▲メインで対戦する矢野&横山、今成(写真左より)。所とタッグを組む今成はタッチを拒否!?
11月22日(土)東京・渋谷区富ヶ谷にあるリバーサルジムにて、明日23日(日)東京・ディファ有明で開催されるZST事務局主催『ZST.18〜旗揚げ6周年大会〜』の前日計量が行われ、計量後に出場選手たちが記者の囲み取材に応じた。
この日、計量は午後2:00からスタートし、メインイベントから順に計量を済ませた選手が随時、記者の囲み取材に応じるという形がとられた。
しかし矢野卓見(骨法鳥合会矢野卓見道場)、横山大輔(X-ONE GYM湘南)、今成正和(Team-ROKEN)が計量を終えたにも関わらず、今成のタッグパートナーである所英男(チームゼスト)はジムに姿を見せず。そのため矢野&横山、今成1人が囲み取材を受けることとなった。
対戦カード発表記者会見では「十段(=今成)とはやりたくない」と宣言していた矢野は、この日も「あれから一貫して十段とはやりたくないです。精神的にじゃなくて、肉体的に。過去に十段にやられたトラウマがあるんで、試合になったらそのトラウマが増すでしょう」と今成との対戦を徹底的に拒否。
しかしタッグパートナーである横山が「会場に来る僕の友達は所さんを知っている人が多いので、出来るなら所さんと試合をして、所さんから一本を取りたい」と所との対戦を希望すると、矢野は「これで必然的に俺が十段の相手をしなくちゃいけなくなりました」と苦笑いを浮かべた。
一方、タッグチームとして所を狙う姿勢は会見時から一切変わらず。矢野は「いかに十段に取られないかを気をつけつつ、所さんをどうにかしようと思います」と所からの勝利を予告している。ちなみに矢野&横山は所の遅刻について2人は「あいつの遅刻と嘘は基本ですからね。別に驚かないです」(矢野)「やっぱり大物は遅刻するんだなって思いました」(横山)とダメ出ししていた。
タッグパートナーが不在のまま、囲み取材に応じた今成は「まあ今日は(所がいなくても)明日、試合で頑張ってくれたらそれでいいです」とコメント。矢野&横山組から戦いたくないと言われていることについては「口で言っているだけじゃないですか。向こうはどっちも強い選手だと思うし」と気にはしていないようだ。
タッグでの試合が決まる前から所とは定期的に練習を続けている今成だが「(試合に向けて)よろしくお願いしますと言いました。きっと所さんが極めて試合が終わると思うんで。試合には出ないつもり? はい」と衝撃発言!
その後も「久しぶりのZSTでお客さんにアピールしたいもの? 試合に出ればアピールしますけどね(笑)。自分が全く試合に出なくて、試合が終わるのもいいかなって思います」と、なぜか試合には出ないオーラを出しまくる今成。
会見を隣で聞いていた矢野から「どっちの相手とやるつもりですか?」「タッチは拒否する考えですか?」などと質問が上がると、今成は「別にどっちとやるかは決めてないですし、なるべくやらない方向で考えてます。タッチは拒否? はい」と、その姿勢を貫くのだった。
そして3人の囲みが終わり、14:30過ぎに所が計量に登場。所はまず「14:00〜15:00までの間に来ればいいということだったんですけど…なんで遅刻はしてないつもりです…」と事情を説明。
矢野&横山の所を狙う宣言、そして今成の試合には出ない発言については「今成さんは練習の段階から『自分は出ないから』と言っていて、最初は冗談だと思っていたんですが、本当にそうなりそうで怖いです…
ただピンチになったら今成さんが助けてくれるでしょう。もし僕が矢野&横山組だったら、僕を狙おうと思うのはしょうがないでしょうね。それが普通だと思います(苦笑)」と話す。
実はこの試合に向けて今成の下で道衣を着た柔術のトレーニングを取り入れたという所。「1、2カ月で技術が変わるものではないと思いますけど、これからも続けてやろうと思っています」と収穫はあった様子。
ZST6周年記念大会のメインを務めることについては「勝負事なんでパッと終わることもあれば、ドロドロの展開になることもあると思います。ただ4人で意識を持って、いい試合が出来ればいいなと思っています」と名勝負製造機らしい言葉を残した。
なお出場が期待される大晦日Dynamite!!のコメントを求められた所は「(戦い相手は?)特にないですね。今は自分が何かを言える立場ではないんで」と話している。計量結果詳細は以下の通り。
ZST事務局
「ZST.18〜旗揚げ6周年記念大会〜」
2008年11月23日(日)東京・ディファ有明
開場16:00
第1部 オープニング/ジェネシスバウト16:10開始
第2部 本戦18:00開始
<全対戦カード>
▼メインイベント 初代GT-Fタッグ王座決定戦 15分1本勝負
所英男(チームゼスト)66.1kg
今成正和(Team-ROKEN)66.4kg
VS
矢野卓見(骨法鳥合会矢野卓見道場)67.6kg
横山大輔(X-ONE GYM湘南)66.0kg
▼セミファイナル ミドル級 シングルマッチ
内村洋次郎(パンクラスP’sLAB東京)76.8kg
VS
渋谷修身(フリー)76.5kg
▼第4試合 ライト級シングルマッチ
小谷直之(ロデオスタイル)69.9kg
VS
永田克彦(NEW JAPAN FACTORY)69.9kg
▼第3試合 ライト級タッグマッチ
伊藤健一(ALLIANCE)69.9kg
伊藤有起(ALLIANCE)69.9kg
VS
奥出雅之(ゴールドジムサウス東京/チーム09)69.9kg
佐東伸哉(P’s LAB東京)当日計量
▼第2試合 アブソリュート級 シングルマッチ ※GT-Fルール
豊永稔(格闘技スクールTRY)
VS
小谷ヒロキ(しんわトータルコンバット)
※アブソリュート(=無差別)級のため計量なし
▼第1試合 フェザー級 シングルマッチ
清水俊一(総合格闘技宇留野道場)60.8kg
VS
藤原敬典(秋本道場Revo龍tion)60.9kg
<オープニングバウト>
▼第8試合 ライト級 6人タッグマッチ
太田裕之(ZFC)&富山浩宇(P'sLAB横浜)&荒牧拓(P'sLAB横浜)
VS
岡澤弘太(AXIS一宮)&二ツ森敬浩(パラエストラ柏)&山本裕次郎(チーム太田章)
▼第7試合 バンタム級 シングルマッチ ※パンクラスルール
矢島雄一郎(禅道会総本部)
VS
清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)
▼第6試合 バンタム級 シングルマッチ ※SB-Xルール
田沼良介(勝村道場)
VS
大桑宏章(シーザージム)
▼第5試合 フェザー級 シングルマッチ
吾妻エメルソン(秋本道場Revo龍tion)
VS
山城裕之(しんわトータルコンバット)
▼第4試合 ミドル級 シングルマッチ
長井憲治(U-FILE CAMP赤羽)
VS
三浦伸哉(チーム「H」)
▼第3試合 フェザー級 シングルマッチ
杉田一朗(心温塾)
VS
宗形恭夫(DEEP OFFICIAL GYM IMPACT)
▼第2試合 女子フライ級 シングルマッチ ※GT-Fルール
合庭未記(リバーサルジム)
VS
岩本 恵(GRABAKA柔術クラブ)
▼第1試合 ミドル級 シングルマッチ ※GT-Fルール
大沼啓介(FSFA)
VS
佐伯尚哉(格闘技スクールTRY)
<ジェネシスバウト>
▼第7試合 ライト級 シングルマッチ
佐藤好宏(チーム09)
VS
鳥海 誠(AACC)
▼第6試合 フェザー級 シングルマッチ
川頭広卓(ALLIANCE)
VS
小林良太(リバーサルジム)
▼第5試合 ウェルター級 シングルマッチ
鳥山洋一郎(ロデオスタイル)
VS
長谷川 智(総合格闘技宇留野道場)
▼第4試合 フェザー級 シングルマッチ
竹中 慎(P’sLAB東京)
VS
黒澤信也(リバーサルジム)
▼第3試合 フライ級 シングルマッチ
伊海敬介(SUBMIT静岡)
VS
藍 寛之(総合格闘技GROW)
▼第2試合 バンタム級 シングルマッチ
近藤正俊(RIKI GYM)
VS
早坂優瑠(CORE)
▼第1試合 ライト級 シングルマッチ
大野翔舞(総合格闘技move)
VS
赤広洋介(U-FILE CAMP調布)
<チケット料金>
VIP席 17,000円/SRS席 10,000円/SS席 8,000円/S席 6,000円/A席 5,000円
<当日券>
SRS席 10,500円/SS席 8,500円/S席 6,500円/A席 5,500円(若干枚数/1人2枚まで)
※15:00より会場で販売
<チケット発売場所>
チケットぴあ 0570-029-999(Pコード/594-770)
後楽園ホール 03-5800-9999
<お問い合わせ>
ZST事務局 03-5388-0808
●2008年度の年間スケジュール
11月23日(日)東京・ディファ有明「ZST 6周年記念大会」
12月21日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス「SWAT!」(予定)
|