DEEP事務局/クラブバーバリアン 「DEEP TOYAMA IMPACT」 2009年6月28日(日)富山県・富山テクノホール
開場14:00 開始15:00 観衆=1,318人 ▽第2部
▼メインイベント(第8試合) DEEP女子ライト級タイトルマッチ 48kg以下契約 5分3R ○MIKU(クラブバーバリアン/王者)
一本 3R2分53秒 ※腕ひしぎ十字固め ●リサ・ワード(アメリカ/ユナイテッド・ファイトチーム/NFC女子フライ級&FFF同級王者/挑戦者)
※MIKUが2度目の防衛に成功 DEEP女子ライト級王者・MIKUが地元・富山でメインイベントのタイトルマッチに出場、2度目の防衛戦に臨んだ。挑戦者リサとは2006年9月スマックガールのリングで対戦し、V1アームロックで一本負けしている。
それから今回の再戦まで約3年。その間にMIKUはDEEP女子ライト級チャンピオンに輝き、シュートボクシングで2戦2勝など立ち技でも飛躍的に実力を発揮し、国内の48kg級では無敵の存在となった。 1R、MIKUが右ローを飛ばすと、リサはパンチを出しながらすぐに組み付き、腕力を生かした首投げでテイクダウン。下のMIKUは間髪入れず腕十字狙いにいくと、リサは力任せにMIKUの体ごと持ち上げ振り落とそうとするも、MIKUは離れることなく三角絞めを決めにいく。
腕を引っこ抜こうと必死のリサだが、MIKUは再び腕十字に切り替えリサの腕を伸ばしにかかる。これで決まるかに見えたが、腕を抜いたリサはMIKUのバックにつきスリーパー狙いへ。ここでゴング。 1Rに得意の腕十字を決めることが出来なかったMIKUだが、「ちゃんと決めにいけば出来ると確信しました。どんどん自信がついた」というMIKUは2Rになっても積極的に前へ。
組みにくるリサの腹部にはヒザ蹴り、左ミドルを突き刺し、グラウンドになってもフロントチョークを決めにいく。 顔は見る見るうちに赤くなり苦しそうなリサは耐えるのに必死。立ち上がったMIKUはリサの腹部を踏みつけ! そしてアンクルホールドを決めにいったところでゴング。 3R、完全にスタミナ切れの見えるリサをテイクダウンしたMIKUはリサの腹部にパウンド! チョークを狙いつつ決まらないとみるや、マウントポジションから腕十字に移行しタップを奪った。
試合後のリング上には、MIKUが尊敬し以前から対戦要求していた藤井惠がリングに上がり、MIKUを祝福。二人の女王の対決に注目が集まっているが、「藤井選手は7月に石岡沙織との対戦が決まっているので変に煽りたくなかった。MIKUはこれから体重を上げていかないといけないので、二人の対戦は1年ぐらい様子を見ていきたいですね」とDEEP・佐伯繁代表。 なお、MIKUは試合の2〜3週間前に交通事故に遭って救急車で運ばれていたことが発覚している。「本人は大丈夫だといってましたが、実は重症だったんです。左腸腰筋を痛めてしまい2週間は安静にしていないといけなく、その間はプールで歩くことしか運動は出来ませんでした」とMIKUを指導するクラブバーバリアン・福本吉記代表は明かしていた。
一方、敗れたリサはMIKUのグラウンドのヒザで負傷。不調を訴え、ドクターの診断結果は「内側靭帯損傷、一部禁断列の疑いもある」という。
▼セミファイナル(第7試合) 70.3kg以下契約 5分3R ○Barbaro44(クラブバーバリアン)
TKO 2R4分07秒 ※レフェリーストップ ●伊藤崇文(パンクラスism)
MIKUと同じく、地元・富山のBarbaro44がセミに登場。試合自体は昨年12月の帯谷戦以来、約6カ月ぶりとなる。対する伊藤はデビュー15周年目を迎える大ベテラン。DEEP参戦は02年9月の三島戦から約7年ぶり。
1R、「入場前に流れた煽り映像で“DEEP対パンクラス”といわれていたので、ちょっと負けられないと思った」というBarbaro44はいつも以上に気合の入った表情。Barbaro44の入りに合わせて伊藤が左ハイをジャストタイミングでヒット!
そして打撃を交ぜながら素早いタックルを仕掛け、Barbaro44からバックを奪う。
咄嗟に反応するBarbaro44は上のポジションを取り返しパウンド。スリーパーも狙って行く。スタンドに戻ると、伊藤はテイクダウンに終始し、Barbaro44が上を取る展開が続く。
2Rも変わらず、Barbaro44は伊藤のタックルを切りながら上から押さえつけパウンド連打。伊藤も上を取り返す場面もあったが、Barbaro44を仕留めることができない。
伊藤を抑えつけながらBarbaro44は立ち上がり際に、サッカーボールキック! これが伊藤の顔面を捉えたところでパウンド連打で追い込む。伊藤の動きが止まると、レフェリーは即座に試合を止め、Barbaro44がTKO勝ちした。
試合後には、無理やりながらもマイクを握らされ、「ありがとうございました」と照れを見せながらリングを降りた。
▼第6試合 65.8kg以下契約 5分2R ○アライケンジ(パンクラスism)
一本 2R1分13秒 ※チョークスリーパー ●渡辺匡宏(U-FILE CAMP 岐阜)
「パンクラスの中で一番好きなファイトスタイルの一人」と佐伯代表が高評価するアライが地元で初の試合を迎える。
対戦相手の渡辺は田村潔司の遺伝子を持つファイター、「打ち合いKOしか考えてません!」と気合十分。 1Rから主導権を握ったのはアライ。サウスポーから左ストレート、左インローと矢継ぎ早に攻撃を当てていく。コーナーに追い込まれた渡辺は防戦一方となるも、パンチで反撃。渡辺の前進に合わせて、右フックをクリーンヒットさせたアライ。
ラッシュを仕掛けるも、渡辺に粘られてしまい、仕留めることがでない。
2R、渡辺を下がらせるアライは飛びヒザも交ぜ一方的な展開。コーナーに詰めたアライは渡辺に組み付くとバックを奪う。そのままグラウンドに引き込み、スリーパーを決めるとタップを奪った。
▼第5試合 無差別級契約 5分2R ○誠悟(フリー) 一本 1R1分04秒 ※ネックロック
●徳蔵(東亜常真会) 徳蔵のパンチを食らいながらも、組み付いた誠悟は見事な巻き投げでテイクダウンに成功。そのまま抑え込みながらマウントポジションに移行しパウンドを打っていく。
徳蔵はパンチをもらいながらも立ち上がる。再び、首投げでグラウンドに持ち込んだ誠悟はネックロックで絞り上げ、一本勝ちした。
▼第4試合 70.3kg以下契約 5分2R ○五十里祐一(P’s LAB東京)
判定3−0 ●青木隆明(禅道会) 「一本にこだわらないで今日は叩け!」というセコンド・北岡悟の支持通り、五十里はパンチから組み付くと寝技に持ち込み、ひたすらパウンドを落としていく。パスガードを狙いつつも、こつこつとパンチをおとしていき青木は徐々にダメージを蓄積してしまう。
2Rも、1Rと同じく五十里が上のポジションから青木を抑え込みながらパンチを落とし続ける展開に。スタンドで青木のヒザ蹴りをもらう場面はあったものの、ほとんどダメージない五十里が判定勝ちした。
▼第3試合 60kg以下契約 5分2R ○青山 忍(和術慧舟會富山支部SPO青山)
判定3−0 ●坂元寛史(NASCER DO SOL) 1R、パンチを出しながらタックルを仕掛ける坂元。これを青山が潰すという展開がひたすら続く。終了間際に青山が腕十字を決めかけたところでゴング。
2Rも坂元がタックルし、青山が上から抑えつけパウンド。バックに回り込み、スリーパーも狙ったが惜しくも時間切れ。優位に試合を進めた青山が勝利した。
▼第2試合 70.3kg以下契約 5分2R ○梶田高裕(GSB) KO 1R3分36秒
●大杉ジャカレ優也(TEAM・HODA) 大杉がワンツーで先制攻撃するも、梶田のローブローで試合中断。再開後、大杉がパンチの連打で追い込むが、梶田は両腕ブロックで決定打を許さない。
右アッパー、左フックを当てた梶田が反撃し、大杉は押されてしまう。再び右アッパーをもらった大杉がダウンしたところで、梶田が追撃のパウンドで試合を終わらせた。
▼第1試合 64kg以下契約 インスタントカーマpresentsおやじキックルール 2分2R ○滝田TETSU郎大先生(クラブバーバリアン)
KO 1R1分43秒 ※2ノックダウン ●神道雅宏(Ares) DJ
OZMAの「アゲアゲEVERY騎士」の入場曲が流れる中、女性2人を引き連れ、ノリノリで登場したのは滝田。リングインすると、女性2人は着ていたコスチュームを脱ぎ捨て全裸に! この思わぬパフォーマンスに会場は大盛り上がり、佐伯代表は苦笑い。
1Rから、滝田は前蹴りで神道を突き飛ばすなど絶好調! 最初にパンチでダウンを奪うと、すでに神道は戦意喪失。追撃のパンチで2度目のダウンを奪い、滝田がKO勝利した。
▽第1部 ▼第6試合 77kg以下契約 5分2R ○土屋彬充(本間道場)
TKO 1R1分34秒 ※パウンド ●北田 有(SPO)
▼第5試合 67kg以下契約 5分2R ○藤井崇文(GSB) TKO 1R3分21秒 ※パウンド
●平 一輝(SPO)
▼第4試合 67kg以下契約 おやじ総合ルール 3分3R ○宮本智明(SPO)
一本 1R39秒 ※三角絞め ●パッション中村(クラブバーバリアン)
▼第3試合 65kg以下契約 キックルール 2分2R ○篠川キャベツ晴成(クラブバーバリアン)
TKO 1R1分23秒 ※タオル投入 ●中根和美(アレス)
▼第2試合 60kg以下契約 5分2R ○姫野泰尚(クラブバーバリアン)
一本 1R4分20秒 ※スピニングチョーク ●中原大輝(SPO)
▼第1試合 65kg以下契約 5分2R ○柴田稔生(SPO) KO 1R46秒 ※左ハイキック
●佐藤翔太郎(パラエストラ上越)
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