5月10日(日) 東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟『ROAD TO REAL
KING VI』のメインイベントにて、敵地へ乗り込みNJKFウェルター級チャンピオンの健太(ESG)と対戦する、全日本キックボクシング連盟スーパーウェルター級チャンピオン山内裕太郎(AJ)のインタビューが主催者を通じて届いた。
山内裕太郎「全力で勝って、前戦の負けを払拭します!」
──前戦は3・18『Krush.2』後楽園大会でしたが、廣野祐戦では判定負けという結果でした。コンディションが悪かったとか?
「負けた後に何を言っても言い訳になってしまうんで言いたくはないんですが、確かにちょっと調整に失敗してました」
──ケガではなくて?
「そうですね。とにかく僕のアホなミスで、最低なコンディションで最低な試合をしてしまいました」
──その溜まった気持ちが今回の試合につながっていると。
「あんな試合してしまって落ち込んだんですけど、ずーっと落ち込んでてもしょうがないし、来ていただいたお客さんにも失礼なことをしてしまったんで、どうしたらいいかなと考えたんです。それで、自分にできるのは早く次の試合をして、そこでいい試合をしてみんなに見せるしかないなと思って。終わってすぐに連盟の方に話をして、場所はどこでも相手は誰でもいい、自分が出向くから試合をさせてほしいと」
──そしたら、まさにアウェーの試合が決まってしまったわけですね(笑)。でも、K-1以外では、山内選手が他団体で試合するのは珍しいですよね。
「しばらく全日本で闘ってたんで。ずーっと前、7戦目ぐらいの頃にJ-NETさんに出たことがあるんですけど、それぐらいですね」
──初のNJKF参戦ですが、どのような気持ちで臨みますか?
「もちろんアウェーなんで、中途半端な試合したら勝てないのは分かってるんで、そうじゃなくてホームだったとしても今回は自分に対する試練というか、勝つだけじゃなくて全力を出して、山内裕太郎を見せれる試合をするつもりなんで。思いっきりやるだけですね」
──敵地での試合というのは試合に影響しますか?
「リングに立ってみないと分からないですけど、今のところは特にないし、勝手が違うのはあるでしょうけどリングに上がってしまえば自分がやってきたことをやるだけなんで。気負わないように」
──相手は健太選手ですが、認識のほどは。
「正直、ちょっと知らなくて、映像もまだ見ていない状態です。でもチャンピオンだし、戦績とかは目を通してるんですけど弱い選手がチャンピオンになれるわけはないんで。自分と同等の力を持ってると思って、しっかり練習します」
──対策はこれから?
「はい。ビデオが手に入れば毎日、何回も何回も、夢に出てくるぐらい見ますから」
──そんなに見るんですか。選手によって分かれるみたいですけどね。
「見なくて得することは何もないと思うんで。トレーナーの方とみっちり何回も見て、いろんな方面から対策しますね」
──いま知っている情報から思うことは?
「すごく若いんですよね。自分と10歳ぐらい違う(笑)。そういう選手には負けられないんで」
──現役大学生ですからね。意識しますか?
「負けねえぞって気持ちはありますけど、そこまで意識するわけでもないですね。これから対戦する選手には弱い選手はいないと思うんで」
──そしてこの試合は、昨年から続いている「NJKF対全日本」という流れの中の一戦でもあります。
「ああ、自分の中ではそういう意識は全くないですね。今回は、自分が出せるか出せないかっていうのが課題なんで」
──自分のことだけ。
「そうですね。純粋に、『山内VS健太選手』っていう、そこだけに集中して」
──今回の試合で出したい「自分」というのはどういう部分ですか?
「あの技この技とかでなく、今まで練習してきたこと全てですね。それを3分5Rの中で出して。自分が全力を出せば、伝わると思うんですよね。どっかで抜いちゃうと『何だアイツ』ってなっちゃうんで。全力出して、熱い試合をしたいです」
──その中で、昨年の望月竜介戦の「横前蹴り」のように、見たこともない技を出して驚かせると。
「はい。でも、あんまり言ってると廣野戦みたいなことになっちゃうんで(笑)。技とかはしっかり練習してるんで、その時が来れば勝手に体が動いて出ると思うし。あれをやろうと狙うと、逆にうまくいかないんじゃないかなと。純粋に、自分の持てる技を全部使って試合をしたいです」
──しかし、あの横前蹴りには驚かされました。普段練習していても出してない技というのはまだたくさんあるんですか?
「自分の中ではあの技も、『技』っていう認識はあまりなくて、ジャブとかと同じような感じだったんですよ。でもあの試合の後、すごくいろんな人に言われるんで、珍しいんだなって。だから、自分では認識してないけど、そういうものもあるかもしれないですね」
──今回は5Rのキックルールです。よくスロースターターだと言われますが、5Rの方が闘いやすいですか?
「それもよく言われるんですが、自分の中では関係なくて、3Rでも5Rでもヒジがあってもなくても強い人が勝つと思ってるんで。ただ、一つ言えるのは、やっぱりヒジあり5Rの方がキツイです」
──なるほど。
「自分が3Rヒジなしで結果を出してないのでそう言われるんですけど、決して3Rヒジなしが苦手という意識はないです」
──勝つイメージというのは作るものですか?
「まあビデオもたくさん見るし、試合について四六時中考えてるんで、負けるパターンも考えるけど、勝つパターンもいろいろ想像して、最後は自分が勝つイメージを作るようにしてますね」
──NJKFのリングということで、山内選手を初めて見る人もいるかもしれません。そういう人たちにどんなところを見てもらいたいですか。
「全力で闘うってところですかね。できるのもそれだし、見てもらいたいのもそこなので」
──では改めて、試合への意気込みをお願いします。
「5月10日、健太選手といい試合します。頑張ります!」
ニュージャパンキックボクシング連盟
「ROAD TO REAL KING VI」
2009年5月10日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
<全対戦カード>
▼メインイベント2(第12試合) 70kg契約 3分5R
健太(ESG/NJKFウェルター級王者)
VS
山内裕太郎(AJ/全日本スーパーウェルター級王者)
▼メインイベント1(第11試合) 56kg契約 3分5R
国崇(拳之会/NJKFフェザー級王者)
VS
高橋拓也(習志野/MA日本バンタム級1位・元王者)
▼セミファイナル(第10試合) 70kg契約 3分5R
宮越宗一郎(拳粋会/NJKFウェルター級1位)
VS
武田一也(JMC横浜/MA日本スーパーウェルター級5位)
▼第9試合 ライト級 3分5R
一輝(OGUNI/NJKF同級2位)
VS
鈴木真治(藤原/全日本同級2位)
▼第8試合 フライ級 3分5R
三好 純(y-park/同級2位)
VS
大槻直輝(OGUNIジム/同級5位)
▼第7試合 ウェルター級 3分3R延長1R
上田龍之介(キング/NJKF同級7位)
VS
村田康行(Studio-K/MA日本同級10位)
▼第6試合 ウェルター級 3分3R延長1R
須釜和成(拳粋会/同級8位)
VS
高橋誠治(町田金子/同級11位)
▼第5試合 バンタム級 3分3R延長1R
増田利之(E.S.G/同級9位)
VS
畠山和浩(笹羅/同級10位)
▼第4試合 ヘビー級 3分3R
篤志(ブリザード/同級8位)
VS
柿崎孝司(WRSフェアテックス)
▼第3試合 スーパーフェザー級 3分3R
鈴木翔也(OGUNI)
VS
逢見亮太(立川KBA)
▼第2試合 ライト級 3分3R
宮越慶二郎(拳粋会)
VS
宮田隼児(AJ)
▼第1試合 スーパーウェルター級 3分3R
長田竜介(OGUNI)
VS
クレイGタロー(G-1)
<チケット料金>
SRS席12,000円 RS席10,000円 特別指定席7,000円
A席5,000円 B席4,000円 C席3,000円 当日立見3,000円
※座席券は当日1,000円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9977
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
NJKF事務局=TEL:03-6240-8410
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
NJKF事務局=TEL:03-6240-8410
●NJKF2009年度スケジュール
(B)はブリザードジム、(S)はセンチャイムエタイジム主催
5月10日(日) 東京・後楽園ホール 6月21日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX(B) 7月5日(日) 東京・新宿FACE(S)
7月26日(日) 東京・後楽園ホール 8月30日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX(B) 9月23日(水・祝) 東京・後楽園ホール
10月4日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX(B) 10月25日(日) 東京・新宿FACE(S) 11月28日(土) 東京・後楽園ホール
12月6日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX(B) 12月23日(日) 東京・新宿FACE(S) |