M-1MC
「M-1 FAIRTEX ムエタイチャレンジ『RAORAK MUAY vol,1』」
2011年4月10日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00
▼第9試合 日本vsタイ大将戦 63kg契約 3分5R WPMF日本ルール
○カノンスック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス/WPMF世界ライト級王者)
TKO 1R2分52秒 ※ヒジによるカット→ドクターストップ
●高橋誠治(町田金子/WBCムエタイ日本スーパーライト級王者)
2勝2敗のイーブンで迎えた日本vsタイの5対5マッチ大将戦。WPMF世界王者のカノンスックと、WBCムエタイ日本王者の高橋によるチャンピオン対決だ。高橋はムエタイルールで8連勝中のカノンスックを止めることが出来るか?
1R、両者共にサウスポー。前足から三日月蹴り、横蹴り、ハイキックと多彩な蹴り技を繰り出す高橋に、カノンスックは豪快なフックを返す。高橋の三日月蹴りからの左ハイキックがヒット、さらにカカト落とし! しかし、その直後にカノンスックのヒジで高橋は流血に追い込まれる。ドクターチェックでストップが下され、カノンスックが勝利。日本vsタイの対抗戦は3勝2敗でタイ側の勝利に終わった。
▼第8試合 日本vsタイ副将戦 バンタム級 WPMF日本ルール 3分5R
○藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/元WPMF世界スーパーバンタム級王者、同日本スーパーフライ級1位)
KO 3R42秒 ※左ローキック
●ナロンチャイ・ドラゴンテイルジム(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定8位)
1R、同じサウスポーの両者はまずジャブと前蹴りの交換。藤原はナロンチャイの前足を外側と内側から蹴っていく。左フックと顔面前蹴りを被弾した藤原は左ミドルを連発、組みに行くとナロンチャイはヒジを繰り出す。左ローをコツコツと当てていく藤原。
2R、急激にテンポを上げて速い攻撃の応酬をする両者。藤原は組んでのヒザ蹴り、ナロンチャイはヒジ。藤原は左ミドルからパンチにつなぎ、ボディも叩いていく。組むとヒザ蹴りからナロンチャイをコカす。左ミドル、左ロー、組んでのボディへのヒザ、右フックとナロンチャイをコーナーへ追い込む藤原。左ローがヒットすると、ナロンチャイが大きくグラつく!
3R、前に出てヒジを連発するナロンチャイに、藤原は組んでのヒザ合戦を挑む。藤原の左ミドルからの左ローを受けて、一瞬遅れて倒れるナロンチャイ。足を押さえて大の字となり、藤原がKO勝ち。対抗戦の戦績を2勝2敗のイーブンに持ち込んだ。
▼第7試合 日本vsタイ中堅戦 70kg契約 3分3R延長1R WPMF日本ルール
○スウィレック・ラジャサクレック(タイ/ラジャサクレックジム)
TKO 延長R39秒 ※ヒジによるカット→ドクターストップ
●清水 武(藤原/WPMF日本スーパーウェルター級1位)
1R、サウスポーで長身の清水にさっそくヒジを見舞っていくスウィレック。清水も首相撲からヒジで応戦する。スウィレックは左右の連打で前に出る清水を右ミドルで迎え撃ち、飛び込んでのヒジ。終盤、長いリーチから繰り出した清水のパンチがスウィレックを下がらせる。
2R、スウィレックは右ミドルをヒットさせ、清水のパンチは空振りさせていく。接近すると組んでのヒジ、ヒザ。清水は自分の間合いで戦うことが出来ない様子で、攻撃がほとんど当たらない。
3R、下がって距離をとり右ミドルを入れていくスウィレックに、清水はガムシャラに接近しての左右フックとヒジ。しかし、スウィレックにガッチリ組み付かれて動きを封じられてしまう。清水の猛攻に、かわすか組み付くだけのスウィレック。
本戦の判定はドローとなり、延長戦へ突入。清水はやはりガムシャラに左右フックとヒジで攻めるが、スウィレックの左ヒジがヒット! 清水は流血に追い込まれ、ドクターからストップがかかった。対抗戦はこれでタイ側の2勝1敗となった。
▼第6試合 日本vsタイ次鋒戦 フェザー級 3分3R延長1R WPMF日本ルール
○コムパヤック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス/M-1スーパーバンタム級王者)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●梅原ユウジ(STRUGGLE/WPMF日本同級4位)
1R、コムパヤックの右ローからの左フックで梅原がフラつく。すぐに体勢を立て直してジャブと左フックを繰り出す梅原にコムパヤックは左ミドル。梅原はコムパヤックの蹴りに左フックと右ストレートを合わせていく。
2R、スウェーバックを駆使して梅原のパンチをかわし、右ローとヒジを入れていくコムパヤック。梅原のパンチをもらうと首相撲に持ち込む。コムパヤックは左ミドルと右ローを多用するが、梅原にパンチを合わせられる場面も目立つ。
3R、コムパヤックは右ヒジから組み付くとヒザ。梅原はパンチを出していくがスウェーで見切られる。パンチをかわして組み付き、ヒザを入れるコムパヤック。それがバッティングとなり、梅原は流血してしまう。パンチをかわしながら左ミドル、右ローを蹴るコムパヤックに梅原は前に出てパンチを当てようとするが、コムパヤックは徹底して離れて蹴り、接近すると首相撲で優勢を保ち、判定で勝利した。
▼第5試合 日本vsタイ先鋒戦 ライト級 WPMF日本ルール 3分3R延長1R
○塚原光斗(クロスポイント古河/WPMF日本ライト級5位)
KO 2R1分37秒 ※右フック
●パッカシー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス)
パッカシーは前日計量で320グラムオーバーのため減点1からのスタート、10オンスのグローブハンデも課せられた。
1R、序盤からロー、左右フック、ヒジで勢いよく攻める塚原にパッカシーもヒジで応戦。手数が多いのは塚原だが、パッカシーはどんどん前に出てロー、右フック、蹴り足をキャッチしてのパンチと攻めていく。そのパッカシーに塚原が左右の連打! パッカシーの動きが止まる。しかし、すぐに回復したパッカシーがヒジで反撃。
2R、ボディブロー、ヒザ蹴りと攻撃の手を緩めない塚原にパッカシーがテンカオ。これがローブローとなり、試合は一時中断となる。再開後、塚原の蹴り足をキャッチしてコカしまくるパッカシーは、塚原のパンチにヒジで応戦し、何度も相打ちが続く打ち合いに。その中で塚原の右フックが炸裂! 立ち上がったパッカシーだが、足元がおぼつかず、塚原が豪快KO勝ちで日本チームに先勝をもたらした。
▼第4試合 チャリティーマッチ交流戦 47kg契約 WPMF日本女子ルール 2分3R延長1R
○ちはる(WSRフェアテックス/M-1女子ミニフライ級王者)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−28
●山田純琴(y-park/BONITA BOXEOアトム級1位)
ちはるは出場予定だった3月27日のNJKF興行が延期になったことを受けて、「格闘技で何か日本を元気にさせることは出来ないか。ファイトマネーを全額被災地に寄付して下さい」とチャリティーマッチを自ら考案。これが受理され、昨年8月1日NJKFのリングで対戦した山田と再戦することが決定した。
「被災者の方々に格闘技を通じて元気を与えられるような試合を見せます」と両者はコメントしている。なお、ちはるだけでなく山田もファイトマネーを被災地に寄付することを申し出ている。
1R、ジャブと蹴りで距離をとりながら、テンカオを突き刺して首相撲でコカすちはる。山田が左右フックで前に出てくると組んでのヒザ蹴りからコカしてしまう。フック主体の山田に対し、ちはるはロングのストレート系パンチか蹴りで距離をおいて戦う。
2R、テンポを速めたちはるがワンツー、ミドルキックから組んで山田を押し倒す。徹底して山田の得意のフックが活きる中間距離を殺し、ロングの距離か組んでの戦いに持ち込むちはる。
3Rもちはるはジャブと前蹴りで距離をとり、山田が入ってくると首相撲に持ち込んでヒザ蹴り連打からコカす。左右ストレートの連打も繰り出す。左右連打で前に出る山田だが、すぐに首相撲で組まれて単発に終わり、ちはるが距離と組みの攻防を支配して完封勝利を収めた。
▼第3試合 WPMF日本ライト級王座決定トーナメント準決勝 WPMF日本ルール 3分3R延長1R
○金澤元気(新宿レフティー/同級6位)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-26
●Masaru(MONKEY☆MAGIC/同級2位)
▼第2試合 WPMF日本スーパーバンタム級ランキング戦 WPMF日本ルール 3分3R延長1R
○鷹大(ウィラサクレック・フェアテックス/同級9位)
判定3-0 ※30-29、30-27、30-27
●出貝泰佑(バンゲリングベイ・スピリット/同級6位)
▼第1試合 WPMF日本スーパーバンタム級ランキング戦 WPMF日本ルール 3分3R延長1R
○波賀宙也(立川KBA)
延長R 判定3-0
●キム・ギフン(韓国/バンゲリングベイ・スピリット/同級8位)
★第12試合(森井洋介vs長嶋大樹)、第11試合(清水雄介vs梅原タカユキ)、第10試合(一戸総太vs野呂裕貴)の結果はこちら
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