12月20日(日)東京・ディファ有明で開催される女子キックボクサー世界最強決定トーナメントJ-GIRLS『World
Queen Tournament 2009』でパク・へウォン(韓国/EMA/TEAM J.U.)と対戦する田嶋はる(アクティブJ/J-GIRLSミニフライ級2位)のインタビューが届いた。
2007年に彗星の如くデビューして以来、連勝街道をひた走り、無敗のままJ-GIRLSミニフライ級のベルトを戴冠。そのルックスの良さから美人アスリートとして格闘技系以外のメディアからも注目される“女子キックのプリンセス”。現在のJ-GIRLSの隆盛は、彼女の功績と言っても過言ではないだろう。
しかし、田嶋の時代はまだ続くだろうと思われていた今年7月、メインイベントで16歳の天才少女・神村江里加の挑戦を受け、激闘の末、0−2判定でプロ初黒星を喫するとともに王座陥落となってしまった。
戦前より“女子キックボクシング界、最高の1戦”と謳われたこの1戦から5ヵ月・・・復帰戦を目前に控える田嶋に、現在の心境、そして敗戦を喫した神村江里加との戦いについて話を聞いた。
■田嶋はる「負けたことで改めてキックボクシングが好きになりました!」
――まず、現在の体調はいかがですか?
「そうですね、今はすごく調子がよくて、結構充実してます!!」
――いきなり聞きにくいことをうかがいますが・・・・7月の敗戦で戦績に1敗が付いてしまいました。そのことについて、今はどのように消化されていますか?
「まぁ、1敗が付くっていうのは勝負の世界なのでしょうがないと思うんですけど・・・・。やっぱり応援に来てくださった方に勝った姿を見せられなかったのが1番残念でしたね。
この1敗っていうのはもう消えないんで、増やさないようにたくさん練習して、応援に来てくださった方に勝った姿を見せられるように、今後につなげていきたいなと思ってます」
――“無敗”ということに、こだわりというのはあったのでしょうか?
「全然、そういうのは意識してませんでした。1敗したからといって何か劇的に変わったというのは特にないです」
――連勝が止まって、モチベーションの低下を心配する声も聞かれると思うのですが、その点についてはいかがですか?
「全然モチベーションは下がってないですね! 前回負けた時も、もぅスグ試合したいと思ったぐらいですね!・・・・まぁでも、すぐ試合をしたいと思ってそのあと気持ち的にはヘコんじゃったんですけど・・・。もう今は試合も決まったのでやるだけだなと思ってます」
――話によると、結構ヘコんでいたとうかがったのですが・・・
「結構、ヘコみました・・・はい(笑)」
――そのヘコんでいた時期はあまり思い出したくない期間ですか?
「でも、それを受け入れないとだめだと思うので。負けたことによってまた改めてキックボクシングが好きになりました!!・・・いま思えばですけど(笑)」
――神村戦では顔に相当ダメージを受けてたなという印象があるのですが、具体的にどこら辺にダメージを受けました?
「具体的には眼の下・・・眼窩底っていう部分が折れてしまって、そんなに酷くはなかったんですけど、完治するのに1カ月くらいはかかりましたね」
――戦前から神村戦は“女子キックボクシング界、最高の一戦”と謳われていて、試合内容もそれに違わぬものでした。敗れはしたものの、あそこまでの戦いを見せられて達成感というかそいういった気持ちはありますか?
「いや、そういうのは全然ないで……むしろ、なんかもっとできたなと思うんですよね。なんて言うんですかね・・・多分もっと(前に)行けなかったのが神村選手の巧さだと思うんですけど、なんか消化しきれない感じで終わってしまいました」
――神村選手にうまく距離をつぶされてしまったと・・・
「そうですね。自分の距離で全然試合ができなかったですね」
――非常に聞きづらいのですが、ご自身で分析する神村戦の敗因を教えてください
「敗因・・・そうですねぇ・・・。向こうのプレッシャーが強かったっていうのも勿論あるし、自分が見すぎてしまったていうのもあるし・・・そうですねぇ、やっぱ自分のペースで試合ができなかったっていうのが1番の敗因ですね」
――いつかは神村選手にリベンジしたいとお考えですか?
「そうですね・・・・リベンジしたいです、ハイ!」
――さて、目前に迫った復帰戦についてお伺いします。対戦予定だったオソンア選手(韓国/EMA/本館)が練習中のけがで欠場となり、相手がパク・へウォン選手(韓国/EMA/TEAM
J.U)に変更となりました。どちらも未知の選手とはいえ、直前に相手が変わるのは嫌なものですか?
「いえ、特に何も。もともと(オソンア選手の)データも手元になかったですし、韓国の選手から韓国の選手に変わっただけで、もぅ試合をするっていう気持ちに変化はないですね!」
――日韓戦ですが、この試合に向けての意気込みを聞かせてください。
「そうですね、World Queen Tournament で外国の選手がいっぱい来られるんですけど、その中でトーナメントじゃなくても海外の選手と対戦できる機会を頂けたので、J-GIRLSのレベルの高さを他の国にも伝えていけたらと思います!」
――今回の試合はどういった内容で勝ちたいですか?
「相手がどういう選手かわからないんですけど、自分のペースで試合がしたいなっていうのと、あと今回はコンビネーションを出していきたいなと思ってます」
――色々なタイトルマッチが行われる今回の大会で、インパクトを残してやろうっていう気持ちはありますか?
「そうですね、やっぱり大きい大会になって強い選手が集まれば集まるほど、凡戦になってしまうと記憶から忘れられがちになっちゃうんで、印象に残るような試合ができるように頑張ります!」
――ちなみに、田嶋はるが予想する“World Queen Tournament 2009”優勝者をお聞きしたいのですが・・・
「えぇっと、そうですね・・・(汗)。え〜っとですねぇ・・・。誰ですかねぇ?(笑)。いやぁ、やっぱり私は神村選手に負けてるので、神村選手には頑張ってほしいっていう気持ちはあるんですけど、ヌシアン選手も強いんで…。う〜ん・・・結構1回戦でみんなダメージを負いそうな気がするので・・・・そうなると体の強さから言ってグレイシャアさん??」
――では、決勝はグレイシャア選手と神村選手になると?
「やっぱりそうですね! それが決勝では見たいカードだなと思いますね。中々やっぱり階級が違うから見れないカードですし、あとJ-GIRLSの王者同士なので、そうなれば1番面白いだろうなと思います!!」
――今回の試合でリスタートとなる田嶋選手の今後の目標を教えてください。
「そうですね、今年はもう12月の試合で最後なんですけど、来年、またチャンスをいただけるようなら、そのチャンスを一つ一つモノにしていけるようにしっかり練習していきたいなと思ってます」
――具体的にはやっぱりベルトっていうことになりますか?
「そうですね!ハイ!!」
――今回の試合を“観に行こうかどうか迷ってる”方にメッセージを頂きたいのですが・・・
「メッセージ!? 別に私の試合ではないんですけど、“World Queen Tournament”っていう1年に1回のトーナメントが開催されるすごい大きな大会で、50kg以下の世界で1番強い女の人が決まるので・・・。そうですねぇ、女の人とは思えない強さをぜひ見にディファ有明けまで足をお運びください!!」
――それでは最後にファンの方に一言お願いします。
「はい。前回負けてしまってからの復帰戦なので、しっかり勝って、みんなに笑顔で“ありがとうございました”と言えるように頑張りますので、応援よろしくお願いいたします!!」
――ありがとうございました。 ちなみに、近々サイン会があると聞いたのですが・・・
「あ〜・・・チョット恥ずかしくてあんまり触れてほしくないんですけど・・・(汗)。そうなんです、13日に恵比寿であるので・・・ゼヒ、キテクダサイ(笑)」
J-NETWORK
「J-GIRLS Final Stage 2009
World Queen Tournament 2009」
2009年12月20日(日)東京・ディファ有明
開場16:30 開始17:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第15試合) World Queen Tournament
2009 決勝戦 2分2R延長1R
第10試合の勝者
VS
第9試合の勝者
▼セミファイナル(第14試合) WORLD J-GIRLS CHAMPIONSHIP フェザー級タイトルマッチ 2分5R
佐々木仁子(チームドラゴン/J-GIRLS同級王者)
VS
Joanna(ポーランド/チーム・ミスターパーフェクト/アーネスト・ホーストジム)
▼第13試合 初代アトム級王座決定トーナメント決勝戦 2分3R
山田純琴(NJKF/y-park)
VS
Little Tiger(F・TEAM TIGER)
▼第12試合 スペシャルワンマッチ 2分3R
田嶋はる(アクティブJ/J-GIRLSミニフライ級2位)
VS
パク・へウォン(韓国/EMA/TEAM J.U.)
▼第11試合 ミニフライ級(47.6kg以下)契約 2分3R
PIRIKA(ミルキーウェイ/J-GIRLS同級8位)
VS
大島つばき(フォルティス渋谷/J-GIRLS同級4位)
▼第10試合 World Queen Tournament 2009 一回戦 第2試合 2分2R延長1R
第3試合の勝者
VS
第4試合の勝者
▼第9試合 World Queen Tournament 2009 一回戦 第2試合 2分2R延長1R
第1試合の勝者
VS
第2試合の勝者
▼第8試合 バンタム級 2分3R
陣内まどか(Black PUG)
VS
MANA(SFK)
▼第7試合 51kg契約 2分3R
ルミナ・K(Risk)※栗原るみから改名、プロデビュー戦
VS
MITSUKI(DRAGON/J-GIRLSフライ級7位)
▼第6試合 64kg契約 2分3R
小澤聡子(チームドラゴン/J-GIRLSフェザー級8位)
VS
アルフレッドソン・モニカ(DRAGON)※プロデビュー戦
▼第5試合 World Queen Tournament 2009 リザーブマッチ 2分2R延長1R
ジョンヨンジュ(韓国/EMA/ブサンテハン/2008年韓国国際戦優勝、2009年ムエタイ国家代表)
VS
紅絹(フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級1位)
▼第4試合 World Queen Tournament 2009 一回戦 第4試合 2分2R延長1R
ヌシアン・ポー・プラムック(タイ/WAKO.PROムエタイ世界バンタム級王者)
VS
神村江里加(TARGET/J-GIRLSミニフライ級&WPMF世界女子同級王者)
▼第3試合 World Queen Tournament 2009 一回戦 第4試合 2分2R延長1R
エイミー“リトル・ダイナマイト”デービス(アメリカ/USA MTIAライトフライ級王者)
VS
安倍基江(アカデミア・アーザ/J-GIRLS Japan Queen Tournament 2009王者)
▼第2試合 World Queen Tournament 2009 一回戦 第4試合 2分2R延長1R
ヘオン・ソンボク(韓国/EMA/世界キックボクシング連盟50kg韓国王者)
VS
田中佑季(青春塾/J-GIRLS Japan Queen Tournament 2009準優勝、J-GIRLSフライ級1位)
▼第1試合 World Queen Tournament 2009 一回戦 第4試合 2分2R延長1R
シルビア・ラノット(イタリア/World Queen Tournament 2008王者)
VS
グレイシャア亜紀(フォルティス渋谷/J-GIRLSフライ級王者)
<チケット料金>
VIP席50,000円 SRS席15,000円 RS席7,000円 S席4,000円
※当日券は1,000円増し
<お問い合わせ>
J-NETWORK=TEL:03−3419−0536
「田嶋はる サイン会」
2009年12月13日(日)東京・フィットネスショップ恵比寿店
<イベント内容>
・イベント開始は14:00
・整理券は当日、来店順に配布
・12・20J-GIRLSのチケット購入の方、もしくは当日フィットネスショップ恵比寿店にて3000円以上お買い上げの方にはポラロイド写真1枚をサービス
(※ポラロイド撮影のみを希望の方は1枚1000円にて撮影)
<お問い合わせ>
フィットネスショップ恵比寿店 03−5798−5599
●J-NETWORK2009年度興行日程
12月13日(日)ゴールドジムサウス東京ANNEX(大森)J-GROW&J-FIGHT
12月20日(日)J-GIRLSディファ有明
|