2月8日(日)東京・中目黒にあるパンクラス事務所にて、坂口征夫(坂口道場 一族)の引退会見が行われた。
坂口は元プロレスラー・坂口征二の長男。2007年4月27日のパンクラス後楽園大会でのチェ・ヒュンソク戦でプロデビュー。昨年11月の朴光哲戦までの戦績は10戦(4勝6敗)と全てが1R以内にKOか一本決着、判定無しの「殺る(やる)か殺られるか」を試合スタイルの信条としていた。
会見に出席した坂口は「急な話ではありますが、(引退の)理由はいろんなものの積み重ねなんですけど、昨年11月3日にグラジエーターで試合(ハン・スンファ戦)をやって『もう一戦を退こう』という気持ちになったのが最初です。(同月に)朴(光哲)戦は引き続きやる気持ちでいましたが、身体のダメージも考えました。年間1試合というペースで試合をやろうとも思いました。個人的なことなんですが今年1月に本業で自分が一番信頼をしていた師匠にあたる方が急死して、トドメのクサビが打たれました。そして色々と考えた結果、引退を決意しました」と一戦を退く決意に至った経緯を説明。
最後に引退試合も考えたという。「パンクラスさんとお話をしたときに『伊藤(崇文)選手とやりませんか?』という話をいただき、自分は目の前に対戦相手を出されると燃えるものがありました。キャリアのある選手なのでいつかやってみたいという気持ちもあったのですが、一度折れた心を戻すのは出来ませんでした。引退試合というのはケツというのがあって、『これでやめるんだよ』という気持ちで上がりたくないというのもありました。辞めるのを前提でリングに上がって試合をするのは、殺し合いの駆け引きではありません」と最後のラストマッチは行わない理由を語る。
激戦が続いたことで体のダメージの蓄積が心配されるが、「選手はみんな爆弾を抱えているものです。五十里戦ではアバラを折りましたし、朴戦では練習で肉離れをおこしたまま試合に臨みました。その試合前には気合いを入れるために自分でほっぺを殴ったら効いちゃって、試合後のダメージとかを考えてみると、目に見えない部分のダメージは重なってるなと実感しました。日常生活での物忘れも激しく、言い方は悪いのですがバカになってきているのも見え隠れしていました。でも、体の方はいつでもやれる状態にはありました」とどこか負傷箇所があるという原因で引退するわけではないという。
坂口の弟である俳優の坂口憲二や父の坂口征二は、今回の件については、「弟は『えっ?』という感じでした。おふくろが一番喜んでいて、親父はずっと無言でした」。
今後については、「ファイターを終えるだけで坂口道場のマネージャーは引き続きやっていきます。本業の土木(現在の役職は専務)をしつつ、坂口道場のメンバーが試合できる環境を作っていきたいですね。別の意味で名前を広めていきたいと思います」とした。なお、昨年には映画「カムイ外伝」で俳優デビューもしているが、「それは奇跡に近いものでした。格闘技をやめて俳優の道に行くことはないです。ファイターは辞めるけれど、今まで変わらない生活で道場は続け、本業も続けていきます」とのこと。
また、この日には4月4日のディファ有明大会で坂口の引退式を行うことも発表された。同大会では、坂口の愛弟子であるISAO、エリヤ(ともに坂口道場
一族)の出場も決定。ISAOはライト級王座次期挑戦者決定戦として大石幸史(パンクラスism)と対戦する
会見に同席したISAOは「お客様が観ても飽きないような、熱い試合をしたいと思います。ちょうど自分の大事な試合と征夫さんの引退が被って、とてもモチベーションが上がっております。大石選手はタフで穴のない選手で打投極すべて総合的に強い選手ですが、自分も全てで勝れるような試合、勝ち方をしたいと思っています」と並々ならぬ意気込みを語る。
対戦相手は未決定のエリヤは「征夫さんの引退に華を添えられるようにガッチリとKOで勝ちたいと思います。自分も征夫さんからは熱い試合をするというのを学んだので、『殺るか殺られるか』を信条にやっていきたいと思います」とした。
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年4月4日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始17:30
※15:00〜本戦第一部のネオブラッドトーナメント
<追加対戦カード>
▼ライト級王座次期挑戦者決定戦 5分3R
大石幸史(パンクラスism)
VS
ISAO(坂口道場 一族)
<出場決定選手>
エリヤ(坂口道場 一族)
川村 亮(パンクラスism/ライトヘビー級第4代キング・オブ・パンクラシスト)
井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン/バンタム級初代キング・オブ・パンクラシスト)
廣瀬 勲(ストライプル/フライ級1位)
<決定対戦カード>
▽第2部
▼フェザー級戦 5分3R
滝田J太郎(和術慧舟會東京本部/同級2位)
VS
アライケンジ(パンクラスism/同級5位)
▼バンタム級戦 5分2R
佐々木亮太(BAD ASS 13/09年NBTバンタム級優勝)
VS
清水隼人(アンプラグド国分寺)
▼フライ級戦 5分2R
江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/同級4位)
VS
矢島雄一郎(禅道会総本部/チームZST)
<チケット料金>
SS席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円
※当日券は一律500円増し。
※本戦第一部・第二部とも共通のチケットで観戦可。
<チケット発売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5725-7051
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−00−0403(Lコード:33244)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5725-7051
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年3月22日(月・祝)大阪・アゼリア大正ホール
開場15:00 開始16:30
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合) ウェルター級 5分3R
岩見谷智義(高田道場/同級2位)
VS
ストラッサー起一(総合格闘技コブラ会&フリースタイルアカデミー)
▼セミファイナル(第7試合) ウェルター級 5分2R
鳥生将大(パンクラスism/同級3位)
VS
枝折優士(和術慧舟會TEAM VAMOS)
▼第6試合 フェザー級 5分2R
田辺宗右(錬志塾)
VS
都築博之(グラップリングシュートボクサーズ)
▼第5試合 ウェルター級 5分2R
中村勇太(和術慧舟會TEAM TーREX/TーREX JIUJITSU ACADEMY)
VS
堂垣善史(パラエストラ加古川)
▼第4試合 ウェルター級 5分2R
北田 有(和術慧舟會富山支部S.P.O)
VS
YABU(ハイブリッドレスリング 格闘技吉田道場)
▼第3試合 ネオブラッドトーナメント フライ級 1回戦 5分2R
吉武伸洋(パンクラス稲垣組)
VS
手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会)
▼第2試合 ネオブラッドトーナメント バンタム級 1回戦 5分2R
野中 翔(パンクラス稲垣組)
VS
上嶋祐紀(和術慧舟會兵庫支部)
▼第1試合 ネオブラッドトーナメント フライ級 1回戦 5分2R
北方大地(パンクラス稲垣組)
VS
小野勇也(総合格闘技闇愚羅)
▼パンクラスゲート ライト級 5分2R
森田普源(吹田柔術MMA)
VS
KENGO (修武館)
<会場>
大阪市大正区小林東3-3-25
<チケット料金>
SS席6,000円 A席5,000円
※当日券は一律500円増し。
<チケット発売所>
ローソンチケット=TEL:0570−084−005(Lコード:54766)
イープラス http://eplus.jp/battle/
(パソコンもケータイも同じアドレス)
バディ・スラム=TEL:06−6645−1378
フィットネスショップ難波店=TEL:06−6214−7951
神戸住吉・富万=TEL:078−811−6222
大阪イサミ=TEL:06−4396−7732
P’s LAB大阪=TEL:06−6649−8530
パンクラス=TEL:03−5792−0815
パンクラスストア http://www.pancrase-store.com
※ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口で購入可
<問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5725-7051 http://www.pancrase.co.jp/
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年4月29日(木・祝)東京・ディファ有明
開場15:00 開始17:00
<決定対戦カード>
▼ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
金井一朗(パンクラスism/第8代ミドル級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
近藤有己(パンクラスism/同級暫定王者)
▼ウェルター級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ
和田拓也(SKアブソリュート/第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
宇良健吾(Team ura-ken/挑戦者)
<チケット料金>
SS席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円
※当日券は一律500円増し。
※本戦第一部・第二部とも共通のチケットで観戦可。
<一般チケット発売日>
2010年2月28日(日)
<チケット発売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5725-7051
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−00−0403(Lコード:33245)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5725-7051
パンクラス
「第38回パンクラスゲート2 ワンマッチ大会」
2010年2月28日(日)神奈川・P’sLAB横浜
開始11:30
<試合形式>
ワンマッチ
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03−5725−7051
●パンクラス2010年度興行日程
3月22日(月・祝)大阪・アゼリア大正ホール
4月4日(日)ディファ有明
4月29日(木・祝)ディファ有明
5月16日(日)ゴールドジム大森
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