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1・4「戦極の乱2009」特集
三崎和雄インタビュー、五味隆典の打撃分析、北岡悟の試合映像など

打撃解説の第一人者・吉鷹弘が五味隆典を分析「吉鷹弘の打撃研究室」
格段にレベルアップした五味隆典に打撃で勝てるのは…の巻
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【戦極】廣田が北岡を下して新王者に!GP優勝は金原、三崎は中村に一本勝ち

2009/08/02


ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」

2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00

▼メインイベント(第10試合) 戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R
○廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場/挑戦者)
TKO 4R2分50秒 ※レフェリーストップ
●北岡 悟(パンクラスism/王者)
※北岡が初防衛に失敗、廣田が第2代王者に就く。

 今年1月に五味隆典に一本勝ちした北岡が迎えた初防衛戦。挑戦者の廣田は今年に入り、北岡がパンクラスで勝てなかった井上克也に引き分け、DREAMで活躍する石田光洋にKO勝利している。典型的なグラップラー(北岡)VSストライカー(廣田)という図式のタイトルマッチになった。

 1R開始直後、サウスポーの北岡が右フックからタックル! そのまま廣田をロープまでテイクダウンを奪う。脇を差して立ち上がる廣田だったが、北岡はしつこく片足タックルに入って廣田をマットに寝かせる。

 ハーフガードで上になる北岡は廣田の顔を突き放してコツコツとパンチを入れる。そして廣田が体を起こしたところで北岡がフロントチョーク! しかし廣田も必死に頭を抜いて、それをディフェンスする。廣田の足を掴んでテイクダウンを狙うが、廣田がロープを掴んでしまい、口頭注意が与えられる。

 再開後、北岡が右フックから片足タックル! 廣田からテイクダウンを奪うと、廣田の顔面にパンチを落とす。さらに北岡は足関節を狙いながら廣田の顔面を蹴る。そしてもう一度、廣田の頭をキャッチしてフロントチョーク! かなり長い時間、これに捕まる廣田だったが、何とか頭を抜いてディフェンスする。

 試合がスタンドに戻ると北岡が左ストレートを打つが、逆に廣田が右ストレート! 左フック! これが北岡の顔面を捉えて、北岡の動きが止まる! さらに廣田が北岡からテイクダウンを奪ったところで、ラウンド終了となった。

 2R、北岡はパンチからタックルに入るが、廣田がそれを切る。北岡が左ミドルを蹴ると、廣田が右ストレートを打つ。北岡は左ミドルとバックブロー。北岡が両足タックルに入るが廣田はそれを切る。

 廣田の右ストレートがヒット! 北岡も左ストレートを返す。逆に廣田がタックルに入り、北岡がギロチンを狙うが廣田はすぐに頭を抜く。

 組みの攻防になると引き込む北岡。廣田は立ってスタンドを要求する。廣田の左フックに右フックを返す北岡。しかし北岡はいつものステップがなく、動きが止まってしまう。廣田は北岡を後退させて右のボディストレート! 北岡は必死に組み付くが廣田をテイクダウンできない。

 左ストレートを打つ北岡に廣田は左フックから右ストレート。そのままコーナーまで北岡を押し込む。北岡は首相撲からヒザ蹴り。廣田が両差しでテイクダウンを奪うが、すぐに立ち上がる。

 再開後、左右のパンチを見せる北岡だがパンチが大振りで当たらない。逆に廣田はパンチのプレッシャーから飛びヒザ蹴り! 北岡がタックルに入ったところでラウンド終了となる。

 3R、左ハイキックを蹴る北岡。廣田は左フック、右ストレート。これで北岡を下がらせると、廣田はワンツーで北岡を追いかける。北岡は右フックから片足タックル。ロープまで逃げる廣田だったが、北岡は廣田の体を引っこ抜くようにしてテイクダウンを奪う。

 ハーフガードで上になる北岡はコツコツとパウンド。廣田が体を起こそうとすると、そこに顔面踏み付け! 北岡が上手く廣田を寝かせ続けて、パウンドと踏み付けで攻め込む。

 ここで試合はブレイクとなり、廣田にイエローカードが提示される。再開後、廣田の右ストレートが北岡の顔面にヒット! これで動きが止まる北岡! しかし北岡はタックルから引き込んで残りの時間の経過を待つ。

 4R、廣田が圧力をかけて左フック。北岡はそれを空振りさせてタックルに入るが廣田は倒れない。しつこく何度もタックルに入る北岡。廣田をロープまで押し込んでいくが、ここも廣田は倒れない。北岡は自らガードポジションで引き込むが、廣田は立ち上がってスタンドを要求する。

 再開後、北岡のタックルを切って、廣田が4点ポジションからヒザ蹴りを連打! 何とか立ち上がる北岡だったが、このヒザ蹴りでフラフラになる。北岡はテイクダウンを試みようとタックルに入り続けるが、廣田はそれを切って4点ポジションからヒザ蹴りを入れる!

 この攻撃で確実に動きが止まる北岡! そして北岡の動きが止まったところでレフェリーが試合をストップ!  北岡が初防衛に失敗。廣田が第2代戦極ライト級王者となった。

 試合後、「面白かったやろ? やっぱり見とってスカッとしたやろ?」と故郷・長崎弁で挨拶する廣田。そして新王者は「次もまた見に来て下さい。また面白い試合をします」と短い言葉で挨拶を締め括った。


▼セミファイナル(第9試合) 戦極フェザー級グランプリ2009決勝戦 5分3R
○金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
判定2−1 29−28、29−29(優勢=小見川)、29−28
●小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝)
※日沖はドクターストップで欠場、金原が決勝進出

 遂にクライマックスを迎えたフェザー級GP決勝。しかし当初の予定で決勝の組み合わせは日沖VS小見川となっていたが、試合後のチェックで日沖にドクターストップがかかり、決勝戦に出場が出来ず。

 トーナメントルールにより、準決勝で日沖に敗れている金原が決勝進出となった。準決勝の激闘を物語るように、小見川は顔の左側が青紫色に腫れ上がり、左目が潰れている。

 1R、ガードを高く上げて前に出る小見川。金原は小見川の前蹴りを取ってバックにつく。小見川は一本背負いのようにして金原を投げようとするが、金原はそのまま小見川のバックに回り込む。立ち上がって金原を落とそうとする小見川。しかし金原は足を四の字クラッチしてバックをキープし、コツコツと小見川の顔面にパンチを入れる。

 そして金原は小見川のバランスを崩してグラウンドに引きずり込むと、小見川の顔面にパウンド。小見川は背負い投げを試みるが、金原はそれでも上のポジションをキープする。

 ガードポジションになった小見川はフロントチョークを仕掛けるが、金原はそれにすぐに反応して頭を抜く。小見川は金原の右腕を頭と肩で抱えてアームバー! 金原の体を伸ばすが、金原はそれに耐える。

 2R、金原は前蹴りと右ロー。右ストレートから左ハイキックを飛ばす。そのまま距離が詰まると金原はタックルに入るが、小見川はそれを切る。がぶりの態勢から小見川はヒザ蹴り。金原は自分から引き込むようにして、小見川の体を返してグラウンドで上のポジションを取る。そして金原はサイドポジションからヒザ蹴りを連打!

 これをもらう小見川だったが、金原の体を足で跳ね上げてしつこくフロントチョーク。しかし金原は頭を抜いてそれをディフェンスし、マウントポジションへ! 肩固めを狙いながらパンチを落とす。小見川もそれをディフェンスし、何とか立ち上がることに成功する。

 3R、ワンツーで前に出ていく小見川! 金原はそこに左ハイキックを蹴る。金原のインローに右ストレートを合わせる小見川。金原は小見川に組み付いてバックに回りこもうとするが、小見川もそれを許さない。

 逆に小見川が金原の頭を落として、フロントチョークのような態勢で上になる。金原も足を効かせてガードポジションに戻すと、小見川はすかさずアキレス腱固め! 金原はすぐに足を抜いて立ち上がる。金原は首相撲からヒザ蹴り! ワンツーで前に出る小見川。金原はそれをジャブで止める。

 タックルでテイクダウンを狙う金原だったが、それを切られると自ら引き込む。サイドポジションで押さえ込む小見川はそこから鉄槌! 金原はタックルで前に出る。小見川はそれを切って4点ポジションからヒザ蹴り。そして小見川がマウントポジションを奪う。

 残り30秒、体を起こしてパンチを落とす小見川! 金原も必死に体を起こしてそれをディフェンスする。残り10秒、金原が立ち上がり打撃戦になったところで試合終了となった。

 判定は29−28、29−29(優勢=小見川)、29−28のスプリットディシジョンで金原! フェザー級GPは準決勝で日沖に敗れた金原が優勝という大波乱の結末に終わった! 

「ZSTから来た大穴の金原です。日沖選手に負けて決勝に出ようか迷ったけど、仲間が後押ししてくれて戦えました。本当に応援してくれたみんなのおかげだと思います。また戦極のリングに帰ってきます。その時は応援よろしくお願いします!」と金原。最後はセコンド、パラエストラ八王子、そしてチームZSTのメンバーと共に記念撮影に応じた。


▼第8試合 戦極ミドル級チャンピオンシップ挑戦者決定戦 5分3R
○三崎和雄(GRABAKA)
TKO 1R3分3秒 ※フロントチョーク
●中村和裕(吉田道場)

 ジョルジ・サンチアゴの持つ戦極ミドル級王座への挑戦権をかけて行われる予定だった一戦。しかし試合前に三崎が公務執行妨害容疑で逮捕・起訴され、東京地裁から懲役1年・執行猶予3年の判決が言い渡されるという事件が起こり、三崎にはコミッションからこの試合のファイトマネー全額没収・8月3日以降の戦極無期限出場停止処分が下された。

 中村の後に入場した三崎は真っ黒な無地のスパッツでリングイン。名前をコールされると深々と頭を下げる。

 1R、飛びヒザ蹴りのフェイントを入れる三崎。中村は左フックで飛び込む。そして中村が左フックから右ストレート。三崎は距離が詰まるとヒザ蹴りを突き上げる。中村のローに三崎は右ストレートを合わせる。

 中村は細かくパンチのフェイントを入れて右フックで飛び込む。ロープを背負いながらも左右のパンチを返す三崎。すると中村のインローがローブローとなり、試合が一時中断となる。

 再開後、ジャブを突いて距離を取る三崎に対して、右ストレートから突っ込んでいく中村。三崎は下がりながらも右ストレートを返す。しかしここで中村が蹴った奥足へのローがローブローとなり、再び試合が中断となる。 再開後、三崎は下がりながら右の飛びヒザ蹴り! これが見事に決まり中村がダウン! 一気にパンチを落とす三崎!

 中村は両足タックルでテイクダウンを狙うが、そこに三崎がフロントチョーク! これがガッチリと入り、レフェリーが試合をストップ。試合は三崎の一本勝ちという結果に終わった。

 試合が終わると三崎は四方に向かって一礼。マイクを渡されても喋ることを拒否し、そのままリングを降りる。そして最後は場内のファンに深々と頭を下げて、控え室へと戻っていった。


▼第7試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
○ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフ(ブルガリア/SKアブソリュート・ブルガリア/韓国サンボ連盟)
判定2−1 ※30−28、27−30、29−29(優勢=イワノフ)
●藤田和之(藤田事務所)

 昨年6月にトラビス・ビューに敗れて以来となった藤田の対戦相手はコンバットサンボの大会でエメリヤーエンコ・ヒョードルに勝ったことがあるイワノフ。イワノフは今回が日本初登場であり、非常に幻想が膨らむ選手だ。

 1R、サウスポーのイワノフに対し、じりじりと前に出る藤田。イワノフが左ストレートを打つと藤田も右フックを返す。そして互いに左右のフックを強振! 激しい打撃戦に場内が沸く。そしてイワノフは藤田をコーナーに詰めると左右のパンチの乱れ打ち! これを立て続けに受けた藤田がダウン! しかし藤田はすぐに片足タックルに入ってイワノフをテイクダウンする。

 イワノフのフロントチョークを外した藤田はハーフガードでイワノフを押さえ込む。サイドポジションを奪われるイワノフだったが、すぐに反転してタックルで立ち上がる。藤田はイワノフをコーナーに押し込んで右フックを連打する。

 2R、藤田は前に出て右ストレート! イワノフもパンチを返して首相撲からヒザ蹴り。藤田は片足タックルでイワノフをテイクダウンするが、イノキ・アリ状態となりブレイクになる。

 再開後、パンチで突っ込む藤田にイワノフは左フック。互いに軽くパンチを出し、組んでは離れるという展開が続く。しかし残り1分過ぎ、藤田が首相撲の状態からクリンチアッパー! イワノフも左右のフックを返す。

 3R、プレッシャーをかけてジリジリと前に出る藤田。イワノフがロープを背負ったところで両足タックルでテイクダウンを狙うが、イワノフは倒れない。ここで藤田が額をカットして、ドクターチェックが入る。

 再開後、藤田はすぐに片足タックル。イワノフは足を抜いて立ち上がる。その後も2R中盤と同じように見合う展開が続く。イワノフは左ミドル、左フック。藤田はイワノフをコーナーに押し込む。しかし藤田はテイクダウンすることが出来ず。

 終了間際、藤田は両足タックルでテイクダウンを奪うが、有効な攻撃を出すことが出来ない。判定は2−1とスプリットディシジョンでイワノフ! 藤田は復帰戦を飾ることが出来なかった。


▼第6試合 戦極ウェルター級ワンマッチ 5分3R
○ダン・ホーンバックル(アメリカ/McVicker’s Martial Arts Academy)
KO 3R2分50秒 ※右ハイキック
●郷野聡寛(GRABAKA)

 UFC挑戦を経て約2年8カ月ぶりの日本凱旋となった郷野。郷野は郷ひろみの「GOLDFINGER '99」に乗ってスーツ姿で登場。花道でターンを決めてリングに上がると、ジャパニーズ・センセーション、「郷のです」と書かれたパンツを履いて試合に挑む。

 1R、長身でサウスポーのホーンバックルに対して、郷野は軽く右ミドル。ジャブを打ちながら、足を使って距離を取る。そして郷野は右ボディストレート。ホーンバックルの左ミドルをブロックして左フック、右ミドルを返す。郷野はジャブを空振りさせて右ストレート。ホーンバックルは左ミドルを返す。

 ホーンバックルは一気に組み付いていくが、郷野は倒れない。郷野は左手を伸ばしつつ、ホーンバックルの左ストレートを空振りさせて左フックを返す。郷野はホーンバックルの攻撃をかわして右ストレート。ホーンバックルはミドルとローで前に出る。

 ホーンバックルの前蹴りをキャッチして右ストレートを返す郷野。ホーンバックルは強烈な左のボディストレートから右フックを2発! これで郷野の動きが止まり、ホーンバックルは首相撲から強烈なヒザ蹴り!

 そのままホーンバックルがグラウンドで上を取ると強烈な踏み付けとパウンド! 郷野は必死にガードポジションで追撃を阻止。残り10秒で立ち上がるが、ホーンバックルはその際に左ストレート。郷野はホーンバックルの前蹴りを取って右ストレートを打つ。

 2R、ホーンバックルのジャブに郷野が右ストレート、ボディストレートを打つ。さらに前蹴りのフェイントから右ロー、右ミドルを蹴る。ホーンバックルの右ローをキャッチして右ストレートを打つ郷野。前蹴りでホーンバックルを突き放す。ホーンバックルは左ミドルと右ロー。郷野は右ストレートで前に出る。ホーンバックルは左ミドルから左ストレートを打つ。

 郷野はボディを打って、そこから体を沈めてホーンバックルの顔面に右フック。さらに郷野は左ボディから右ストレートを打つ。郷野の打撃に押されるホーンバックルだったが、郷野の左フックを空振りさせて両足タックルでテイクダウン! ホーンバックルはハーフガードでじっくりと押さえ込む。そしてホーンバックルはマウントポジションを奪うと、郷野のブリッジを潰して、こつこつとパンチを落とす。

 3R、郷野はジャブとインロー、右の前蹴りを見せる。そして郷野がホーンバックルのインローに右ストレート! ホーンバックルは両手を広げて「効いていないよ」とアピール。郷野は左フックでホーンバックルを追いかけるが、ホーンバックルは郷野に組み付いてロープまで押し込む。

 ブレイク後、ホーンバックルが左ミドル。郷野はそこに右ストレート、ボディストレートを打つ。じりじりとパンチのプレッシャーをかけて前に出る郷野。右の前蹴りでホーンバックルを下がらせようとするが、ホーンバックルはそれを手で流しながら右ハイキック! これが郷野の顔面をモロに捉えて、郷野が後方にバッタリ! 郷野はそのまま立ち上がることが出来ず。ホーンバックルが衝撃のKO勝利を収めた。


▼第5試合 戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
○光岡映二(フリー)
一本 1R1分50秒 ※フロントチョーク
●クレイ・フレンチ(アメリカ/HIT Squard)

 光岡はこれまで慧舟會を所属していたを離れ、今回がフリー転向後の第一戦。過去に日本で青木真也や北岡悟と拳を交えたフレンチと対戦した。光岡のセコンドには宇野薫、長南亮がつく。

 1R、互いにサウスポー同士の両者。光岡はフレンチの右フックを空振りさせると、インローを蹴りながらフレンチに組み付く。ここから光岡は両差しで組むと、フレンチをしっかりとテイクダウン。

 そして立ち上がろうとフレンチの首をキャッチしてフロントチョーク! これがガッチリと極まり、フレンチがタップ。光岡が鮮やかな一本勝ちを収めた。

 試合後、光岡は「色々と言いたいことがあるんですけど、フリーになって吉田道場さん、YBTが受け入れてくれてうれしかったです。これからも応援よろしくお願いします」と喜びを語った。


▼第4試合 戦極フェザー級グランプリ2009 リザーブマッチ 5分3R
○ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT)
一本 2R1分25秒 ※三角絞め
●マット・ジャガース(アメリカ/Team Wolfpack)

 GPのリザーブマッチは1回戦で石渡伸太郎をKO、2回戦で金原正徳に僅差の判定負けを喫しているチャンソンとマルロン・サンドロに敗れているジャガースという組み合わせになった。

 1R、パンチで一気に前に出て行くチャンソン。下がるジャガースに強烈な右アッパーを突き上げる。タックルでテイクダウンを狙うジャガーズだが、チャンソンはグラウンドで上を取る。チャンソンは背筋を伸ばして、コツコツとパンチを落とす。ここはブレイクとなり、ジャガースに口頭注意が与えられる。

 再開後、ジャガースの右ストレートをもらうチャンソンだったが逆に左右のフックから、勢いよく飛びヒザ蹴り! そのまま一気にパンチで前に出て行く! ジャガースは何とかタックルでテイクダウンを奪うが、チャンソンのガードワークは固い。チャンソンはヒップスローからスイープを狙うが、ジャガースはポジションをキープする。

 2R、ジャブを突いて前に出るチャンソンは右ストレート、そしてハイキック! 1Rと同じように右アッパーを突き上げるが、ジャガースが両足タックルでテイクダウンを奪う。ガードポジションで下になるチャンソンだったが、ジャガースの足を抱えてスイープを狙いながら三角絞め! ジャガースの動き合わせて巧みに足を組みかえると、ジャガースがタップ! チャンソンが鋭い打撃とサブミッションを見せて、一本勝ちでリザーバーの権利を得た。


▼第3試合 戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
○小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝)
判定2−1 ※29−30、30−30(優勢=小見川)、30−30(優勢=小見川)
●マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト)

 トーナメントではL.C.デイビス、ナム・ファンという強豪外国人に連勝し、確実に進化を遂げてきた小見川。準決勝では日沖と並ぶ優勝候補サンドロとの一戦に挑む。小見川は吉田秀彦を筆頭に吉田道場の面々を引き連れて、リングへと向かった。

 1R、ガードを上げてボクシングスタイルでプレッシャーをかける小見川。そこにサンドロは右フック。右の前蹴りとワンツーを打つ。頭を下げて左フックで飛び込む小見川に、サンドロが飛びヒザ蹴り!

 これでバランスを崩した小見川だったが、一気に組みついてテイクダウンを狙う。それを切ったサンドロはワンツーで前進! 右アッパー、右フック、そして右のヒザ蹴り! 小見川はこれをもらいながらも構わず四つで組み付くが、ブレイクとなる。

 再開後、ボクシングスタイルで距離を詰めようとする小見川にサンドロは右のテンカオと右アッパーで威嚇。小見川は左フックから組み付いて、足を払ってテイクダウンを狙うがサンドロは倒れない。

 距離が離れるとサンドロはワンツー。小見川は飛び込んで左フック。サンドロはそこに右アッパーと右ストレート。小見川が右ストレートを打てば、サンドロは右のヒザ蹴りを返す。

 2R、サンドロが右ローを蹴ると、小見川もインローとアウトローを返す。サンドロがワンツー。小見川がバックキックを放つ。小見川はガードを上げて上体を振りながら、ジャブと左フック。サンドロは飛びヒザ蹴りを狙う。小見川は右フックで前進。サンドロのジャブを空振りさせて左フックを返す。サンドロの右ローに小見川が右ストレート。サンドロがパンチで前進するところに小見川が左フックを返す。

 サンドロは頭が下がりがちになる小見川が右アッパーから左フック、さらにヒザ蹴り! すると小見川はガードをダラリと下げてサンドロに前進、いきなり右ストレートで飛び込む。サンドロはインロー。

 小見川はサンドロの右ストレートを空振りさせ右ストレート! これでサンドロが下がる。しかしサンドロも小見川が右のパンチで飛び込んでくるところに右アッパーとヒザ蹴り! 小見川が両足タックルでテイクダウンを狙うと、サンドロはギロチンを仕掛ける。

 3R、サンドロのヒザ蹴りに小見川が右フック! サンドロはジャブから右ストレート。小見川は右ストレートから左フック、インローと左ボディで前に出る。サンドロは上体が低くなる小見川に右アッパー。そしてサンドロがこの試合で初めてのタックル! しかし小見川は倒れない。サンドロは右フック。小見川はガードを上げて前に出る。そして四つ組みでサンドロをコーナーまで押し込むと、ギロチンを狙うがサンドロはすぐに離れる。

 そしてサンドロの右ストレートがヒット! しかし小見川もジャブで前に出る。サンドロは首相撲からヒザ蹴り。小見川はそこにタックル、バックに回ろうとするが、サンドロは小手を巻いて倒れない。

 サンドロはジャブを突いてワンツー。小見川はサンドロに組み付いて、サンドロの足を払ってテイクダウン! 小見川が上体を起こしてパウンド。サンドロが足関節を狙ったところで試合終了となった。

 一進一退の攻防が続いた準決勝。判定は30−29、30−30(小見川)、30−30(小見川)。戦極ではポイントがドローの場合はどちらかに優勢ポイントをつけるというシステムのため、僅差の判定で小見川が決勝に駒を進めた。

 しかし判定が告げられるとサンドロは両手を広げて猛抗議! 自分の勝利を信じて疑わないサンドロはセコンドに肩車されリングを一周。リングを降りてからも客席を煽り、勝利をアピールした。


▼第2試合 戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
○日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級2位・TKO世界フェザー級王者)
判定3−0 ※30−27、29−27、29−28
●金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)

 GP開幕後、日沖への対戦をアピール、そして口撃を続けてきた金原。ついに準決勝でその日沖戦が実現した。いつものように金原は黄色い道衣で入場。金原の挑発を受けてきた日沖だが、入場では落ち着いた表情でリングに上がる。

 1R、右ローと左ミドルを蹴る日沖。金原も右ローを返す。そして日沖の金原がかぶせるような右フック。しかし日沖が右ストレートを当てる! これでバランスを崩す金原! しかしすぐにタックルに入って、ダメージをごまかす。

 距離が離れると日沖は両足タックルで金原をテイクダウン。立とうとする金原を寝かせる。金原はハーフガードから脇を差して起き上がろうとするが、日沖は金原の足を越えてパスガードに成功。

 マウントポジションで押さえ込む。そしてそこから日沖は三角絞め! しかし金原は何とかそれをディフェンスする。日沖は体を起こしてパンチを落とす。さらに日沖は組み付く金原をバスター。

 金原が体を起こして立ち上がると、そこに日沖が三角絞めと腕十字! 必死に体を反転させて逃げる金原。何とかガードポジションに戻す。しかし日沖は金原の足を払ってパスガード、再びマウントポジションを奪ってパンチを落とす。

 2R、右ストレートから前に出て行く金原。日沖はそこに両足タックルに入るが、金原がフロントチョーク! しかし日沖は頭を引っこ抜いて金原の足を抱えるようにしてパスガードする。サイドポジションからヒザ蹴りを落とす日沖。そして金原の足を畳むようにして越えてマウントポジションを奪う。
 
  しっかりとマウントポジションをキープしてパンチを落とす日沖。日沖はそこから腕十字を狙うが、金原は自分の腕を引っこ抜いて日沖のバックへ! チョークスリーパーを狙う金原だった、日沖がすぐに反転してグラウンドで上を取る。そして日沖はサイドポジションから再びマウントへ。金原も足を入れてガードポジションに戻す。

 金原は日沖の立ち際に右アッパーを連打! そして右ストレートで突進! しかし日沖はしっかり金原に組み付いてバックに回り込む。そしてチョークスリーパー! 日沖の腕が金原の首に入っていくが、金原はそれをどかして必死にディフェンスする。

 3R、金原は右ボディストレートから左フック、左ハイキック。日沖も左ミドルを蹴る。金原は距離をとって右ストレート、そして右ストレートから左ハイキック。日沖はリーチを活かしたジャブと前蹴りで金原を突き放す。

 金原は左フックから右ロー。被せるような右フックを打つ。日沖は右ローをキャッチして金原に組み付く。両足タックルから金原をがぶる日沖。そして自分から引き込むようにしてギロチンチョークを狙う。かなり深く入っていたかに見えたが、金原は頭を抜いてハーフガードへ。そして体を起こしてパウンド!

 日沖は足を入れてフルガードに戻し、ラバーガードの体勢へ。金原は頭を抜いて強烈な右ストレート! 金原の動きを固めようとする日沖に対し、金原は体を起こしてコツコツとパンチを落とす。

 判定は30−27、29−27、29−28で日沖。1、2Rで何度もサブミッションを極めかけた日沖が驚異的な粘りを見せる金原を振り切った。しかし3Rフルに戦った日沖は疲労困憊。セコンドの肩を借りてリングを降りるなど、決勝戦へのダメージとスタミナが心配される…


▼第1試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
○中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−29
●チェ・ムベ(韓国/チーム・タックル)

 北京五輪柔道金メダリスト石井慧の参戦で、更なる盛り上がりを見せている戦極ヘビー級。その生き残りをかけたサバイバルマッチが第1試合で組まれた。日本でもお馴染みとなったムベと対戦する中尾はロックバンドKISSをモチーフにしたTシャツを着て入場。リングに上がるとさっそくカメラに向かってKISSのパフォーマンスだ。

 1R、オーソドックスのムベに対してサウスポーの中尾。まずは中尾が距離を測りながら細かくローを蹴っていく。ムベは強引にタックルで距離を詰めていくが、中尾はムベの頭を落としてがぶるようにして、そのタックルを切る。そしてムベの左フックに合わせて中尾が片足タックル、ムベからテイクダウンを奪う。

 ハーフガードからアームロックを狙い、立ち上がろうとするムベに対して中尾は4点ポジションからヒザ蹴り! さらにムベを突き放して中尾が左右のフックを打つ。しかしここはムベが上手く中尾の脇を潜るようにして、中尾のバックに回り込む。ムベはそのまま中尾をコーナーにまで押し込んでいくと、アームロックを狙う中尾に対してパンチを打つ。

 ブレイク後、圧力をかけて前に出て行くムベ。中尾をロープまで押し込むと再びバックに回り込む。しかしここは中尾をテイクダウンすることが出来ず、再びブレイクとなる。再開後に左フックで中尾を追いかけるムベ。中尾はそこに片足タックルを合わせてテイクダウンするが、ムベはすぐに立ち上がる。

 2R、ここもローから攻撃を組み立てる中尾。そして鋭いタックルでムベからテイクダウンを奪う。ロープを背にするムベを引き出すようにして寝かせる中尾。ムベが立ち上がると頭をがぶってヒザ蹴りを打つ。

 ムベは頭を抜いて立ち上がると右ストレートから前進! 中尾はそこに片足タックルで入ってムベをテイクダウンしてサイドポジションで押さえ込む。そしてムベの顔面に鉄槌を集める中尾。

ムベが反転するとがぶって4点ポジションからヒザ蹴り! ムベはこれをもらいながらも立ち上がって、中尾をコーナーにまで押し込む。中尾は背中を見せてアームロックでブレイクを待つ。

 ブレイク後、中尾は左右のフックから前に出てムベをがぶって強烈なヒザ蹴り! 中尾の攻撃をもらうムベだったが持ち前のタフさを発揮して、中尾をコーナーに押し込む。中尾はムベに背中を見せてヘッドロックやアームロックでテイクダウンを阻止する。残り10秒、ムベのタックルを受けると中尾はやはり背中を見せてテイクダウンを阻止する。

 3R、中尾が左ストレートから片足タックル。これは失敗したものの、ムベの蹴り足をキャッチしてすぐにテイクダウンを奪う。中尾はムベの左足をまたいでサイドポジションにつくと、反転するムベをがぶって4点ポジションからヒザ蹴り! このヒザ蹴りが何発もムベの顔面とボディを捕らえる。しかし両者の動きが止まりブレイクとなる。

 再開後、中尾が両足タックルでムベをテイクダウン。インサイドガードからコツコツとパンチを入れる。そしてパスガードに成功すると、中尾はサイドポジションからパンチとヒザ蹴り。反転してタックルに入るムベをがぶって中尾がヒザ蹴りを入れる。

 最後はムベが頭を抜いてスタンドの状態になったところで試合終了。判定は30−28、30−28、30−29で中尾。しかし中尾はマイクアピールすることなく、静かにリングを降りた。


▼オープニングファイト第3試合  ドン・キホーテpresents戦極G!杯 ライト級決勝 5分2R
○臼田育男(木口道場)
判定3−0
●安藤晃司(和術慧舟會東京本部)

▼オープニングファイト第2試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 フェザー級決勝 5分2R
○大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手)
TKO 1R4分24秒
●原井 徹(毛利道場)

▼オープニングファイト第1試合 ドン・キホーテpresents戦極G!杯 バンタム級決勝 5分2R
○小森亮介(吉田道場)
KO 1R3分25秒
●沼尻 健(木口道場)

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