ファイティングネットワークリングス
「THE OUTSIDER 第6戦」
2009年5月5日(火・祝)東京・ディファ有明
開場14:00 開始15:00
▼メインイベント(第17試合) 体重リミット65kg
“竜次”
○高田竜次
判定2−0
“リアル刃牙”
●渋谷莉孔
前回の両国国技館大会ではまったく持ち味を発揮できずに敗れた渋谷。前田日明代表も大いに期待している23歳と若い選手だけに、再び輝きを取り戻せるか? その渋谷よりも若い22歳、アウトサイダー初参戦の竜次は舌を出し、不敵な表情で踊りながらの入場。
1R、サウスポーに構えた渋谷はいきなりパンチを打ちに行き、ハイキックを放つがスリップ。すぐに立ち上がって組みなおすが、竜次はヒザ蹴りに行く。
右ローに左フックを返してパンチを連打していく渋谷に、竜次は組んでのヒザ蹴りを連打! 首相撲に対応できない渋谷はパンチを出し、胴タックルからテイクダウン。しかし、竜次がロープを掴んだため注意が与えられる。
パンチで殴りに行く渋谷だが、竜次に胴を差されてヒザ蹴りをもらい、竜次がテイクダウンと同時にマウントを奪う。渋谷は両腕をホールディングしてブレイク待ち。スタンドに戻ると、渋谷がパンチからハイキック、雄叫びを挙げて殴りに行くと竜次は組んでのヒザ蹴り。
渋谷もヒザで応戦し、足を掛けてテイクダウンに行くが逆に投げられてしまう。
2R、渋谷が前蹴りからパンチ、組んで竜次とヒザ蹴りの応酬。足を掛けて倒しに行く渋谷だが、逆に竜次に倒されてしまいバックを奪われる。竜次はさらに腕十字!
回転して逃れた渋谷を抑え込み、ボディへヒジを見舞う。リング上には渋谷のトランクスから剥がれ落ちた羽が散乱する。立ち上がった渋谷が右ハイキック、ノーガードで誘い、蹴りからパンチ。
組み付く渋谷がヒザ蹴り、これはブレイクに。ラスト1分、ノーガードで誘う渋谷は左右のハイキックからバックキック、竜次はパンチ。渋谷はなけやりにフックを振り回したが、竜次に組まれてヒザ蹴りをもらう。
勝敗は判定にもつれこみ、渋谷は悔しさからか何度も絶叫。判定は2−0で竜次が勝利を収めた。
竜次は「みなさん、試合楽しかったですか? 自分をメインに選んでいただいたリングス代表ありがとうございました。自分、キックボクシングやっていて一旦は格闘技諦めたんですが、またやりたくなって、リングに上げてくれたので感謝しています。また頑張ります」と、再び格闘技の世界で生きていくことを宣言した。
▼セミファイナル(第16試合) 体重リミット75kg
“アマ最強戦士アウトサイダー殴り込み”
○佐野哲也
TKO 1R1分26秒 ※レフェリーストップ
“栃木真岡 夜の代表取締役”
●松本峰周
アウトサイダーで3勝を挙げている松本は懐かしいジュリアナ東京の曲に、扇子&ボディゴンのジュリアナガールズを引き連れてのド派手な入場。一方、第4回大会MVPの佐野はセコンドと共にパンクラスTシャツを着ての入場、コールを受けると多くの紙テープが舞う。
1R、松本は振りかぶっての右フックを連発、佐野は左ミドルからショートのパンチ、そして首相撲からのヒザ蹴りを連打! 離れて殴りに行く松本に、佐野はすぐに首相撲に捕まえてのヒザ蹴り、放してパンチ。
松本は来いと挑発するが、松本の首相撲からのヒザ蹴りに捕まる。松本が左フックを打ったところで佐野が飛びヒザ蹴り! そのまま両者倒れ込み、上を奪った佐野がパウンドのラッシュ!
松本は上半身がロープの外にはみ出てしまい、抵抗できずパンチを浴びたためレフェリーが試合をストップした。
試合後、松本のセコンドについた吉永啓之輔(左)が佐野と激しくにらみ合い。第4戦で一度対戦している両者の再戦はあるのか!? ↓
快勝した佐野は、「まずは松本さん、僕の挑戦を受けてくれてありがとうございました。第4回の時に下中(雅也=掲示板代表先走りマン)さんが松本さんに負けたので、2ちゃんねらーの仇をブロガーがとりました。実は僕、誕生日で誰からもプレゼントもらえないんですが、これが自分へのプレゼントってことで。格闘技は見るだけじゃなくやるのも面白いので、お近くに道場があればぜひ、やってみてください。静岡県の人は和術慧舟会駿河道場へ!」と、こなれた様子でマイクアピールを行った。
▼第15試合 体重リミット84kg
“ストリ-トファイトの重鎮 人生喧嘩任侠”
○中村トッシー
TKO 1R1分5秒 ※レフェリーストップ
“喧嘩所茨城制圧 ザ・WORST”
●加藤紘也
中村は着流し姿で「みちのく一人旅」の入場テーマ曲。加藤は計量で300グラムオーバーしたが、中村が了承して試合は成立。加藤にイエローカードが出された状態から試合が始まる。両者ともアウトサイダーで1勝を挙げている。
1R、中村の放った左ジャブ一発で加藤がダウン! 立ち上がった加藤は一気に打ち合いに行き、パンチの応酬から中村が脇を差して組み付く。足を掛けてテイクダウンした中村がマウントを奪い、パウンドの嵐。
立ち上がると左ボディから右フックとパンチを打ち分け、連打で加藤をロープに釘付けにする中村! 加藤がダウン寸前となったところで、レフェリーが試合をストップ。中村が圧倒的な強さを発揮した。
「自分、茨城の田舎もんなんですけど。何の恨みもなかったんですけど、加藤君と試合することになって。今日は念願かなってよかったです」とシブく挨拶すると、場内からは“カッコいい!”の声が飛び、中村は観客のハートをガッチリと掴んだ。
▲最多の5賞を獲得した33歳の中村トッシー
★第1試合〜第14試合はこちら
<各賞の受賞者>
ベストストライキングテクニック賞/中村トッシー
ベストグラウンドテクニック賞/キング・ミダラ
根性賞/平野海志、渋谷莉孔、花道
ファイティングスピリット賞/玉井智浩、松岡洋平
ベストバウト賞/第12試合 堀切勇太VS平野海志
角川春樹ベストファイター賞/菱沼郷
特別賞/堀切勇太
格闘技通信賞/ヒカル
ナックルズ賞/渋谷莉孔
サイゾー賞/中村トッシー
モッツ出版高須賞/剛田武
実話ドキュメント賞/中村トッシー
三池崇史賞/中村トッシー
真樹日佐夫賞/中村トッシー
ルータイス賞/中畑泉
大会MVP前田日明賞/ヒカル
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