昨年11月14〜15日に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『2009北斗旗第三回世界空道選手権大会』において、ロシア勢の王座独占を許した大道塾ジャパンが逆襲に転じる。
一般社団法人全日本空道連盟(東孝理事長)は、2011年にロシアでの開催を予定している『空道ワールドカップ』(仮名)に向け、国内各地区ごとに定期的に選手合同稽古を実施することを発表した。
これは全国の支部長、選手より寄せられた「(世界大会開催年だけではなく)通常年においても選手同士の技術交流が必要」との意見を受け、国際大会で勝利するために技術レベルのさらなる向上を目指すもの。
また、ワールドカップ出場を希望する選手は、全日本大会の実績だけでなく各地区にて開催される合同稽古に毎回参加することが出場への必須条件となる。出場については必ず何人かを出すということではなく、勝てる可能性の高い選手を出すという方針で進められるため、従来の全日本代表選手選考よりも機厳しい条件が課される形となった。
合同稽古は第三回空道世界大会の強化練習コーチが中心となり、まず全国に先駆けて関東地区にて2月12日よりスタートする。以降、毎月2回の開催を予定。コーチには第一回世界大会中量級4位の加藤清尚、同超重量級準優勝の稲垣拓一、第二回世界大会重量級4位の山崎進、2004全日本中量級優勝の飯村健一などが務める。
●今後の国際大会開催予定
2011年 ワールドカップ(モスクワが有力)
2013年 第四回空道空道世界選手権大会(東京)
2015年 ワールドカップ(開催地未定)
2017年 第五回空道空道世界選手権大会(東京)
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