12月7日(日)東京・ディファ有明で開催されるパンクラスism主催『PANCRASE 2008 SHINING
TOUR』。2008年を締め括る今大会ではライト級、バンタム級、ウェルター級の三階級タイトルマッチが行われる。
そのメインイベント「第2代ライト級キング・オブ・パンクラス決定戦」同級1位・井上克也(和術慧舟會RJW)VS同級2位・大石幸史(パンクラスism)のタイトルマッチ調印式が、11月21日(金)東京・西池袋のオテルドゥキタオカにて行われた。
会見に出席したパンクラスの坂本靖常務は「PANCRASE 2008 SHINING
TOURも最終戦となりました。ism主催興行では初めての試合数の多さですが、多いだけでなく内容も含めて最終戦にふさわしい、この試合が終わったら2008年が終わってもいい、というどこかで聞いたようなセリフですが、そういう試合内容を期待して当日を迎えたい」と挨拶。
続いて、試合に関する補足説明。「2人は昨年5月に後楽園ホールで対戦しまして、その時は井上選手が勝利(ウェルター級王座次期挑戦者決定戦で井上が2RでKO勝ち)しています。井上選手は対ismを得意としていて、不戦勝も含めると9戦8勝1分の戦績を残しており、大石選手の言葉を借りれば“ismにとってやっかいな相手”だと思います。大石選手も井上選手も今年の初戦がタイトルマッチであり、最終戦もタイトルマッチということからタイトルマッチに始まりタイトルマッチに終わる1年になりました。12月7日が終わってよいクリスマス、年の瀬を迎えて、来年に向かって頂きたいと思います。実力は誰もが認める2人ですので、内容に期待したい」
大石は「去年の5月に(井上に)負けてそこから負けずに来れたので、もう一度彼にぶつかっていきたい。それしかない。細かいことは考えてないです」、井上は「大石選手は凄く強いので、最近ではスタイルも変わっちゃったので1回勝ったからといって油断しないように、体調管理などしっかり気をつけて万全の体勢で臨みたい」と、それぞれ意気込みを語っている。
記者との質疑応答では、ベルトに懸ける意気込みを聞かれた両選手。「1月に獲った時に(北岡悟と第3代ウェルター級王座決定戦を争い、判定勝ちで王座に就いたが翌日に返上)すぐ返上したんですが、このライト級のベルトを獲るために減量したので、とりあえず獲っておきたいと思います」(井上)、「自分はパンクラスが好きでパンクラスのチャンピオンになりたいと思っていて、最終目標はここと昔から思っていた。ismが優遇されていると思われないように、しっかりと結果を出してベルトを獲りたいと思います」(大石)と答える。
今回はism主催興行なので特別な想いはあるかとの質問には、「今回はism主催興行と銘打っているものの、ismから出場する選手は少ないので、今年最後のパンクラスの大会を締め括る試合ということで最後をしっかり締めたいという意識はあります」と大石。
井上から「スタイルが変わった」と指摘されたことについては、「以前の対戦から少しずつ変えてやってきましたが、彼に勝つことによって自分でも変わったと思えるように勝ちたい。彼に負けた後で勝ち続けているだけで、まだ彼に勝ってないので何も言えません」と、本当に変わったと言えるのは井上に勝ってからだと大石は言う。さらに、井上に負けたことが転機になったのかと聞かれると「それはあると思います。あと、その後すぐに海外へ行った(bodogFIGHTで試合)のも上手くいった。流れが変わったというのはあります。今回はその総決算ですね」と、敗北を糧にしていると語った。
では、井上自身は前回の対戦と変わっていないのか。「スタイルは変わってませんが、同じスタイルでも精度を練習して上げたので、いつも1Rは見ちゃうんですけど、1R後半くらいから行けるような、それくらいの練習をしてきました」とスロースターターを克服したという井上。それでも「自分も大石選手もレスリング出身なんですが、大石選手が(打撃と)混ぜたスタイルに変えてきたので、やりづらい試合になると思う。多分、テイクダウンされると思うので、最近は立つ練習ばかりやってます」と、大石の新スタイルへの警戒心を強める。
両選手ともウェルター級からライト級に階級を下げての再戦となるが、「自分はそんなに変わらないと思う」(井上)、「変わりない。僕と彼の闘いです」(大石)と意識に違いはなさそう。
ベルト獲得後の話を聞かれると、大石は「今はこの試合のことでいっぱいなので、終わってから考えます」と慎重だったのに対し、井上は「タイトルマッチを何回もやらせてもらいましたが、まだまともな防衛戦をやったことがないので(※暫定王座での防衛はあり)防衛戦でも勝ちたい。10回くらい防衛したいですね」と長期政権を築くことを宣言した。
第3代ウェルター級王座は獲得した翌日に返上しているため、坂本常務から「今度は返上しない?」と突っ込まれると、井上は「はい」と苦笑いして答えた。
パンクラス
「PANCRASE 2008 SHINING TOUR」
2008年12月7日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第11試合) 第2代ライト級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
井上克也(和術慧舟會RJW/同級1位)
VS
大石幸史(パンクラスism/同級2位)
▼セミファイナル(第10試合) 初代バンタム級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜/同級1位)
VS
井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン/同級3位)
▼第9試合 第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
和田拓也(SKアブソリュート/暫定王者)
VS
鳥生将大(パンクラスism/同級2位)
▼第8試合 ミドル級戦 5分3R
金井一朗(パンクラスism/同級4位)
VS
松井大二郎(フリー)
▼第7試合 パンクラスアテナ 55kg未満契約 3分5R
WINDY智美(パンクラスism)
VS
中井りん(修斗道場 四国)
▼第6試合 ウェルター級王座次期挑戦者決定トーナメント決勝戦 5分3R
岩見谷智義(高田道場)
VS
野沢洋之(スタンド)
▼第5試合 ヘビー級戦 5分2R
河野真幸(NEW JAPAN FACTORY)
VS
スタニスラブ・ネドコブ(ブルガリア/ブルガリア・ブシドー・フェデレーション)
▼第4試合 フェザー級戦 5分2R
齋藤裕俊(和術慧舟會GODS/2008年度ネオブラッドトーナメント優勝)
VS
赤井太志朗(ノヴァウニオン・ジャパン)
▼第3試合 ライト級 5分2R
マキシモ・ブランコ(戦極育成選手)
VS
花澤大介13(総合格闘技道場コブラ会)
▼第2試合 フライ級戦 5分2R
廣瀬 勲(ストライプル/2008年度ネオブラッド・トーナメント優勝)
VS
二之宮徳昭(X-ONE GYM湘南/チームZST)※初参戦
▼第1試合 フェザー級戦 5分2R
八島勇気(パンクラスP’s LAB東京)
VS
田中康友(SKアブソリュート)
▼パンクラスゲート第7試合 ミドル級戦 5分2R
鈴木槙吾(ALLIANCE)
VS
川和 真(禅道会新宿道場)
▼パンクラスゲート第6試合 ライト級戦 5分2R
ISAO(坂口道場)
VS
徳重祐樹(ALLIANCE)
▼パンクラスゲート第5試合 フェザー級戦 5分2R
ピータン(坂口道場)
VS
岩本高典(BSS)
▼パンクラスゲート第4試合 フェザー級戦 5分2R
島崎太郎(U-FILE CAMP.com)
VS
上田 優(ALLIANCE)
▼パンクラスゲート第3試合 フェザー級戦 5分2R
江上 剛 (品川CS)
VS
高藤正和(高田道場)
▼パンクラスゲート第2試合 バンタム級戦 5分2R
中島裕之(和術慧舟會レンジャー品川)
VS
齊藤貴儀(パラエストラ古河)
▼パンクラスゲート第1試合 フライ級戦 5分2R
山中 剛(和術慧舟會東京本部)
VS
中村圭志(坂口道場)
<チケット料金>
SS席12,000円 A席8,000円 B席6,000円 C 席4,500円
※当日券は一律500円増し。
<チケット販売所>
パンクラス ストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5986−2260
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード 594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−00−0403(Lコード37468)
イープラス=http://eplus.jp/battle/(パソコンもケータイも同じアドレス)
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合せ>
パンクラス=TEL:03-5986-2260
パンクラス
「第7回プロ・アマキャッチレスリングトーナメント」
2009年1月18日(日)神奈川・P’sLAB横浜
<観戦入場料>
1,000円
<参加費>
4,000円(P’sLAB、パンクラス認可ジムは3,000円)
<参加資格>
18歳以上の心身ともに健康な男性
<試合形式>
トーナメント
<階級>
60kg未満級/70kg未満級/80kg未満級/100kg未満級/100kg超級
<申込書 取り寄せ締め切り>
2008年12月26日(金)消印有効
<申込締切>
2009年1月9日(金)消印有効
<申込書 取り寄せ方法>
住所、氏名、電話番号を明記し、90円切手を同封の上、下記宛先まで郵送。またはパンクラスHPよりプリントアウト、直接P’s
LAB横浜・大阪で申込書を受け取ることも可能。
<郵送先>
171-0021 東京都豊島区西池袋5−26−13 パラスト池袋 702
パンクラス「第7回キャッチレスリングトーナメント」係
<お問い合わせ>
パンクラス 03−5986−2260
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