マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「BREAK THROUGH-10〜突破口〜」
2009年4月12日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00
▼メインイベント(第14試合) 交流戦 ライト級62kg契約 3分5R WBCムエタイルール
○大和哲也(大和/NJKF日本ライト級王者)
KO 1R2分32秒 ※右ストレート
●壮泰(橋本道場/MA日本スーパーライト級王者)
3・22NJKFディファ大会での“狂拳”竹内裕二VS赤十字竜に続いて、WBCムエタイ統一ランキング戦でMAとNJKFのチャンピオン対決が実現。
前回は激闘の末に痛みわけとなっており、今回も団体の看板を背負った者同士の意地の張り合いが期待される。色白の大和と真っ黒に日焼けした壮泰、いよいよゴング!
1R、左ミドルを蹴る壮泰と右ローを蹴る大和。その蹴り合いが続く。大和は壮泰のミドルに左へ飛んでの左フックも狙う。距離が近くなったところで大和が右ストレート一閃!
弾かれるようにして大の字にダウンする壮泰! 壮泰が立ち上がると、左右フックで一気に襲い掛かる大和。壮泰も打ち合いに応じるが大和の右カウンターがモロにヒット!
ダウンした壮泰は立ち上がろうとしたが、体が言うことを利かずごろりとマットに転がる! 大和が壮絶なKO勝ちで対抗戦を制した。しばらくして立ち上がった壮泰は、大和を抱きしめて勝利を祝福した。
「壮泰選手が強いのは知っていたので緊張しました。素直に嬉しいです。壮泰選手は人としても選手としても尊敬しています。最近、NJKFの選手が負けていますが、NJKFには大和がいるぞってことをアピールしていきたいです。いま60Kg級が盛り上がっていますが、僕はチャンピオンになったばかりで地方の選手なので目立たないかもしれませんが、60Kg級の大和哲也を覚えてください!」とアピールした。
「とにかくホッとしました。壮泰選手とは2年前に知り合い、一緒に遊んだりするほどプライベートでも仲良くしていて、彼と知り合ってキックボクシングに対する意識が変わりました。それくらい影響を与えてくれた人なんです。僕がプロになる前から知っていて、スタイルも綺麗だし。それだけ影響を与えてくれた人だったので、これからのターニングポイントになる試合だと思っていました。そういう意味で昔の自分を払拭する試合でした」と、友情対決であったことを明かした大和。
フィニッシュの右ストレートは「メチャクチャ自信があって、これで倒せなかったらもう倒せないくらいに思っていました。練習でも良かったし、パンフレットにも左が強いと書いてあったので絶対に使おうと。技術的なものではなくパンチに体重を乗せる感覚を掴んだんです。今までのパンチだったら倒せなかったと思います」と、左フックに続く新たなる武器を手に入れたようだ。
また、“60kgに大和哲也あり”をアピールしていたのは、K-1に出たいという意味ではなく「もちろん声が掛かればでますし。出たい言ってしまったら周りの人と同じになってしまう。実績を残せれば自然と声が掛かるので、地道に一歩一歩階段を上がって行きます」と、まずはWBCムエタイ統一日本王者を狙うと語った。
▼セミファイナル(第13試合) 交流戦 75kg契約 ショーダウンマッチ1 3分3R延長1R ※ヒジなし
○寒川直喜(バンゲリングベイ/M-1スーパーヘビー級王者&前J-NETWORKミドル級王者)
判定3−0 ※30−27、30−27、30−28
●廣虎(ワイルドシーサー/MA日本ミドル級9位)
手術と入院で戦線から離脱、昨年10月に復帰してからは二連勝を飾っている寒川。今回はボクシングから転向して8勝の内KOが7つという廣虎と対戦する。寒川のキックボクシング界最高峰の左ジャブは、この元ボクサーにも通用するのか?
1R、廣虎のパンチを両腕でブロックしてジャブを返す寒川、さらに打ち終わりを左フックで狙う。右インローも。廣虎はパンチを叩きつけていくが、寒川のブロックは固い。
しっかり受けてインロー、ジャブ、ボディストレートを返していく寒川。
2R、ワンツーを連打して前に出てくる廣虎に、寒川は自分から下がってコーナーを背にしてのブロックから左フック狙い。しばらくこの展開が続き、寒川がローを出しながら前へ。しっかりブロックしてロー、左ジャブを突き刺してローと攻めていく寒川。後半には首相撲から浴びせ倒してマットに叩きつける。
3R、ハイキックを繰り出した廣虎を軸足蹴りで転倒させる寒川。パンチで前に出る廣虎をまたしてもコーナーに誘い込んでブロックで受け、打ち終わりに左ジャブを突き刺して“来い、来い”と挑発。
廣虎のハイキックに軸足蹴りを合わせてまたも転倒させると、応援団へ向かってスネをアピールする余裕ぶり。
ジャブ、ロー、右ストレート、右ミドルと攻め続け、組んでのヒザでダウンを奪う寒川。最後は逆に廣虎をロープ際へ追い詰めてパンチの連打、前蹴りとヒザで廣虎を追い回し、寒川が判定3−0で完勝した。
▼第12試合 バンタム級ランキング戦 ショーダウンマッチ1 3分3R延長1R
○島んちゅ泰(真樹ジムオキナワ/同級4位)
KO 延長R2分24秒
●平本 悠(橋本道場/同級2位)
※本戦は判定1−0(30−29、29−29、29−29)
平本は昨年10月以来の試合で下位ランカーを迎え撃つ形。島田泰から改名した島んちゅは今年からバンタム級に下げて、平本のと同門である森田晃允が保持するベルトを狙う。
1R、前に出ようとする島んちゅを平本はローで迎え撃つ。島んちゅは得意のパワフルな右フックを狙っていくが、平本は充分に警戒。逆に右のパンチを当ててグラつかせると、島んちゅはすぐに体勢を立て直して守りに入ることなく攻めに転じていく。
2R、右フックを主体に右ミドルと併せて揺さぶりをかけていく島んちゅ。平本は左ミドルからパンチに行くが、首相撲で主導権を握られ島んちゅにスタミナを奪われていく。
3R、パンチを連打して前に出て行く島んちゅ、平本は首に腕を巻きつけてクリンチに持ち込む。島んちゅがパンチ、ミドルから組んでのヒザ。平本も右フックを当ててグラつかせるが、ミドルとヒザでスタミナを奪われて後が続かない。逆転を狙う平本は縦ヒジ、島んちゅはミドルからパンチと前へ出て攻めて行った。
ジャッジ1名が島んちゅを支持したがジャッジ2名はドローのため延長戦に突入。島んちゅが右ミドルからワンツーで前へ。至近距離で平本がフックを当てるが、島んちゅは下がらずに組んでヒザ蹴り。
ガムシャラに左右のパンチを繰り出す島んちゅに平本も打ち合いを挑んだが、島んちゅの右ミドルからの右ストレートが突き刺さり、後方へバッタリと倒れる! 島んちゅがもつれ合った試合をKOで締め括った。
▼第11試合 フェザー級ランキング戦 ショーダウンマッチ1 3分3R延長1R
○奥山光次(渡辺/同級2位)
TKO 2R2分25秒
●保田 俊(花澤ジム/同級5位)
▼第10試合 ウェルター級ランキング戦 ショーダウンマッチ1 3分3R延長1R
○一貴(マスターズピット/同級3位)
TKO 1R1分18秒 ※ドクターストップ
●深澤大輔(ダイケン/同級4位)
▼第9試合 ライト級ランキング戦 ショーダウンマッチ1 3分3R延長1R
○大江和也(HIMI-GYM/同級5位)
判定2−0 ※29−28、29−29、29−28
●梶田義人(武勇会/同級9位)
▼第8試合 スーパーフェザー級 3分3R
△KING(土浦/同級6位)
ドロー 判定0−0 ※三者とも29−29
△ハンター御之畄(HOSOKAWA/フェザー級9位)
▼第7試合 スーパーライト級 3分3R
○冨田健祐(真樹ジムアイチ/同級10位)
判定2−1 ※30−29、29−30、29−28
●関口貴大(ダイケン/同級9位)
▼第6試合 バンタム級 3分3R
○土橋義之(マイウェイ/同級10位)
TKO 2R1分52秒 ※レフェリーストップ
●AKITAKA(HIMI−GYM)
▼第5試合 ライト級 3分3R
○町田 光(橋本道場)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−28
●清水友希(習志野)※NOZOMIから改名
▼第4試合 ミドル級 2分3R
○宮本寛之(花澤)
KO 1R0分45秒
●安藤靖浩(武勇会)
▼第3試合 ウェルター級 2分3R
○フーテンの康(谷山)
判定2−0 ※30−29、30−30、30−29
●芳野亮太(士道館ひばりが丘道場)
▼第2試合 スーパーフェザー級 2分3R ※ヒジなし
○羽田 信(タナベ)
判定2−0 ※29−28、30−30、30−29
●内山周平(Kインター柏)
▼第1試合 60kg契約 2分3R ※ヒジなし
○谷山俊樹(谷山)
判定3−0 ※30−28、30−29、30−28
●佑哉(ワイルドシーサー)
<2008年度・年間表彰式>
・最高試合賞
2008.12.21(日)WMAF世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ
TURBO(FUTURE_TRIBEver.O.J)VS“狂拳”竹内裕二(菅原道場)
・最優秀選手賞(MVP)
“狂拳”竹内裕二(菅原道場) 7戦6勝(2KO)1敗(4試合MA)
・殊勲賞
駿太(谷山) 5戦3勝1敗1分(1MA)
・敢闘賞
大江和也(HIMI‐GYM) 4戦4勝(2KO)(4MA)
・技能賞
白須康仁(花澤) 5戦4勝(4KO)1敗(2MA)
・KO賞
加藤 渉(柏) 4戦4勝(3KO)(3MA)
・優秀選手賞
森田晃允(橋本道場) 4戦3勝(1KO)1敗(3MA)
・優秀選手賞
RIOT(真樹ジムオキナワ) 4戦3勝(2KO)1敗(3MA)
・特別賞
城戸康裕(谷山) K-1 JAPAN日本代表決定トーナメント優勝
・新鋭賞
保田 俊(花澤) 5戦4勝(2KO)1敗(5MA)
・新鋭賞
秋元皓貴(真樹ジムアイチ) 4戦4勝(2KO)(1MA)
・最優秀新人賞
加藤竜二(橋本道場) 2008年新人王トーナメント・バンタム級優勝 5戦5勝(2KO)(5MA)
・新人賞
テープ・ジュン・サイチャーン(真樹ジムアイチ) 2008年新人王トーナメント・フェザー級優勝 4戦3勝1敗(3MA)
・新人賞
梶田義人(武勇会) 2008年新人王トーナメント・ライト級優勝 3戦3勝(1KO)(3MA)
・新人賞
矢野将臣(ナゴヤFC) 2008年新人王トーナメント・ウェルター級優勝 4戦4勝(2KO)(4AM)
・功労賞
宮川拳吾(理事長) 4月12日ディファ有明大会をもって理事長を退任、顧問に就任。
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