10月29日(木)都内ホテルにて、明日、東京・JCBホールで開催されるVALE
TUDO JAPAN実行委員会『VALE TUDO JAPAN 09』(バーリトゥードジャパン、通称バリジャパまたはVTJ)の前日計量・記者会見が行われた。
今大会でメインイベントを務める五味隆典(久我山ラスカル)とトニー・ハービー(アメリカ)はそれぞれ五味=71kg、ハービー=70.9kgで計量を一発でクリア。万全の状態で明日の決戦を待つことになる。 会見終了後、囲み取材に応じた五味は「計量が終わったばかりなので、今から少しずつ食事をして体力を戻そうと思いますね」とコメント。 対戦相手のハービーを間近で見た感想を「黒人選手独特のボクシングと蹴りが上手い選手で、実際に見て肩周りの筋肉は日本人にはないものだなと思いました。スナップの効くフックを打ってくるだろうし、カウンターには気をつけています」と語る。 ハービーは記者会見で「五味は本当に素晴らしい選手で歴史と戦績を持っている。きっと五味は自分のことを知らないと思うけど、アメリカ代表として全力を出してぶつかっていきたい」と意気込みを話していたが、五味は「かなり謙遜して『自分のことを知らない』と言っていたけど、ちゃんと(ハービーの)研究もしています。
彼も若い選手ですし、試合は何が起こるか分からないけど、油断せずに戦おうと思いますね。どんな相手でも一発もらうとやられちゃいますから、いいのをもらわないようにします」とハービーに警戒心を示した。 また五味は計量・会見を振り返り「いまいち緊張感がない。それぞれ試合にテーマがあって、修斗は帰ってこれる場所というか故郷のようなところで、それが修斗のいいところだと思うけど、もうちょっと緊張感があった方がいいでしょ。戦いの場なんだから、もうちょっとピリピリしないとね」と苦言。 VTJでメインを張ることは「自分が最初に見た格闘技の大会だし、光栄です」と話す一方、「僕はPRIDE武士道なんかで、緊張感のある会見を何度も繰り返してきた。そういう差を試合で出したいですね。メジャーと呼ばれる舞台でやってきた緊張感を持って、ハービー選手といい試合をしたい」と国内の軽量級を引っ張ってきたエースとしての自負をのぞかせた。 VTJ参戦会見では「これが日本での最後の試合になるかもしれない」という発言もあった五味。その意味でも注目が集まる試合となるが、「日本最後の試合を前にモチベーションは高くなっているか?」という質問を受けた五味は「モチベーションは…直前に思いついたことがあるんですけど、いい勝ち方をしてリング上で言いたいことがあるんですよね」と意味深な言葉。 「まずは先を見ずにしっかりと勝って、その後の試合、そして来年につなげたい。試合に勝ってリング上でみんなが喜ぶようなことを言いたいです」と、具体的な内容を明かすことはなかったが、明日のリング上で五味の口から何らかのサプライズ発言があるようだ。 一方のハービーは記者会見でこそ謙遜的な発言が多かったものの、囲み取材では「五味はきっと自分のことを軽く見ているだろうね。彼の態度やインタビューを見ていてそう感じている」と一言。 五味の「これが日本での最後の試合になるかもしれない」という発言を聞くと「五味が自分との試合を日本最後の試合にする? きっと五味は俺を踏み台にしようと思っているんだろう。でもそんなことを考えていると俺に足元をすくわれる。そうならないように必死にパフォーマンスした方がいいと思う」とニヤリ。 「もともと俺は作戦を立てて戦うタイプじゃない。だからKO出来る場面があればKOするし、関節技を極める場面があれば関節技を極める。ただ一つだけ言えることは、五味はまだデトロイトスタイルの選手と戦ったことがないということ。 (デトロイトスタイルとは?)俺が生まれ育った町は貧しいところで、何か欲しいものがあったら喧嘩をして力ずくで奪い取る。そういう環境だったんだ。俺にはそういうハングリー精神があるし、小さな頃から喧嘩を繰り返してきた。例えて言うなら五味がお金持ちの子供で、俺がそいつを叩きのめし、彼が持っているものをぶんどってやるってことだよ」と五味を口撃した。 VALE
TUDO JAPAN実行委員会 「VALE TUDO JAPAN 09」 2009年10月30日(金)東京・JCBホール
開場16:00 開始18:00
※17:00よりオープニングファイト(第1試合・第2試合)開始
<全対戦カード> ▼メインイベント(第8試合)VTJルール 71kg契約 5分5R
五味隆典(久我山ラスカル/第5代修斗世界ウェルター級王者) VS トニー・ハービー(アメリカ/マッシュファイトチーム/キング・オブ・ザ・ケージライト級王者) ▼セミファイナル(第7試合)VTJルール 65kg契約 5分5R
リオン武(シューティングジム横浜/第5代、第8代現・修斗世界ライト級王者) VS アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル/Club
de luta/第4代修斗世界ライト級王者) ▼第6試合 VTJルール 63kg契約 5分3R 佐藤ルミナ(roots)
VS コーリー・グラント(アメリカ/チーム・クエスト) ▼第5試合 VTJルール 67kg契約 5分3R
不死身夜天慶(シューティングジム横浜) VS ティト・ジョーンズ(アメリカ/MMAInc) ▼第4試合 修斗公式戦 世界ウェルター級チャンピオン決定戦 5分3R
ヴィラミー・シケリム(ブラジル/ノヴァウニオン/同級1位) VS 冨樫健一郎(パラエストラ広島/同級3位) ▼第3試合 修斗公式戦 バンタム級 5分3R
マモル(シューティングジム横浜/SB日本スーパーバンタム級2位&元修斗世界2冠王) VS ジェシー・タイタノ(アメリカ/GROUND FU・スパイク22/同級世界9位) ▼第2試合 修斗公式戦 ミドル級 5分2R
佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京/世界ミドル級3位、09年ミドル級新人王) VS カン・ジョンミン(韓国/ジンビル) ▼第1試合 修斗公式戦 62kg契約 5分2R
エダ“塾長”こうすけ(PUREBRED京都) VS 山内慎人(GUTSMAN・修斗道場 <チケット料金>
VIP席(アリーナ)30,000円 SRS席(アリーナ)20,000円 RS席(アリーナ)12,000円 パノラマS席(第1バルコニー)15,000円
パノラマ席(第2バルコニー)12,000円 ※パノラマS席の特製チケット、S席、A席は完売。 ※当日券は全席500円増し。 <チケット購入特典>
・今大会のVIP席、SRS席チケット購入者全員に大会記念ポスターをプレゼント ・VIP席、SRS席、パノラマS席の3種でスペシャルデザインの特製チケットを販売。VIP席特製チケット購入者にはVTJオリジナルグッズをプレゼント。
※特製チケットは修斗GYM TOKYO、修斗公式戦会場のみの取り扱い。各席種ともに少量の販売。 <チケット販売所>
ディスクガレージ=TEL:03-5436-9600 電子チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:814-925) ローソンチケット=TEL:0570-08-4003(Lコード:39527)
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999 書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011 フィットネスショップ水道橋=TEL:03-3265-4646
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999 東京イサミ=TEL:03-3352-4083 チケット&トラベルT-1=TEL:03-5275-2778 http://www.t-1.jp/tk/
イープラス=http://eplus.jp/ e-ticket=http://www.e-ticket.net
修斗GYM TOKYO=TEL:03-3441-9424 <お問い合わせ>
サステイン=TEL:03-5759-6863 サステイン 「プロフェッショナル修斗公式戦
REVOLUTIONARY EXCHENGES 3」 2009年11月23日(月・祝)東京・JCBホール <決定対戦カード> ▼初代世界フライ級王座決定戦 5分3R
田原しんぺー(総合格闘技道場STF/世界同級1位) VS ランバー・ソムデートM16(タイ/M16ムエタイスタイル/世界同級2位)
▼バンタム級 5分3R 神酒龍一(GUTSMAN・修斗道場/同級世界2位) VS 菅原雅顕(和術慧舟會Duroジム/同級世界7位) ▼フェザー級 5分3R
田澤聡(GUTSMAN・修斗道場/同級世界6位) VS 勝村周一朗(リバーサルジム横浜グランドスラム) ▼ウェルター級 5分3R
児山佳宏(パラエストラ松戸) VS 加藤鉄史(PUREBRED SAIPAN TRENCH TECH) ▼ウェルター級 5分2R
パオロ・ミラノ(イタリア/パラエストラ東京) VS 杉江“アマゾン”大輔(ALIVE) <お問い合わせ>
サステイン=TEL:03−5759−6863 ●2009年度 プロフェッショナル修斗公式戦スケジュール
10月30日(金)東京・JCBホール「VALE TUDO JAPAN 09」 11月23日(月・祝)東京・JCBホール「REVOLUTIONARY
EXCHENGES 3」 11月29日(日)徳島・北島公園総合体育館「GRAPPLINGMAN09 闘裸男」 12月13日(日)東京・新宿FACE「THE
ROOKIE TOURNAMENT 09 FINAL」
|