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【ジュエルス】HIROKO、赤野撃破で打倒サイボーグを誓う!長野は市井から勝利

2010/03/19



マーヴェラスジャパン/DEEP事務局
「女子総合格闘技ジュエルス 7th RING」

2010年3月19日(金)東京・新宿FACE
開場17:45 本戦開始18:30
※オープニングファイト開始18:00


▼メインイベント(第7試合) −65kg契約 5分2R ※パウンドあり
○HIROKO(マスタージャパン/第4代スマックガール無差別級女王)
判定2−1
●赤野仁美(AACC/第2代スマックガールミドル級女王)

 両者は2008年4月25日スマックガールの後楽園大会で行われた無差別級トーナメント準決勝で対戦し、この時は赤野が腕十字で勝利。

「負けてからずっと再戦したいと思っていた」というHIROKOは通常の試合体重は75〜76kgだが、大幅な減量でこの一戦に臨む。赤野との再戦を制し、目標とする海外進出につなげたいところ。セコンドは同じチームの弘中邦佳。迎え撃つ赤野はジュエルス戦績は2戦2勝。MMA戦績はHIROKOの9戦目に対し、23戦目であり、キャリアの差を見せ付けたいところだろう。

 1R、赤野の左ミドルに合わせて、HIROKOが右ストレート。面食らった赤野だったが、すぐに胴タックル。一度はテイクダウンしたが、HIROKOはコーナーを背にしながら立ち上がる。赤野が引き込むようにしがみついたが、展開つくれずにブレイク。

 スタンドの攻防を避けるように赤野がタックル。HIROKOがガッチリと受け止めそのまま潰す。下になった赤野は腕十字を狙いにいくが、HIROKOは手のクラッチを離さない。しっかり防御したHIROKOは立ち上がりながらパウンド。

 スタンドの攻防となり、赤野は執拗にタックル狙い。しがみついた赤野は2度目の腕十字を極めにいくが失敗。立ち上がったHIROKOが赤野をコーナーに押し込みヒザ蹴りをぶち込んだところでゴング。

 2R、スタンドの攻防からHIROKOがパンチで前に出る場面を見せる。しかし、「まだ寝技に自信がないので、グラウンドに行かれないように気をつけてしまった」というHIROKOは赤野のタックルを警戒し見合ってしまう場面を作ってしまう。

 赤野は何度もタックルを仕掛けるが、HIROKOの腰が強くテイクダウン出来ない。逆につぶされてしまい、HIROKOに上になられる場面も。終盤にようやく、上をとった赤野がパウンドを落したところでゴング。

 判定2−1でHIROKOが勝利。マイクを握ると、「今日はジュエルスにご来店いただき、ありがとうございました(ここで場内爆笑)。まだ課題がたくさんありますが、もっと課題を一つ一つしっかりこなしていきます。

 もっと強くなってサイボーグを倒しに行きたいと思います」と赤野や高橋洋子といった日本のトップファイターを倒している現ストライクフォース女子ライト級王者クリスチャン・サイボーグとの対戦を熱望した。

 試合後、DEEP・佐伯繁代表はHIROKOVSサイボーグのジュエルスでの実現の可能性についてコメントし、「ストライクフォースとDREAMでつながりがあるし、コネクションはあります。大丈夫だと思うけど、お金(サイボーグのギャラ)次第ですね(苦笑)」とした。




▼セミファイナル(第6試合) −52kg契約 5分2R
○長野美香(S-KEEP/CORE)
判定3−0
●市井 舞(アイスリボン/UKF女子格闘技インターコンチネンタル初代王者)

 昨年はプロレス初挑戦のほか、腕十字による一本勝ちで4戦全勝、新人発掘のラフストーンGPを制覇した長野。

 対する女子プロレスラーの市井は「長野選手はプロレスのリングに上がる前にアイスリボンで練習していたけど、1回しか来なかった。中途半端な気持ちでやられてもらっては困る。白黒はっきりつけたいのでKOでぶっ倒したい」と右フックでKOすると宣言している。

 1R、距離をとりながら牽制のパンチを出す市井に対し、長野は両足タックルでテイクダウン。これをガッチリ受け止められた市井はフロントチョークで締め上げる。

 しのぐ長野は上のポジションを取りながら腕十字を狙いにいくも、市井は首のクラッチを離さないために長野は攻めきれない。膠着状態と判断されブレイク。スタンドから再開し、市井は得意のバックブロー。

 打撃に付き合うことなく、長野はタックルでテイクダウンするとすぐに肩固めの体勢へ。これが極まらないとみるや、バックについてスリーパーに移行する。耐える市井に対し、長野が腕十字を狙ったところでゴング。

 2R、市井の打撃に対し、長野もガードを固めながら右ストレート。そしてタックルでテイクダウンしスリーパーを狙ったが、市井がすぐに立ち上がる。スタンドの展開で、再び市井がバックブロー。長野は前蹴りで突き放しタックル。がぶった市井は上から長野のボディにパンチを落す。

 スタンドに戻り、長野は再びタックルでテイクダウンする場面を作る。しかし、「市井選手の力が強くて最後はスタミナ切れしてしまいました」というとおり、長野は優位なポジションを取り続けるも極めるまでには至らない。判定勝負となり、長野が勝利。

 惜しくも敗れた市井は「めちゃくちゃ悔しいので、地の果てまで追いかけてやる!」とすぐに再戦を要求していた。




▼第5試合 −58kg契約 5分2R
○森藤美樹(T-BLOOD)
判定3−0
●杉山しずか(空手道禅道会横浜支部)

「杉山選手の活躍を知っていて、かわいくて強いと聞いていました。どれだけ強いんだろうと思いました」という森藤の熱望で実現したこのカード。杉山は2倍のキャリアを持つ森藤を倒すことが出来るのか。

 1R、ゴングと同時に杉山が跳びヒザ! そして組み付くと腰投げで森藤を投げようとしたが潰されてしまう。

 マウントポジションを取った森藤はそのままポジションをキープ。杉山はうまく脱出しスタンドの展開に戻す。杉山の打撃勝負に対し、森藤はすぐに組みつきテイクダウン。

 杉山は粘りを見せて優位な展開には行かせない。

 2R、杉山は首相撲を仕掛けるが、再び森藤がグラウンドに持ち込む。下の杉山は必死に抵抗し何とかブレイクを呼び込む。再開後、杉山がグラウンドの展開で上を取り腕十字を狙う場面があるも、森藤が粘る。

 スタンドに戻ると、試合の楽しさを感じたのか杉山は終始笑顔で攻め続ける。最後に森藤がテイクダウンし攻めたところでゴング。森藤が判定勝利した。



▼第4試合 シュートボクシングルール −54kg契約
○高橋 藍(シーザー)
TKO 2R1分8秒 ※レフェリーストップ
●ASAKO(U-FILE CAMP岐阜)
 
 1Rから積極的な攻撃を仕掛けたのは高橋。ローからワンツーにつなぎ、首相撲で捕まえるとヒザ蹴りを連打。防戦一方のASAKOは成す術がない様子。高橋の優勢のまま試合が続く。ASAKOは鼻血が見られ苦しそうな表情を浮かべる。

 2R、開始のゴングが鳴らされると、レフェリーが即座にストップ。ここでASAKOにドクターチェック。鼻ではなく、アゴをチェックしている様子。

 再開しても、高橋のペースは変わらない。組み付いた高橋がヒザ蹴り。離れてはパンチの連打を叩き込む。コーナーに追い込まれたASAKOが背を向けたところでレフェリーがストップ。ASAKOは試合続行を訴えたが、レフェリーよると「ASAKOのアゴが骨折かヒビが入っている可能性がある」という。



▼スペシャルエキシビションマッチ
−RENA(及川道場/Girl’s S-cup 2009王者)
判定なし
−ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA)

 お互いに様子を伺うようにパンチと蹴りを出し合う展開。組みついたRENAが首投げでシュートポイント1を奪う。負けじとハムも首投げをやり返しシュートポイント。ハムが立った状態でスリーパーを仕掛けると、RENAが前方回転で投げを見舞い、2度目のシュートポイントをゲットした。

 ハムが片足タックルに行くと、RENAがフロントチョークの体勢へ。ここからハムは暴走し反則の腕十字へ。

 試合時間が過ぎているにも関わらず、和田レフェリーが試合を続行していたために両者は突然怒りモード。

 和田レフェリーに暴行を加えたところで終了のゴングとなった。マイクを握ったハムは日本語で「こんばんは、ハム・ソヒです。ジュエルスのリングに立つことができて本当に嬉しいです。ジュエルスで7月から(52kg契約の)トーナメントがあるので優勝するのを皆さんの前で約束します」と主催者も大慌てのフライング発表。

 続いてRENAは「今日は強いハム・ソヒさんとやらせて頂いてありがとうございました。私はSBのエースとして、今度凄く強い渡辺久江選手とやります。渡辺選手は輝いてた人ですけど、私はこれから輝く選手なので負けてはいけないと思います。絶対ぶっ倒します」と勝利を宣言していた。




▼第3試合 -52kg契約 5分2R
○北村ヒロコ(空手道禅道会小金井道場)
一本 1R2分7秒 ※アームロック
●セリーナ(ノルウェー/team hellboy hansen)

 2児の母親である北村がこの日も強さを見せ付けた。1R、セリーナを投げでテイクダウンする。下のセリーナは足関節を狙うも、北村は強烈なパウンドをセリーナのボディに見舞う。

 スタンドに戻ると、セリーナがタックルを仕掛け、テイクダウン。コーナーに詰められた北村だったが、電光石火のアームロックで一本勝ちした。



▼第2試合 -48kg契約 5分2R
○MIYOKO(GRABAKAジム)
判定2−1
●石川菊代(フリー/ROUGH STONE GP 2009 -48kg級 準優勝)




▼第1試合 -52kg契約 5分2R
○能村さくら(CB IMPACT)※デビュー戦
一本 2R4分35秒 ※腕ひしぎ十字固め
●鹿児島陽子(品川CS/ROUGH STONE GP 2009 -52kg級 準優勝)



▼オープニングファイト グラップリングルール -48kg契約 4分
○八木沼志保(アンクラプド国分寺)
一本 1R2分20秒 ※腕ひしぎ十字固め
●亀田聡子(P’sLAB横浜)



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