ドラゴンジム
「大震災復興チャリティーイベント 戦場1」
2011年5月22日(日)宮城・仙台クラブハウスDarwin
アマチュア開始14:00 プロ開始16:30
▼第5試合 スペシャルエキシビションマッチ 2分2R
−モニカ(スウェーデン/DRAGON/MADタイトル66kg王者)
勝敗なし ※エキシビションマッチのため
−桜朋梨恵(ラビカラ/J-GIRLSフェザー級2位)
震災後外国人が日本を離れる中、再三の帰国要請をはねのけ、モニカは被災地の仙台で練習を1日も休むことなく続けている。15日のJ-GIRLSでは高橋洋子とのリマッチに挑み、3RTKO勝利を収めた。対する桜朋はJ-GIRLSフェザー級ランカー。
1R、モニカがミドルを出せば、桜朋はスウェーでかわし、ローからフックとスピーディーな打撃を見せる。
モニカのヒザ蹴りで桜朋の額にタンコブが出来るほどの白熱した攻防となり、2分2Rは終了。
桜朋は「皆さんに元気を与えたいと思い、参加しました。私は普段受け付け嬢をしていて、今回縁のあるヨックモック(菓子製造販売会社)から2000本のシガール(お菓子)を提供させていただきました。来るときに何本か折れてしまいましたが、心は折れていません」とあいさつ。
モニカも「皆さんに元気を与えられるようにエキシビションマッチをやりました。地震のあと、私のヒーローは、被災地で頑張っている石巻、名取の仲間、友達でした。みんなでいい未来を作っていきましょう」と流暢な日本語であいさつし、会場を沸かせていた。
▼第4試合 キッズチャレンジマッチ 1分5R
−ヨックタイ・シスオー(ヨックタイ/元ボクシングWBA世界ジュニアバンタム級王者)
勝敗なし ※チャレンジマッチのため
−キッズファイター(丹大亮&伊藤紅愛&齋藤紘也&藤野寛、ほか)
チャレンジマッチでは、宮城県に自らのジムを持つ元ボクシングWBA世界ジュニアバンタム級(52.16kg以下)王者ヨックタイ・シスオー(タイ)が出場し、4人のキッズファイターとパンチのみで対戦する予定だったが……。
飛び入り参加のキッズが続々と増え、計12人のキッズが参加した。
▼第3試合 75kg契約 3分3R
○シンタロウ(SAスポーツ)
KO 2R1分57秒
●藤野 龍(DRAGON)
前回の2月大会で対戦している両者。3カ月という短いスパンで因縁の再戦が実現した。シンタロウはイケイケモード全開で前に出る。藤野は組み付いてヒザ蹴り中心の攻め。
藤野が転倒しても、シンタロウはレフェリーの制止を振り切るような荒々しい一面も見せた。藤野は果敢に攻めたが、1Rに1回、2Rに2回もダウンを奪ったシンタロウが勝利し、藤野のリベンジを退けた。
▼第2試合 54kg契約 3分3R
○白岩義也(DRAGON石巻)
判定3−0 ※三者とも30−27
●加藤宇孝(大和塾)※デビュー戦
被災した石巻支部を代表して出場した白岩は「この試合に向けて3回しか練習できなかった」(佐藤会長)という。しかし、練習不足とは思えせないような熱い試合が序盤から展開された。
1R、徹底した右ロー。パンチの後には必ず右ローを入れていき、加藤の足を削っていく白岩。みるみるうちに加藤の左足は真っ赤に染まるも、気持ちの強さを見せる加藤は前に出続ける。
3Rには、白岩が攻める形となり、加藤はサンドバック状態になる場面もあったが、最後まで立ち続け、パンチで反撃する。白岩は組んでのヒザ、右ローと手数を出していくも決定打までいけず。
判定にもつれこむ大激戦となり、白岩がフルマークの判定勝利を収めた。
▼第1試合 ヘビー級 3分3R
○菊地純一(ヨックタイ)
KO 1R1分48秒
●児玉仁志(闘鶏)※デビュー戦
2月大会では激しい打撃戦の末にKO勝利した菊地が、デビュー2戦目でも強打を炸裂。前に出続ける菊地はミドル、パンチ。強烈な右フックでダウンを奪うと、立て続けに追加のダウンを奪いKO勝利した。
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