▲写真左より尾崎圭司、匠、上松大輔、卜部弘嵩
12月2日(木)東京・龍道場にてチームドラゴンの所属選手が公開練習を行った。公開練習には12月12日(日)東京・後楽園ホールで行われる『Krush初代王座決定トーナメント〜Round.1〜』に出場する卜部弘嵩、上松大輔、匠、尾崎圭司の4選手が参加。上松VS尾崎、卜部VS匠という組み合わせで3分2Rのマススパーリングを披露した。
今大会のメインイベントで、−60kg初代王座決定トーナメント1回戦として石川直生(青春塾)と対戦する卜部は「先週は体が動かなかったんですが、今は調子がいいです。疲れてはいるけど体がスムーズに動きます。このまま行けばいい試合が出来ると思います。
デビューしてからずっと減量とは無縁だったのですが、初めて減量をしています。上手く食事を変えながら体重を落としています。体重が減って、間違いなく動きは速くなっていると思いますね」と現在の仕上がり具合についてコメント。
対戦相手の石川について聞かれると「石川選手はずっと昔からトップ選手だと思って見ていました。 石川選手は連敗中で、ここで勝って復活するというドラマチックなことを考えると思いますが、僕が世代交代する方がもっとドラマチックです。ここでしっかり世代交代をしたいです」と年齢で10歳、キャリアで30戦以上も上回る石川に対して世代交代を宣言する。
今年2月のKrush新宿FACE大会では、試合に勝った卜部に石川がプレゼンターとして勝利者トロフィー を渡すという場面もあったが、卜部は「その時はまさか年末に石川選手と試合をするとは思ってなかったけど、気負いは全くないです。自分が石川選手より劣っているとは思わないし、自分のペースで戦います。(序列を壊したい?)はい、壊します」とキッパリと言い切り、打倒・石川への闘志を燃やした。
卜部と同じく−60kg初代王座決定トーナメント1回戦でDYNAMITE祐太(Liquid FIST)と対戦する上松は「体調はすごくいい感じです。今までとは違う上松大輔を見せられるかな、と。それが出来たらトン トン拍子で優勝まで行く気がします」と挨拶。
7月のK-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament以来の再起戦となるが「前回の試合でもそうなんですが、自分に足りないものはずっと分かっていたんです。だから練習内容を変えて、スパーリングで手応えがあるところまで来ました。あとはそれを試合で出せるかどうかです」と、この5カ月間の練習での成長に自信を持っている。
対戦相手の祐太を「勢いがあって、リーチの長いハードパンチャー。祐太選手は失くすものもなくて 僕を喰ってやろうという気持ちで来るでしょう」と警戒しつつも「僕もトップファイターの一員として返り討ちじゃないけど、しっかり勝って、次につなげたいと思ってます。試合で失ったものは試合で取り戻すしかないと思うので、このチャンスを活かして次に行くためにもしっかり勝つ」とこの試合を再浮上の第一歩にしたいと語った。
囲み取材の中で対戦相手のへのライバル心をむき出しにしたのは、−55kg初代王座決定トーナメント 1回戦で瀧谷渉太(桜塾)と対戦する匠。
「僕はトーナメントに出ている選手の中ではあまり名前が知られていないですけど、インパクトある試合が出来ると思っています。持ち前のスピードとパンチの回転の早さに注目して欲しいです。瀧谷君は僕と違ってデビューから注目されていて、素晴らしい選手だと思います。でも前回の試合を見ていて、僕だったらもっと盛り上げる試合が出来たと思いました。瀧谷君は強いかもしれないけど、僕も勢いに 乗っているし、喰ってやろうと思います。
実は僕が1回戦負けだった新空手の大会で瀧谷君が優勝して、僕が悔しい想いをしている間に、瀧谷君はプロデビューしてK-1にも出たんです。瀧谷渉太という名前は格闘技界ではみんなが知っている名前ですけど、僕もプロになってからは無敗で、試合では僕がイケるんじゃないかなと思っています。僕の方が試合を盛り上げられる自信があるし、僕の方が素晴らしいものを持っていると思います」と、デビュー戦から注目を浴びてきた瀧谷への対抗心を語った。
そして今大会にはスーパーファイトで出場し、ISKAインターコンチネンタル63kg級王者でもある谷山俊樹(谷山)と対戦する尾崎は「仕上がりは順調です。今回はトーナメントではなくスーパーファイト の出場ですが、トーナメントに負けないように盛り上げる試合をします。谷山選手は63kgで世界のベルトを巻いていて、K-1にも出ている選手。次のK-1を考えて今のうちに潰しておこうと思います」とコメント。
来年1月からスタートする−63kg初代王座決定トーナメント1回戦にはチームドラゴンから梶原龍児、 卜部功也の2選手が出場するため、尾崎はトーナメント出場のチャンスを2人に譲る形となったが「世界チャンピオンに自分がどれだけ通用するのかも楽しみです。トーナメントに出なくても世界チャンピオンと試合をすることで得られる収穫はある。世界チャンピオンに勝ってトーナメントよりも上を見ています」と 前向きな言葉を残している。
Krush実行委員会
「Krush初代王座決定トーナメント〜Round.1〜」
2010年12月12日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※オープニングファイト開始は17:15
<全対戦カード>
▼メインイベント(第9試合) Krush−60kg初代王座決定トーナメント1回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
石川直生(青春塾/元全日本スーパー・フェザー級王者)
VS
卜部弘嵩(チームドラゴン/2007全日本新空手K-2軽中量級王者)
▼セミファイナル(第8試合) Krush−60kg初代王座決定トーナメント1回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
DYNAMITE祐太(Liquid FIST)
▼第7試合 Krush−60kg初代王座決定トーナメント1回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
青津潤平(NPO JEFA/元J-NETWORKライト級暫定王者)
VS
野杁正明(OISHI/K-1甲子園2009王者)
▼第6試合 Krush−60kg初代王座決定トーナメント1回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
“狂拳”竹内裕二(菅原道場/WMAF世界スーパーフェザー級王者)
VS
水落洋祐(はまっこムエタイ/元全日本フェザー級3位)
▼第5試合 Krush−55kg初代王座決定トーナメント1回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
寺戸伸近(青春塾/全日本・RISE・M-1三冠王者)
VS
日下部竜也(OISHI/シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者)
▼第4試合 Krush−55kg初代王座決定トーナメント1回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
KENJI(DC LAB.GYM/元WPMO世界スーパーフライ級王者)
VS
田中一輝(月心会/K-1甲子園2008西日本第3位)
▼第3試合 Krush−55kg初代王座決定トーナメント1回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
瀧谷渉太(桜塾/2007全日本新空手K-2軽量級王者)
VS
匠(チームドラゴン)
▼第2試合 Krush−55kg初代王座決定トーナメント1回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
水原浩章(光/J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
VS
森川修平(KSS健生館/2009全日本新空手K-2軽量級第3位)
▼第1試合 スーパーファイト 63kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
尾崎圭司(チームドラゴン/2007K-1 WORLD MAX日本第3位)
VS
谷山俊樹(谷山/ISKAインターコンチネンタル63kg級王者)
▼オープニングファイト第2試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R
中島 剛(青春塾)
VS
上杉隼土(超越塾)
▼オープニングファイト第1試合 63kg Fight K-1ルール 3分3R
泰斗(GET OVER)
VS
中村圭佑(チームドラゴン)
<チケット料金>
SRS席 12,000円/RS席 8,000円/S席 6,000円/A席 4,000円
※全席指定、当日は各席500円増し。
<チケット発売場所>
チケットぴあ=http://t.pia.jp/
イープラス=http://eplus.jp/battle
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
グッドルーザー=TEL:03−5351−8390
<お問い合わせ>
グッドルーザー=TEL:03−5351−8390
●2010年度 Krush大会スケジュール
12月12日(日)後楽園ホール「55kg&60kgトーナメント開幕戦/1回戦各4試合」の詳細はこちら
●2011年度 Krush大会スケジュール
1月9日(日)東京・後楽園ホール「63kgトーナメント開幕戦/1回戦各4試合+スーパーファイト」の詳細はこちら
2月13日(日)東京・新宿FACE
3月19日(土)東京・後楽園ホール「55kg&60kg&63kgトーナメント決勝戦/各準決勝+決勝」
4月30日(土)東京・後楽園ホール「70kgトーナメント開幕戦/1回戦各4試合+スーパーファイト」
6月12日(日)東京・新宿FACE
7月16日(土)東京・後楽園ホール「70kgトーナメント決勝戦/各準決勝+決勝」
8月14日(日)東京・後楽園ホール
9月24日(土)東京・後楽園ホール
10月16日(日)東京・新宿FACE
11月12日(土)東京・後楽園ホール
12月9日(金)東京・後楽園ホール
※大会スケジュールは追加・変更・中止となる場合がある
GBRの「Krush特集」
尾崎圭司のラッシュスパーリング動画、チームドラゴン前田憲作代表インタビュー、初代K-1−63kg日本王者・大和哲也のインタビューなど |
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