今年1月に国立代々木第2体育館で開催され、ムエタイの現役スーパースターたちが続々と出場したムエローク。この大会はDEEK総合企画とM-1MCの共催という形で行われたが、2010年よりムエローク推進委員会を発足することが発表された。
M-1MC、DEEK総合企画、AJMA(All Japan Muaythai Family)の連名で発表されたプレスリリースによれば、ムエローク推進委員会の目的は日本における本場ムエタイの試合を普及することで、委員会そのものは「個人団体問わずムエロークを応援する方々の集合体で『ムエローク2010』を開催するにあたり選手の選抜、選手の推薦など様々な活動やご協力を頂く方たち」(原文ママ)になるという。
具体的な興行スケジュールとしては2010年12月に『ムエローク2010』の開催を予定しており、1月〜11月までに予選という形で出場選手を選抜。M-1MCとDEEK総合企画が行う大会内でその予選を実施していく。
第1回大会では現役王者を筆頭に“ムエタイスーパースターズ”と呼ぶに相応しいメンバーが参戦を果たしたが、『ムエローク2010』に向けて、ムエローク推進委員会では日本で『ムエタイトップランカートーナメント』と称したトーナメントを実施。
これは60〜61kg・52〜53kgの2階級で、あらかじめ選抜したタイのトップ選手を2つのブロックに分けて、トーナメント形式で試合を行い、優勝した選手・MVPを『ムエローク2010』に推薦するというもの。
またこれ以外にも『ムエローク2010』に向けた、日本人選手によるワンデートーナメント(※出場選手が多い場合は2日に分けられる)の『ムエマラソンjapan』、選抜選手・出場希望選手を総当りで対戦させる『ムエリーグ』、タイの招聘選手も含めたジュニアクラスの『ムエロークジュニア』が実施されることとなっている。各トーナメント、大会の詳細は以下の通り。
ムエローク推進委員会
「ムエローク2010予選」
<主な内容>
2010年12月に開催を予定している「ムエローク2010」の出場選手を決めるために2010年1月〜11月の期間で行われる予選。試合はM-1MC、DEEK総合企画、その他の興行内で行われる。
<予選内容>
■ムエタイトップランカートーナメント
あらかじめ選抜したタイ国トップ選手をトーナメント形式で日本で試合を行い勝者、MVP選手を「ムエローク2010」に推薦
※タイ側からタイ人同士の試合を拒否された場合、この試合への出場はなし
■ムエマラソンjapan
日本人選手のワンデートーナメント、または人数の多い場合は2日に分けて行われるトーナメントで優勝者、MVP選手を「ムエローク2010」に推薦
■ムエリーグ
選抜した選手や出場を希望する選手(外国人選手も含む)に年間を通じて総当り的に試合を行い、優秀な選手、期待される選手を「ムエローク2010」に推薦
■ムエロークジュニア
ジュニアクラスの試合を階級別に行い、タイからの招聘選手とも交流試合を行い、技術の向上を目指す
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