▼第4試合 ZST VTルール バンタム級シングルマッチ ○清水俊一(総合格闘技宇留野道場) 一本 1R4分13秒 ※膝十字固め
●片山 伸(T-Pleasure) 青森に活動の拠点をおきながら、アマチュアからZST一筋で試合を続けてきた片山。念願のZST本戦デビューの相手は“鉄人”清水となった。試合前、計量をオーバーしたとして清水に2枚のイエローカードが提示される。
1R、一気にパンチで前進していく片山。清水が先にテイクダウンを奪うが、片山はガードポジションからのパンチ、アームロック、腕十字と次々にサブミッションを仕掛けていく。
しかし片山がアンクルホールドから足関節を狙ったところで、清水がカウンターの膝十字! これがガッチリと入って片山がタップ。清水が本戦レギュラーファイターとしての地力を見せ付けた。
▼第3試合 ZST VTルール ライト級シングルマッチ
○奥出雅之(ゴールドジムサウス東京/チーム09) 一本 2R3分55秒 ※腕ひしぎ十字固め ●上田厚志(骨法烏合会矢野卓見道場)
昨年11月に負傷を負った奥出の約8カ月ぶりの復帰戦。対戦相手の上田はSWAT!を中心に試合をこなし、ほぼ無敗のまま今回のチャンスを手に入れた。 1R、サウスポーの奥出に対して上田はアウトローを蹴る。奥出はそれをすくいつつ、片足タックルからテイクダウン。しかし上田がそこにアームロックを合わせて腕十字の態勢へ! 奥出は必死に腕をクラッチして、それをディフェンスする。
試合がスタンドに戻ると奥出がロー、左ストレート、そしてタックルで上田をテイクダウン。上田はサイドポジションを取られながらもフロントチョークを仕掛ける。終盤、試合がスタンドに戻ると、奥出がロープを背負った上田に強烈な左のヒザ蹴り! これをもらいつつテイクダウンを狙う、上田だが動きが止まる。 そして2Rに入ると奥出がパンチで前に出て右フック、左ストレート! 打撃で上田を後退させる。そして上田のタックルに奥出がアームロック。鉄槌を落としつつ、そのまま自分がグラウンドで上のポジションを取りストレートアームバー! そしてチキンウイングアームロック!
必死に上田の腕を極めようとする奥出だったが、上田もそれをさせない。試合はイノキ・アリ状態からブレイクとなり、スタンドに戻ると上田がパンチから突進。逆に上田がインサイドガードで上になり、一気にパンチを落としていく。しかしここで奥出が上田の腕を取って腕十字! これで上田がタップし、奥出が見事な一本勝ちを収めた。 久しぶりの勝利に喜び、リングサイドにいた前田日明に対して「10月のアウトサイダーとの対抗戦よろしくお願いします」とアウトサイダーとの対抗戦をアピールした奥出。
するとここでアウトサイダーの初代65−70kg王者・吉永啓之輔がリングに上がり「ZSTを初めて見に来たんですけど、眠くなってきたんで、そろそろ帰ろうと思います」と奥出を挑発! これに対して奥出は「こんばんは…ちょっと驚いているんですけど、対抗戦では寝ている間にKOされないように気をつけてください」と反撃し、場内を沸かせた。
▼第2試合 RXルール フェザー級シングルマッチ △伊藤健一(ALLIANCE) 時間切れドロー △清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)
過去に対戦している両者がRXルールで再戦!前回の対戦では伊藤が得意のアキレス腱固めで一本勝ちを収めているが、ここ最近の試合では清水の方が結果を残して波に乗っている。
試合は序盤から清水からテイクダウン→バックコントロールで伊藤を攻め込み、チョークスリーパーや腕十字を果敢にしかけていく。しかし伊藤のディフェンスは固く、清水の攻めを凌ぐとすぐにヒールホールドやアキレス腱固めで反撃する。やや清水が攻める時間が長かったものの、試合は時間切れドローに終わった。
▼第1試合 RXルール ライト級シングルマッチ
○太田裕之(ZFC) 一本 8分29秒 ※チョークスリーパー ●佐藤伸哉(P’sLAB横浜)
RXルールでの試合経験がある両者の対戦。太田がミドルを蹴りながら、グラウンドに持ち込みアームロックを基点にポジショニングで佐藤を圧倒。バック、マウント、サイドポジションをキープし、そこからサブミッションを仕掛けていく。佐藤は必死にそれをディフェンスするが、最後は太田がチョークスリーパーで一本勝ち! 見事な勝利を収めた太田は10月に予定されるアウトサイダーとの対抗戦への出場をアピールした。
▼ジェネシスバウト フェザー級シングルマッチ GT-Fルール
○江藤恭兵(蒼天塾) 一本 1R3分37秒 ※チョークスリーパー ●青木 礼(ZFC 大井町)
★メインイベント(第8試合)から第5試合はこちら
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