↑いつも通りの安定した組手で初日を突破した田中健太郎。4年ぶりの全日本王座奪還なるか?
国際空手道連盟極真会館
「第40回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」
2008年11月1日(土)東京体育館
1日=開場10:00 開会式11:00 開始11:30
記念すべき40回目を迎えた極真会館(松井章圭館長)の全日本大会、その初日が行われた。体重無差別のトーナメントに外国人12名を含む128名が参加。
18歳〜20台前半の若い選手が多く出場している中、ベテラン勢も健在だった。
→開会式で選手宣誓を務めたのは日本のエース格・田中健太郎。
最年長42歳の市村直樹(城西下北沢支部)は2回戦で19歳のアンドレイ・チェホニン(ロシア)を延長戦の末に撃破し、33歳の徳田忠邦(大阪南支部)も2回戦で20歳のブラディスラブ・ブラソビチャ(ウクライナ)に一本勝ち。
36歳の木立裕之(本部直轄浅草道場)も危なげなく1、2回戦を突破した。
第37回&38回全日本王者の内田義晃(京都支部)が欠場となり、日本の両翼エースは第36回全日本王者の田中健太郎(川崎中原支部)だけが出場。2回戦で顔面殴打が2度あり、あわや減点の危険性もあったが1、2回戦ともに本戦5−0で勝利を収めている。
→昨年の世界大会で唯一の日本人入賞者となった村田も好調な滑り出し。
また、昨年の『第9回全世界大会』において日本人で唯一ベスト8に入った次期エース候補・村田達也(埼玉県西支部)も、持ち前の突きの強さで勝ち進んだ。
今回、3名を送り込んだ正道会館は、板谷泰志が2回戦で荒木聡(本部直轄柏道場)に敗れたものの、沢田秀男と外岡真徳は大会2日目に駒を進めた。
→総合格闘技で秋山と対戦した外岡が参戦。テクニシャンぶりを発揮した。
特に9・23DREAMで秋山成勲と総合格闘技で対戦している外岡は、独特の大きな弧を描く突きと速い上段廻し蹴りで調子の良さを窺わせて1、2回戦共に圧勝。明日の初戦となる3回戦では、田中健太郎との一騎打ちが実現する。
そして、外国人勢ではやはりロシアが強さを発揮。7名が参戦し、その内なんと6名が明日の決勝へ進出した。
→1回戦、ダミヤノフは僅か51秒で一本勝ち。
第9回全世界5位のアンドレイ・ステピンは1回戦で合わせ一本勝ち、同世界大会でレチ・クルバノフに一本勝ちしたイリヤ・カルペンコ、同世界大会ベスト16のヌルマガメド・マメフドフとゴテルジ・カパナーゼも恐るべき強さを発揮。史上初の外国人全日本王者誕生を予感させるほどだった。
正道会館、外国人勢を相手に極真ジャパンのベテラン&若手がどう闘うか? 王座を死守することが出来るのか!? 第40代全日本チャンピオンは明日2日(日)に決まる。
→ロシアの若き強豪カパナーゼはまだ21歳。末恐ろしい。
なお、大会2日目は試し割りに始まり、3回戦16試合、4回戦8試合、準々決勝4試合、準決勝2試合、3位決定戦、決勝戦、演武がそれぞれ行われる。
●ベスト32進出者名(1、2回戦勝利)
赤石 誠(総本部/27歳)
志賀賢一(愛媛支部/29歳)
佐藤 賢(城西世田谷東支部/26歳)
市村直樹(城西下北沢支部/42歳)
イリヤ・カルペンコ(ロシア/22歳)
村岡賢和(本部直轄札幌道場/27歳)
鎌田翔平(東京城西支部/21歳)
木立裕之(本部直轄浅草道場/36歳)
谷口 誠(鹿児島支部/31歳)
藤田雄也(愛媛支部/21歳)
佐野忠輝(城西世田谷東支部/37歳)
アンドレイ・ステピン(ロシア/26歳)
沢田秀男(正道会館/29歳)
イゴール・ティトゥコフ(ロシア/25歳)
松岡朋彦(兵庫支部/30歳)
鈴木雄三(東京城北支部/24歳)
村田達也(埼玉県西支部/26歳)
荒木 聡(本部直轄柏道場/23歳)
小沼隆一(下総支部/23歳)
ヌルマガメド・マメドフ(ロシア/28歳)
ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア/28歳)
山本哲平(千葉県北支部/25歳)
辻本隼也(大阪なみはや支部/21歳)
別府良建(鹿児島支部/27歳)
徳田忠邦(大阪南支部/33歳)
森善十朗(東京城西支部/23歳)
平野智也(横浜港南支部/33歳)
ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア/22歳)
福井裕樹(本部直轄柏道場/32歳)
ニコライ・ダビドフ(ロシア/21歳)
外岡真徳(正道会館/35歳)
田中健太郎(川崎中原支部/27歳)
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