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                  ○裕樹(リアルディール/同級2位・初代RISEスーパーフェザー級王者) 
                  延長R 判定3−0 ※三者とも10−9 
                  ●巨輝(TARGET/同級4位・元NKB2階級王者) 
                  ※本戦は29−29、30−30、29−29 
                  ※裕樹が決勝戦へ進出。 
                                     
                    RISEの初代スーパーフェザー級チャンピオンであり、K-1ライト級日本トーナメントでもベスト8に進出した裕樹がホームリングのRISEにカムバック、二階級制覇を狙う。 
                    
                  対するはRISEでメキメキと頭角を現し、K-1ライト級参戦も狙えると高評価されている巨輝。スパーリングを行ったこともある仲であり、その時の経験からお互いに「絶対に面白い試合になる」と口を揃えた。
                   
                  1R、巨輝はまず大きく回り込んで鋭い左ミドルを繰り出していく。左ミドルからパンチをまとめ打ちする巨輝に、裕樹はパンチをブロックしての右ロー。 
                    
                  巨輝はテンカオ、レバーも叩いて裕樹の弱点であるボディを攻める。裕樹もレバー打ちのお返しをするが、巨輝がやや上回ったか。 
                 2R、裕樹がノーモーションの右ストレートを多用し、これがよくヒットする。得意のローキックはほとんど蹴らずにパンチ勝負。右ストレートで入ってショートのフックとアッパー、さらにテンカオ。 
                   
                    
                  この攻撃をもらってしまう巨輝は熱くなったか、パンチを打ち返すが雑だ。裕樹の右で飛び込んでからのショートパンチが連続ヒットし、巨輝はつかんでの攻撃をしてしまいイエローカードをもらう。お互いにテンカオとレバーを打ち合う。 
                 3R、左右のフックで攻めていく巨輝に足を止めての打ち合いとなるが、裕樹はパンチだけではなくテンカオを効果的に突き刺していく。 
                   
                    
                  これが何度も決まり、裕樹は巨輝のパンチをブロックして打ち返す。かなり激しいパンチの打ち合いに場内もヒートアップ、しかし、お互いにブロックして打ち返すためクリーンヒットがあまりない。その分、裕樹のテンカオの正確さが目立つ。巨輝もレバーブローを返し、本戦はドロー。 
                 延長戦を望んでいたかのように声援が沸き起こる中、両者は頭がくっつくほどの接近戦でパンチを打ち合う! 左右のフックで勝負をかける巨輝だが、これは裕樹にガッチリとブロックされる。 
                   
                    
                  裕樹は離れた距離から突然放つ、ノーモーションの右ストレートをヒットさせ、そのままインファイトでアッパーを連打、そしてテンカオ。接近戦での裕樹のテンカオが次々と突き刺さる。 
                 巨輝はフックで応戦するが、ここへ来てついに裕樹の必殺ローキックが火を噴いた! 右ロー、そして左ローが炸裂すると、巨輝はガクッと崩れる。これが勝負を決めた! 判定はジャッジ三者とも10−9で裕樹! 
                  マイクを持った裕樹は「以前スパーをやらせてもらって、その時から強いと思っていた。いつかやろうと話をしていたので、やれてよかったです」と巨輝を称え、続いて「僕の目標を伝えたい」とアピール。 
                「本来このトーナメントに出てくるはずだった山本真弘が出てない。ふざけんな! トーナメントからは逃げたと思う。だから俺がベルトを獲って必ず山本真弘を挑戦者に指名する」と、かつてK-1で敗れた山本真弘へのリベンジを表明。さらに、「もう1人、リベンジしないといけないヤツがメインで試合をする。もう一度60kgに落としてベルトを奪って、俺が63kgと60kgのこれからを背負っていく」と、板橋寛へのリベンジも宣言した。 
                 
                  
                   
                  ▼第8試合 スーパーフェザー級(-60.0kg)3分3R延長1R 
                  ○小宮山工介(北斗会館/同級1位・2008年 RISING ROOKIES CUP スーパーフェザー級優勝) 
                  KO 2R2分19秒 ※右ハイキック 
                  ●ポンシン・ギャッチャンシン(ストラッグル/元ムエタイ3冠王者) 
                   
                   当初、今大会で小宮山と対戦予定だった歌川暁文(U.W.F.スネークピットジャパン)がろく軟骨骨折のため今大会を欠場。歌川の代役には元ムエタイ三冠王であるポンシンが選ばれた。 
                    
                  ポンシンはラジャダムナンスタジアム認定フライ級&スーパー・フライ級とWMCバンタム級チャンピオンに輝いている28歳。昔からパンチを得意とし、その技術が生かせる首相撲なしのRISEルールでの試合を熱望していたという。小宮山との空手VSムエタイの異色対決がどんな試合になるのか、注目の一戦となった。 
                  1R、小宮山はゴングが鳴ると同時に顔面前蹴り! その後も蹴り技と右フックで前へ出て、ロープを背負うポンシンに右ロー、後ろ蹴り。小宮山がパンチで攻めるとポンシンは首相撲からのヒザ蹴りをやってしまい、イエローカードを提示される。小宮山は素早く動きながら蹴り、パンチで攻めていく。 
                 2R、小宮山は乱戦に持ち込み、左右フックとハイキック。ポンシンも左ミドルで応戦するが、手数が圧倒的に違う。ロープを背負うポンシンに小宮山は右ハイキックをヒットさせ、ポンシンが向かってくると顔面前蹴り、左フック。そして、ミドルキックの軌道からハイキックに変化する右の蹴りでKO! ポンシンはバッタリと横倒しになり、立ち上がることは出来なかった。小宮山が鮮やかなKO勝ちで、5月のK-1ライト級で敗れて以来の復帰戦を白星で飾った。 
                 
                ▼第7試合 スーパーライト級(-65.0kg)3分3R延長1R 
                  ○菅原勇介(TARGET/同級1位・前J-NETWORKスーパーライト級王者) 
                  判定2−0 ※29−28、29−29、29−28 
                  ●TaCa(フリー/J-NETWORKスーパーライト級3位) 
                ▼第6試合 初代RISEライト級(-63.0kg)王者決定戦 リザーブマッチ 3分3R延長1R 
                  ○花田元誓(リアルディール/同級7位) 
                  判定3−0 ※28−26、28−27、27−26 
                  ●麻原将平(シルバーアックス/同級6位・2008年KAMINARIMON60kgトーナメント優勝) 
                ▼第5試合 スーパーフェザー級 3分3R 
                  ○勇鷹(インスパイヤード・モーション/NJKFスーパーフェザー級4位) 
                  TKO 3R1分11秒 ※ドクターストップ 
                  ●仲江川裕人(如心館/同級6位・KAMINARIMON CLIMAX’07 65kg級優勝) 
                ▼第4試合 ヘビー級 3分3R 
                  ○羅王丸(TARGET/同級5位・2010年RISING ROOKIES CUPヘビー級優勝) 
                  判定3−0 ※30−26、30−26、29−26 
                  ●篤志(池袋BLUE DOG/元NJKFヘビー級1位) 
                ▼第3試合 スーパーライト級(-65.0kg)3分3R 
                  ○左右田泰臣(シルバーウルフ/同級3位・2009年 RISING ROOKIES CUP スーパーライト優勝) 
                  KO 2R49秒 ※右ロー 
                  ●スネーク敦(team ice/2009年 RISING ROOKIES CUP ミドル級準優勝) 
                ▼第2試合 バンタム級(-55.0kg)3分3R 
                  ○Dyki(TARGET/同級3位・2009年 RISING ROOKIES CUP バンタム級準優勝) 
                  KO 3R1分2秒 ※3ノックダウン 
                  ●侍虎志(リアルディール/同級4位) 
                ▼第1試合 バンタム級(-55.0kg)3分3R 
                  ○田中 富(ストラッグル/同級7位・2010年 RISING ROOKIES CUP バンタム級優勝) 
                  判定3−0 ※三者とも30−27 
                  ●吉野幸喜(湘南格闘クラブ/同級6位・2009年 RISING ROOKIES CUP バンタム級優勝) 
                ▼メインイベント(板橋寛VSアヌワット・ゲーオサムリット)、セミファイナル(吉本光志VS渡辺理想)の結果はこちら 
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