジ in KOREA」
2008年8月29日（金）韓国・ソウル 奨忠体育館
試合開始19：00
＜決定対戦カード＞
▼国別対抗戦 日本VS世界選抜 70kgクラス 5分2R
中村大介（日本/U-FILE CAMP.com）
VS
ヴィム・デピューター（ベルギー）
▼国別対抗戦 日本VS世界選抜 76kgクラス 5分2R
長谷川秀彦（日本/SKアブソリュート）
VS
ノーマン・パライシー（フランス）
※今年2月のケージフォースで尾崎広紀と対戦
▼国別対抗戦 日本VS世界選抜 84kgクラス 5分2R
白井祐矢（日本/Team M.A.D.）
VS
ヨルダン・ラデフ（ブルガリア）
▼国別対抗戦 日本VS世界選抜 93kgクラス 5分2R
水野竜也（日本/U-FILE CAMP）
VS
ブルーノ・カルバーリョ（ブラジル）
▼国別対抗戦 日本VS世界選抜 ＋93kgクラス 5分2R
桜木裕司（日本/掣圏会館）
VS
ステファン・ストルーヴェ（オランダ）
▼国別対抗戦 韓国VSアメリカ 70kgクラス 5分2R
キム・ジョンマン（韓国）
VS
デイビッド・ガードナー（アメリカ）
▼国別対抗戦 韓国VSアメリカ 76kgクラス 5分2R
ソ・ドゥオン（韓国）
VS
ジェイク・エレンバーガー（アメリカ）
▼国別対抗戦 韓国VSアメリカ 84kgクラス 5分2R
イム・ヒュンギュ（韓国）
VS
マイク・ドルチェ（アメリカ）
▼国別対抗戦 韓国VSアメリカ 93kgクラス 5分2R
ナ・ムジン（韓国）
VS
ブライアン・ハーパー（アメリカ）
▼国別対抗戦 韓国VSアメリカ ＋93kgクラス 5分2R
キム・ジフン（韓国）
VS
ジェームズ・ジャック（アメリカ）
●M-1 2008年日程表
8月28日 韓国大会 A：韓国VSアメリカ、B：日本VS欧州選抜
9月25日 ロシア大会 A：ロシアレッドデビルVSアメリカ、B：欧州選抜VSロシアレギオン
10月11日 フランス大会 A：フランスVS韓国、B：日本VSスペイン
10月17日 ロシア大会 A：ロシアレッドデビルVS韓国、B：日本VSスペイン
11月 フィンランド大会 A:フィンランドVSフランス、B：スペインVS欧州選抜
12月 日本?? 決勝戦 Aグループ1位VSBグループ1位
|
