11月21日(土)〜22日(日)東京体育館で開催される極真会館『第41回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』のトーナメント組み合わせが決定した。体重無差別により空手日本一を決する今大会には、田中健太郎、森善十朗、赤石誠、木立裕之ら日本人選手のほかに、アレハンドロ・ナヴァロ、エドアールド・タナカ、ダルメン・サドヴォカソフら海外からの招待選手を含めた128名がエントリー。2日間にわたって過酷なサバイバル戦を行う。
ゼッケン1番と128番は“エースナンバー”と呼ばれ、過去の実績と現在の実力を鑑みてのトップ2が配置されることが慣わし。今年の全日本大会でゼッケン1番に配置されたのは、昨年に続いて赤石誠(総本部)だった。
昨年は自身初のベスト8入賞ながら準々決勝で木立裕之(浅草)に敗れて6位。その悔しさを今年8月23日に開催された『第4回世界ウェイト制空手道選手権大会』で爆発させ、初戦で世界無差別5位のアンドレイ・ステピン(ロシア)を撃破、準決勝では急成長中のザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア)に惜敗したものの、重量級3位に入賞。その実力が世界のトップ級と肩を並べるまでに成長したことを証明した。
「(世界ウェイト制では)優勝を目標にしていたので当然納得はしていないですし、その反省点を今回の全日本で活かしたいというのが現在の心境です。反省点とは、技術的な部分や肉体的な部分よりもむしろ内面、つまり“魂”の部分が自分には足りなかったということです。そのことは自分でも自覚していましたし、木山(仁)監督からも試合後に指摘を受けました」と赤石。
「世界ウェイト制は入賞はしましたが結果として決して満足いくものではなかったので、大会後すぐに気持ちを全日本にシフトして継続して追い込んだ稽古をしています。昨年の全日本が終わってから8月の世界ウェイト制に照準を当てて稽古してきて、その延長として3ヵ月後の全日本があるわけですから、例年に比べ準備期間も長いですし、より充実した稽古ができているという感触があります。おかげでコンディション的にも過去最高の仕上がりで本番に臨めると思います」 と、悲願の初優勝を果たすための準備は整っているようだ。
昨年のベスト8入賞から世界ウェイト制を経て、未完の大器と言われた赤石誠をどれだけ成長させたのか、それを証明するための大会がこの第41回全日本である。「総本部の強さを証明するのが自分の責任と義務であると感じています。もう入賞とか、ベスト4では納得できないところまで来ていますし、必ず決勝まで勝ち上がり、目の前に見えている優勝をこの手で掴み取りたいと思います」と、赤石は1987年の松井章圭館長以来となる、総本部所属選手としての全日本大会優勝を目指す。
赤石 誠(あかいし・まこと)
1981年5月14日、東京都板橋区出身
07年第9回世界大会出場
08年第25回全日本ウェイト制重量級優勝
08年第40回全日本大会6位
09年第4回世界ウェイト制重量級3位
総本部所属、弐段。187cm、93kg
国際空手道連盟極真会館
「第41回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」
2009年11月21日(土)〜22日(日)東京体育館
<内容>
128名による無差別級トーナメント
<チケット料金>
アリーナチケット/SRS席(2日間指定) 前売りのみ35,000円 ※パンフレット+記念品付
1階席チケット/SS席(1日指定)15,000円※パンフレット付
1階席チケット/S席(1日指定)8,000円
2階席チケット/A席(1日指定)6,000円
※当日券はSS席・S席・A席共に1,000円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL0570-02-9999(Pコード:814-954)
ローソンチケット=TEL.0570-084-003(Lコード:39668)
イープラス=http://eplus.jp(パソコン&携帯アドレス)
<お問い合わせ>
総本部道場=TEL.03-5992-9200
情報提供:極真会館総本部
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