↑（左から）石岡沙織、杉山しずか、長野美香、HIROKO、尾薗ジュエルス代表、シーザー武志会長、佐伯繁DEEP代表、RENA、V一、渡辺久江、高橋藍

　 5月25日（火）東京・シーザージム渋谷で記者会見が行われ、女子の立ち技格闘技世界最強決定トーナメント『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT Girls S-cup2010』が8月29日（日）東京・グランドプリンスホテル赤坂のクリスタルパレスで開催されることが発表された。

　昨年8月23日に初開催されたシュートボクシング女子トーナメント『Girls S-cup』が、今年は世界大会の『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT Girls S-cup2010』として開催される。冒頭、シーザー武志シュートボクシング（以下SB）協会会長は「頑張っている女の子たちを輝かせる場所に出してあげたいとの気持ちで始めました。世界からいろんな選手を出して、日本の選手がどれだけやれるか、やってみようと思います」と挨拶。昨年に続き、今大会にも尾薗勇二ジュエルス代表、佐伯繁DEEP代表が協力することを約束した。

　会場がグランドプリンスホテル赤坂という格闘技会場としては異例の場所になったのは、「女の子なので注目してもらえる場所でやりたいと思い、赤プリは来年でなくなる（2011年3月で閉館と発表）ので、記念として最後にやったことのないホテルでの開催を決めました」（シーザー会長）という理由。初代チャンピオンでSB女子エースのRENAは、赤坂サカスと間違えながらも（RENAは大阪在住）「素敵な場所でやれるのは嬉しく思います」と感想を述べた。

　出場予定選手として昨年の覇者RENA（及川道場）、昨年の準優勝者V一（＝ヴィー・はじめ、MAX柔術アカデミー＆Yogaスタジオ）、渡辺久江（池袋BLUE DOG）、高橋藍（シーザー）が会見に出席。出場決定ではないのは6月6日（日）東京・後楽園ホールで開催されるシュートボクシング協会『維新-ISHIN-其の参』にて、RENA、V一、渡辺が出場選考試合を行うためだ。各選手は以下のように挨拶。

RENA「今回はワールドトーナメントということで、前回よりも厳しいと思いますが、有言実行でアンディ・サワーしか出来なかったS-cup二連覇を私がしたい。必ず私がなってみせます」

V一「去年はSB初参戦で遠慮してブラックな感じで闘っていたので、金網からもツヨカワの選手が出ちゃうことをアピールしちゃおうかしら。見てなさい！」

渡辺「6月6日の選考試合にしっかり勝って選ばれたいです。超楽しそうだし、普通に楽しめたら間違いなく私が余裕で優勝できちゃうので、佐伯さん、楽しみにしていて下さい（佐伯代表が「DEEPの元チャンピオンに頑張ってもらって、SBさんを制圧しちゃおうかなと思います」と発言したのを受けて）。私がもう一度目立たないかぎり、女子格に未来はない」

高橋「今年はシュートボクサーとしてRENAさんと2人で出場して、渡辺さんとV一さん、世界からも強豪も来ますが絶対に制圧はさせません！　その自信はあります。それは試合当日発揮します」

　日本人選手以外では、オランダ、タイ、オーストラリア、韓国、アメリカからのエントリーがあり、「いい選手、強い選手を出していきたい」とシーザー会長。現在、各国から出場したいとの申し込みがあり、調整中だという。

　金網の女子総合格闘技『ヴァルキリー』のフェザー級チャンピオンであるV一は「金網女子代表として、バンバン昨年以上に投げようかと思っています」と宣言し、「11月の試合で投げられなかったので、研究されている感じはあります。あんまり研究しないでよね」と、最初のコメントと同じく“ツヨカワ”をアピールするため女の子言葉を駆使する。

　しかし、迎え撃つ立場のRENAは「外国人とやりたいです。外国人に勝ってこそのワールドトーナメント。タイ人とやりたいですね。ムエタイは凄いので、それに勝ったらいいと思います。外国人とやらせてください」と、目の前の外敵2人（渡辺とV一）は無視。「眼中にない」とまで言い切った。

　それを受けてV一は「こっちだって決勝で外国人と闘うわ」とRENAは勝てないと言い放ち、渡辺は「この前のコメントを読んで、相手の心配よりも自分の心配をしろと言っていたので眼中に入れてもらったと思っていたのに残念です。でも、世界を意識しているのは私が一番。そこを含めて選考から絶対に外さないで下さい。ちゃんとKOするので。本当は今日、RENAちゃんと舌戦を繰り広げる予定だったのに、眼中にないと言われたので残念です」と意気消沈。それでも「復帰後、全試合KO」の目標は変わりないと掲げた。

　また、この会見前に行われたジュエルス会見に出席した4選手も出席したが、石岡沙織（空手道禅道会小金井支部）は「前回の第1回Girls S-cupに出させていただいてRENAちゃんに負けてしまいました。今回も出たかったんですが、ジュエルスのトーナメントに専念したいので。今後どうなるか分かりませんが、RENAちゃんには今度出してもらう時までチャンピオンでいていただいて、私はジュエルスのタイトルを持ってリベンジに行きます」と、今回は不参加を表明。しかし、いずれはRENAにリベンジしたいとした。

　他の3選手は以下のようにコメント。

杉山しずか「今回の試合はまだ決まっていませんが、渡辺さんの復活もあり、必ず女子格は盛り上がると思います。私もその一員として力になれたらと思うので、タイミングが合えばSBに挑戦したいと思います」

長野美香「S-cupにはいつか出たいと私も思っています。ジュエルスのトーナメントとGirls S-cupが盛り上がって、女子格が盛り上がっていけばいいと思っています」

HIROKO「去年もS-cupに出させてもらいましたが、ぜひ無差別でワンデートーナメントをやれたら嬉しいと思っています」

　尾薗代表によれば『ジュエルス　ライト級GP 2010』出場選手の参戦は基本的にないが、1回戦で敗れた選手はSBルールで出場させるかもしれない、とコメント。ジュエルスルールの試合を『S-cup』内で2〜3試合組みたいとした。

シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT Girls S-cup2010」
2010年8月29日（日）東京・グランドプリンスホテル赤坂
開場14：00　本戦開始15：00（予定）

＜チケット料金＞
調整中

＜お問い合わせ＞
シュートボクシング協会＝TEL：03−3843−1212

シュートボクシング協会
SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES第3戦
「維新-ISHIN-其の参」
2010年6月6日（日）東京・後楽園ホール
開場16：30　開始17：00

＜追加決定カード＞

石川剛司（シーザー）
VS
テイラー“NINJA”マコーリストン（アメリカ/FCFFフェザー級王者）

＜決定対戦カード＞

宍戸大樹（シーザー/SB東洋太平洋ウェルター級王者）
VS
ヴァージル・カラコダ（南アフリカ/元ボクシングIBC世界スーパーウェルター級王者）

鈴木博昭（ストライキングジムAres/SBライト級1位）
VS
不死身夜天慶（シューティングジム横浜/修斗元環太平洋ライト級2位）

金井健治（ライトニング/SB日本スーパーウェルター級1位）
VS
鈴木　悟（バンゲリングベイ・スピリット/unit-K）

RENA（及川道場/Girls S-cup2009優勝）
VS
☆MIKA☆（ワイルドシーサー）

渡辺久江（BLUE DOG/元DEEP女子ライト級王者）
VS
山田純琴（y-park/BONITA BOXEO＆J-Girlsアトム級1位）

＜出場決定選手＞
V一（＝ヴィーはじめ/MAX柔術アカデミー＆ヨガスタジオ/VALKYRIEフェザー級王者）

＜チケット料金＞
RRS席15,000円（最前列〜2列目、パンフレット付き）
RS席8,000円　SS席7,000円
A席5,000円　B席3,000円
※当日券は各席500円増し。

＜チケット販売所＞
チケットぴあ＝TEL：0570−02−9999
ローソンチケット＝TEL：0570−084−003（24時間受付）
イープラス＝http://eplus.jp/battle
レッスル池袋＝TEL：03−3989−0056
CNプレイガイド＝http://www.cnplayguide.com
板橋大山アメリカン＝TEL：03−3962−6443
フィットネスショップ＝TEL：03−3511−2711
チャンピオン＝TEL：03−3221−6237
書泉ブックマート＝TEL：03−3294−0011
後楽園ホール＝TEL：03−5800−9999
シュートボクシング協会＝TEL：03−3843−1212

＜お問い合わせ＞
シュートボクシング協会＝TEL：03−3843−1212