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【Krush】健太が山内佑太郎を下して70kg王者に!卜部は王者初戦でTKO勝利

2011/07/16


Krush実行委員会
「Krush -70kg初代王座決定トーナメント〜決勝戦〜」

2011年7月16日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00


▲ジャンピングバックキックも見せた山崎(左)がNOMANとの乱打戦に勝利

▼第8試合 63kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
○山崎秀晃(チームドラゴン)
判定3−0 ※27−26、28−27、28−27
●NOMAN(DTS)

 4月大会ではMAキック王者の山本佑機を1RでKOする金星を挙げた山崎。対するNOMANも過去にJ-NETWORK王者・菅原勇介やKrush−63kg級3位・寺崎直樹に勝利した実績を持つ。互いに8勝1敗1分という高い勝率を誇っており、2人にとっては今後の飛躍をかけた一戦となる。

 1R、前後左右に細かくステップして左ミドル、右ストレートを打つ山崎。NOMANはじりじりと前に出て左右のロー、左ミドルを蹴り返す。ジャブを突いてからローにつなげるNOMAN。

 山崎はそこに左フックを合わせて、右の顔面前蹴り、叩きつけるような右フック! NOMANも右フックを返すが、山崎は右アッパーから左フックを当てる。

 2R、山崎がジャブから右ハイキック、そして右フックを強振して前進! NOMANは左ミドルを蹴り返す。山崎は構わず右のパンチを振って前に出て、スリップ気味ながらNOMANからダウンを奪う。しかしすぐに立ち上がったNOMANはパンチで打ち合い、逆にこちらも右フックでダウンを奪い返す。

 再開後、NOMANは山崎のパンチをガードして右フック、アッパー。山崎も左右のハイキック、右ストレート。そして前に出てくるNOMANに引っ掛けるような左フックを合わせて、2度目のダウンを奪う。しかしダメージの少ないNOMANは右ローを連打して反撃に転じる。

 3R、パンチで突っ込む山崎にNOMANが左ハイキック。山崎はこれをもらっても右のパンチを叩きつけて連打をまとめる。

 NOMANはパンチで攻める山崎に左のヒザ蹴り、右フック、右アッパー。さらに左ハイキックを蹴って、一気に攻め込む。NOMANの猛攻を受ける山崎だったが、それを凌ぐと足を止めて果敢にNOMANと打ち合う。このまま試合終了となり、ダウンのポイント差で山崎がNOMANとの乱打戦を制した。



▲匠(右)が得意のパンチでダウンを奪って勝利

▼第7試合 55kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
○匠(チームドラゴン)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−27
●SATOI(チャモアペットムエタイアカデミー)

 Krush−55kg級5位にランキング入りしているチームドラゴンのホープ匠。一方のSATOIは元全日本バンタム級4位、チャモアペットムエタイアカデミーに移籍し、国内では約3年6カ月ぶりの試合となる。

 1R、足を使って距離を取る匠に対して、SATOIはプレッシャーをかけて右ロー。匠はSATOIの攻撃をしっかりとディフェンスし、離れた間合いから飛び込むようなワンツー、右ストレート、飛びヒザ蹴り。スピーディなパンチをSATOIに打ち込む。

 2R、ここも1Rと同じような展開が続き、SATOIも匠のパンチに右ストレートを返すが、匠はステップを使ってそれをディフェンスする。匠は鋭いジャブを基点に右ストレート、さらに右ボディストレートから左フック。そして左フックからの右ストレートでSATOIからダウンを奪う。

 3R、逆転を狙うSATOIは右ローを連打! さらに右ストレートを強振して前に出る。ここも距離を取ろうとする匠だが、SATOIのプレッシャーは強く、SATOIが強烈な左ミドルを何発も蹴り込む。匠はSATOIが前に出てくるところに右のヒザ蹴り、さらにバックブロー。最後まで前に出続けるSATOIだったが、匠を捕らえきれず。匠がSATOIを下し、これで2連勝となった。



▲強烈なボディフックを叩き込む佐々木(左)

▼第6試合 女子フェザー級(57.15kg) K-1ルール 2分3R延長1R
○佐々木仁子(チームドラゴン)
判定2−0 ※30−29、30−30、30−29
●桜朋梨恵(ラビカラ)

 初代J-Girlsフェザー級王者の佐々木が約半年ぶりにKrush参戦。対戦相手の桜朋はJ-Girlsでタイトルマッチの経験もある実力者で、今回がKrush初参戦となる。

 1R、桜朋がジャブと右ロー、前蹴りで距離を取る。佐々木は右フックを打って前に出て、桜朋にロープを背負わせて左右のボディフック。桜朋は下がりながら距離を取って左ミドル、前蹴りを出す。

 2R、桜朋はガードを高く上げてインロー、顔面への前蹴り。佐々木はそれをもらっても前に出てパンチをまとめて右ロー! 桜朋をロープに詰めて顔面とボディにパンチをまとめて右ローにつなげる。

 3R、これまで以上に前に出る佐々木がボディフック、右ロー。桜朋も下がりながらパンチを返して前蹴りと右ロー。前に出てくる佐々木の動きに合わせてバックブローを狙う。桜朋の反撃をもらう佐々木だったが、前に出て右ストレート、右ロー。佐々木が持ち前の圧力を生かした試合で桜朋を下した。



▲廣野(右)がダウンを奪い、キャリアの差を見せて勝利

▼第3試合 -70kg初代王座決定トーナメント・リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○廣野 祐(NPO JEFA/Krush 70kg Tournament 2009準優勝)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−28
●秀虎(AK)

 6月の新宿FACE大会で阿佐美ザウルスとのリザーブ戦に勝利したものの、試合内容が振るわず、前代未聞の同一トーナメント2度目のリザーブマッチが組まれた廣野。対戦相手の秀虎はキャリア3戦ながら、アグレッシブなスタイルが評価され、大抜擢された形でのリザーブ戦登場だ。

 1R、サウスポーの廣野はインローと左ミドル。秀虎もインローを蹴って、右アッパーとワンツーで前に出て行くが、廣野はしっかりとそれをブロック。2R、廣野が右アッパー、左のヒザ蹴り。アグレッシブに攻める秀虎のパンチを空振りさせると、両手を広げて挑発し、左ストレート、奥足ローを当てる。

 そして3R、秀虎が右ストレートと右のヒザ蹴りから怒涛のラッシュ! これで下がる廣野だったが右フックを当てて前に出ると、左のヒザ蹴りから左ストレート!

  右アッパーを突き上げて、右フックから左ストレートを打ち込んでダウンを奪う。再開後も廣野が右フックとヒザ蹴りでラッシュ。何とかそれを凌ぐ秀虎だったが、廣野がキャリアの差を見せて勝利した。



▲昨年のK-1甲子園王者・翔栄(右)はKrush初参戦でドロー

▼第2試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R
△翔栄(治政館/K-1甲子園2010王者)
判定0−0 ※30−30、29−29、29−29
△小川翔(OISHI)

 K-1甲子園2010王者で治政館に所属する翔栄がKrushに初登場。対戦相手の小川もK-1甲子園2010べスト8の選手で、K-1甲子園対決となった。

 1R、ガードを上げて、右ローを蹴っていく小川。翔栄は距離を取りながら飛び込むようなジャブ、ワンツー、右ローにつなげる。2Rも小川が圧力をかけてジャブと右ロー。翔栄は小川の周りをぐるぐると回り、顔面にパンチをまとめて右ローを蹴る。

 3R、翔栄は小川のサイドに回りこむようにしてパンチから右ハイキック、ワンツーから右ロー。小川はそれをしっかりとブロックして右ローを蹴り続ける。翔栄は飛び込むような右ストレート、バックキック。小川も右のヒザ蹴り、右ローで攻める。お互いに決定打がなく、ドローに終わった。



▲鋭いパンチのコンビネーションで攻めた神戸(右)

▼第1試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R
○神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK)
判定3−0 ※3者とも30−29
●山口正道(島田)

 中学卒業後にオランダに渡り、バダ・ハリやメルヴィン・マヌーフを輩出した名門マイクスジムで武者修行をしていたという経歴を持つ神戸。対戦相手の山口は3戦1勝1敗1分の選手。

 1R、神戸は強烈な左ボディからパンチをまとめて山口の顔面にヒザ蹴り。プレッシャーをかけて山口を下がらせて右の飛びヒザ蹴りから左フック、左ハイキックと攻撃をまとめる。2Rもテンポよく左ボディから攻撃を組み立てる神戸だったが、山口はそれをブロックして右ロー。右フックをかぶせて前に出て行く。

 3Rに入るとタフな山口が圧力をかけて前進。神戸も細かくパンチとローを返すが、構わずに前に出て右ストレートを打ち込む。神戸が右ストレートを打てば、山口も同じように右ストレート。最後はお互いに足を止めて打ち合って試合終了となり、神戸が判定2−0で勝利した。


▼オープニングファイト第2試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R
○佐々木大蔵(チームドラゴン)
判定3−0 ※3者とも28−27
●上杉隼土(超越塾)

▼オープニングファイト第1試合 58kg Fight K-1ルール 3分3R
○木谷典史(チームドラゴン)
KO 2R52秒 ※左ヒザ蹴り
●大川一貴(青春塾)

★第10試合(健太vs山内佑太郎)、第9試合(卜部弘嵩vsミンミン)、第5試合(健太vs中島弘貴)、第4試合(山内佑太郎vs松倉信太郎)はこちら

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