5月14日（土・現地時間）フランス・カンヌのPalm Beachで開催されるムエタイの世界大会『Thai Fight』に出場する、“チームサムライ”日本人3選手のコメントが届いた。

→チームサムライとして昨年の世界トーナメント優勝者ビンカと対戦する大和侑也

『Thai Fight』は昨年、世界16カ国のトップ選手によるトーナメントを初開催。タイのTV局3チャンネルにて生中継され、優勝賞金もタイ国内で今まで開催された中では最高額の200万バーツと、ISUZUのピックアップトラック1台が贈呈された。

　一般層のムエタイ離れを阻止しようと、ムエタイを賭けの対象ではなくより多くの人々にエンターテインメントとして広めることを目的とし、今年3月にはタイの首相官邸で記者会見が行われ、副首相と副商業担当大臣も出席。タイが国をあげて国技ムエタイを世界に普及させるためのイベントであることをアピールした。今年は日本を含め世界5カ国で7大会の開催を予定している。

　今回行われるフランス大会には、日本からNJKFウェルター級王者・大和侑也（大和）、WPMF日本ミドル級王者・小又大貴（エス）、RISEミドル級8位・山本バッファ弘樹（大和）の3選手が日本代表の“チームサムライ”として出場する。以下、3選手のコメント。

小又大貴
「今回初めてのフランスでの試合でとても楽しみにしています。相手は誰でもOK！　しっかり準備してフランスの皆さんに日本人選手の強さとムエタイのヒジ技を炸裂させてきます。もちろん勝ちに行きます。よろしくお願いします」

山本バッファ弘樹
「今回、こんな大きな大会に僕なんかが出させてもらえることに感謝しています。こんなビッグチャンス、めったにあることじゃないので、絶対フランスで僕の顔をみんなに焼き付けて帰りたい。大和魂全開で勝ちに行きます。ムエタイの技は俺も負けない」

大和侑也
「今日本は地震の影響で大変な状況になっています。日本の格闘技ファンの皆さんに少しでもいい報告ができるよう、チャンピオンの意地と日本人の強さをアピールして、勝って日本に帰りたいと思います！　去年の16カ国トーナメントチャンピオンを相手にムエタイでも充分戦えることを証明してみせる。首相撲では俺も負けない」

センチャイ会長（Thai Fight日本総責任者）
「フランスのムエタイ大会で3人のチームサムライで日の丸を3つリングの上に掲げたい。それが私の夢です。これからも日の丸を世界のリングに掲げていけるよう頑張りたい。応援よろしくお願いします」

「Thai Fight」
2011年5月14日（土）フランス・カンヌPalm Beach

＜主な対戦カード＞

大和侑也（大和/NJKFウェルター級王者）
vs
ファビオ・ピンカ（フランス/WBCムエタイ世界スーパーライト級王者、2010年Thai　Fightワールドトーナメント優勝）

小又大貴（エス/WPMF日本ミドル級王者）
vs
サミール・モハメッド（フランス）

山本バッファ弘樹（大和/RISEミドル級8位）
vs
イブラヒム・チアホウ（フランス）

ブアカーオ・ポー.プラムック（タイ）
vs
ジメ・クリバリー（フランス）

ヨードセングライ・フェアテックス（タイ）
vs
ジョセ・バラダス（ポルトガル）

サイヨーク・パンプンモアン（タイ）
vs
モハメッド・ディアビ（フランス）

スッドサコーン・ソー.クリンミー（タイ）
vs
アブドゥラ・マベル（フランス）

ペットアッサウィン・ソータンフェリー（タイ）
vs
ソフィアン・デルデガ（フランス）

●Thai Fight　2011年スケジュール
5月14日　フランス（カンヌ　Palm Beach）
7月17日　中国（Helong Stadium　Changsha）
8月7日　日本（東京・有明コロシアム）
9月25日　タイ（Tammasat University Convention Center）※67kgと70kgのトーナメント開幕戦
10月24日　タイ（Tammasat University Convention Center）※67kgと70kgのトーナメント準々決勝
11月27日　タイ（Ananta Samakhom Throne Hall）※67kgと70kgのトーナメント準決勝＆決勝戦
12月17日　アメリカ（ラスベガス・ヒルトンホテル）