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【DEEP】田澤がメガトン王座を獲得!桜井は中西に一本勝ち、中村が今成に判定勝利

2011/02/25


DEEP事務局
「10th Anniversary DEEP 52 IMPACT」

2011年2月25日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00



▼第9試合 62kg以下 5分3R
○中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)
判定3−0
●今成正和(Team-ROKEN/DEEPバンタム級王者)

 DEEP初戦で寺田功にKO負けするものの、その後は2連勝を収めている中村。今回はノンタイトル戦ながら王者・今成と対戦するチャンスを手にした。迎え撃つ今成は現在5連勝中で、DEEPではバンタム級転向後、無敗を守っている。

 1R、サウスポーの今成に対し、中村は構えを細かくスイッチしながら左右のローを蹴る。中村は今成をロープに詰めて、サウスポー構えから右フック。前後左右にステップし、構えも細かくスイッチしながらローを蹴る。

  今成も下がりながらジャブ、左ミドルを返すが、中村が圧力をかけ続ける。今成は中村の蹴り足を取ってグラウンドに引きずり込もうとするが、中村は数発パンチを落として、すぐに立ち上がる。

 今成が左ストレートから左ハイキック! そのままガードポジションに引き込むと、中村はイノキ・アリ状態からローを連打する。ブレイク後、今成が右フックから左ハイキック、そのまま組み付いて引き込む。サイドポジションを取った中村は今成の顔面に鉄槌を落とす。

 2R、ここも中村は構えをスイッチしながら、今成の前足に左右のローを蹴る。今成は中村の足元にスライディングして飛び込んでいくが、中村はイノキ・アリ状態をキープしたまま、今成の足にローを蹴り込む。スタンドに戻ると今成はノーガードのまま突っ込んでいくが、そこにサウスポーの中村は右フック! 今成も右フックから左ミドルを蹴る。

 そして今成の引き込みに合わせて、グラウンドで上を取った中村が肩固め! 今成も肘を張って、それをディフェンスし、ガードポジションに戻す。

  中村は立ち上がって距離を取り、スタンドを要求する。残り1分、今成が左ミドル、二段蹴り。中村は今成が左ストレートで飛び込んでくると、そこに右ストレート、左フックを合わせる。

 3R、今成が飛びつくようにガードポジションを取り、そこから三角絞め、腕十字! 一気に中村の左腕を伸ばすが、中村も身体を回転させて必死にディフェンスする! 今成の腕十字を凌いだ中村はインサイドガードから身体を起こしてパンチを連打! 中村は今成の上体を固めてパスガードを狙いながら肩固めへ。

 これが極まらないと見るや、ハーフガードからパンチを落とす。そして中村が立ち上がりイノキ・アリ状態になるとブレイクになる。再開後、タックルから組み付く今成。カニバサミからグラウンドに引き込むが、中村は今成のボディにヒザ蹴り、そしてパンチを落とす。

  立ち上がった中村に組み付く今成だったが、逆に中村が投げてテイクダウン。ここで試合終了となった。判定は3−0で中村の勝利となり、中村が難攻不落の王者だった今成を下した。




▼第8試合 65.8kg以下 5分2R
○昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)
TKO 1R1分27秒 ※ドクターストップ
●加藤友弥(BONDS/DEEPフューチャーキングトーナメント2009優勝)

  昨年12月のディファ有明大会では王者・松本晃市郎に敗れたものの、激しい打撃戦を繰り広げて会場を盛り上げた昇侍。対する加藤はアウトサイダー出身で、2009年にフューチャーキングトーナメントで優勝。今回はキャリア・実績で優る昇侍に挑む形の試合となった。

 1R、いきなり右ストレートで殴りかかる加藤。ガードを下げて昇侍を挑発する。加藤はインローを蹴りながら前に出て右ストレート! これが昇侍の側頭部を捉える! しかし昇侍は下がることなくパンチで前に出る。

  ここで再び加藤がノーガードで昇侍を挑発すると、昇侍もそれに応じるようにガードを下げてニヤリ。そしてリング中央で足を止めて2人が激しく打ち合う! 昇侍の右フックがヒット! バランスを崩した加藤は必死に昇侍の足を取ってテイクダウンを狙うが、昇侍は片足立ちでそれを阻止し、加藤の顔面にパンチを連打する。

 ここで加藤が右目尻をざっくりとカット。傷口が深い加藤を見て、ドクターが試合をストップした。

  試合後、昇侍は「加藤選手が強くてビビっちゃって、真っ向からいけなかったのが自分的には…すいませんでした。加藤選手はまだ全然やれると言っていたので、仕切り直してDEEPの場で、もしくはでっかい舞台でまた戦えることを願っています。お互い勝ち上がって戦えたらと思います。またいつか試合の続きをやらせてください」と加藤との再戦を誓った。




▼第7試合 DEEP女子ルール 52kg以下 5分2R
○ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA)
判定3−0
●石岡沙織(禅道会)

 2008年2月にスマックガールのリングで対戦している両者。この時はソヒが得意の打撃で石岡を追い込み、判定で勝利を収めている。

 1R、サウスポーのソヒは右手を伸ばしながらアウトロー。石岡もインローを返す。じりじりと前に出ながらソヒは左ミドル、そして左ミドルから左ストレート! これが石岡の顔面を捉えると、今度は左ストレートから左ハイキック! 左ストレートを当てて前に出る!

 ガードを固めて下がる石岡にソヒは左右のハイキック、左ストレート! 石岡も右ストレートを返すものの、ソヒは下がらない。逆にソヒは左ストレートから右ハイキック、左ストレート。

  石岡のタックルを潰して、すぐに距離を取る。試合がスタンドに戻るとソヒが右の前蹴りで石岡を突き放し、左ストレート、そして左ミドル。石岡のインローに左ストレートを合わせる。

 2R、ソヒが左ストレートから右フック、左ハイキック。石岡は右のパンチからタックルで組み付き、自らガードポジションで引き込む。ソヒはインサイドガードでポジションをキープし、立ち上がってスタンドを要求する。

  ソヒは前蹴りで距離を取り、石岡のボディに強烈な左ミドル! これで石岡が下がり、ソヒは左ストレートから右フック! 石岡がタックルから引き込むが、ソヒはグラウンドに付き合わない。

 試合がスタンドに戻り、石岡が右ミドル、そして右ストレート! ソヒの蹴り足を取ってテイクダウンを狙うが、ここもソヒがグラウンドで上のポジションを取る。

  そしてソヒはサイド、バックとポジショニングでも石岡を圧倒。KO・一本勝ちこそ逃したものの、ソヒが判定で石岡を下した。


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