M-1MC
「M-1 FAIRTEX ムエタイチャレンジ『RAORAK MUAY vol.3』」
2011年9月11日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00
▲パワフルなパンチのコンビネーションで再起戦に勝利した長嶋(左)
▼第11試合 58kg契約 WPMF日本ルール 3分5R
○長嶋大樹(ONE’GOAL/WPMF日本フェザー級2位)
判定2-0 ※50-48、50-48、49-49
●シティーチャイ・センモラコット(タイ/尚武会/元ルンピニースタジアム認定フライ級王者)
今年4月10日に森井とWPMF日本フェザー級タイトルを争い、敗れた長嶋が再起戦。その相手は当初のコムパヤック・ウィラサクレックから元ルンピニースタジアム認定フライ級王者シティーチャイに変更となった。
森井戦では最後まで勝負を諦めないハートの強さを見せた長嶋が、元ムエタイ王者を相手にどんな試合を見せるか。
1R、長嶋が右ロー&右ミドルで先制し、シティーチャイが蹴ってくるとワンツー、左ボディ。強いローを蹴ってくるシティーチャイだが、その度に長嶋が右ストレートや左ボディブローを合わせて連打につなぐ。ボディから顔面へとパンチのコンビネーションを放ち、パワーで圧倒する長嶋。シティーチャイは前蹴りで突き放しにくる。長嶋のボディブローにシティーチャイはヒジで応戦。
2R開始と同時にパンチで前へ出る長嶋は、ボディから顔面へとパンチをつなぎ、右ローキック。シティーチャイも右ローと左ハイキックで反撃するが、長嶋のパワフルなパンチに下がっていく。
顔面前蹴り、ハイキックで一発KOを狙うシティーチャイ。長嶋は圧力をかけてパンチの連打。焦るシティーチャイは倒れた長嶋にヒザ蹴りを見舞って警告を与えられる。
3R、どんどん前へ出て左右のローとパンチで攻める長嶋に、シティーチャイは組みの勝負を挑む。長嶋は組まれる前にパンチを見舞い、右ストレートをヒットさせていく。
4R、蹴り合いからパンチで前に出る長嶋にシティーチャイは組み付く。左ミドルを蹴っては離れるシティーチャイ。前に出て手数を出しているのは長嶋だが、空振りも目立つ。シティーチャイは手数は少ないが確実にミドルを蹴って当てる。
5R、パンチとローで勝負を懸けた長嶋に、シティーチャイは組み付く。長嶋がパンチの距離に入ると、シティーチャイはすかさず組み付いてコカす。長嶋が空振りし、組んだシティーチャイが同体で倒れる。それが繰り返され、長嶋が判定勝ちした。
▲注目のヴィールセン(左)初来日だったが、試合は中止となった
▼第10試合 エキシビションマッチ 61kg契約 IT’S SHOWTIMEルール 3分2R
ーセルジオ・ヴィールセン(スリナム共和国/コンチネンタルFFC/元IT’S SHOWTIME世界61kg級王者)
勝敗なし
ーカノンスック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス/WPMF世界ライト級王者)
注目の一戦はカノンスックが計量オーバーのため失格。スペシャルエキシビションマッチ(勝敗はつかず、公式記録に残らない)として両選手によるマススパーリングが3分2Rで行われた。
▲スウィレック(右)が体格差をものともせず判定勝ち
▼第9試合 WPMF日本ルール 75kg契約 3分3R延長1R
○スウィレック・ラジャサクレック(タイ)
判定3-0 ※三者とも30-27
●悠生(=ゆうき/藤サクレック7F/元M-1ミドル級王者、WPMF日本ミドル級4位)
1R、身体の大きさがかなり違う(悠生が身長178cm、スウィレックが168cm)が、小柄なスウィレックが右ストレートでダウンを奪う! その後は余裕で腰を前後に振って挑発するスウィレック。強烈な右ローに場内から歓声が起こる。
2R、強烈な右ローをどんどん当てていくスウィレック。悠生のローには回転ヒジを合わせ、組み付くとヒジ&ヒザ。悠生はローで前に出るが、前蹴りで転倒させられる。さらにラウンド終了間際、スウィレックが首相撲で豪快に悠生をコカす。
3R、パンチで前に出る悠生の前足を払って転倒させるスウィレック。右ミドル、前蹴り、ジャブで距離を取り、悠生にヒジを当てさせない。胴タックルのように組み付いて悠生を倒し、スウィレックが体格差をテクニックで封じ込めて判定勝ちした。
▲SHIGERU(左)がJ-NETWORK王者を破る金星
▼第8試合 WPMF日本スーパーフェザー級王者決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○SHIGERU(新宿レフティー/WPMF日本ライト級8位)
判定3−0 ※30-27、29-28、30-28
●木村天鮮(レグルス池袋/同級8位、J-NETWORK同級王者)
1R、サウスポーの木村に対して右インローを連続して放つSHIGERUに、木村も左インローで応戦する。お互いに蹴り足を取ってコカし、蹴りにパンチを合わせていく。パンチで飛び込んでいくSHIGERUに、木村は左ミドル。SHIGERUはジャンプしてのパンチも繰り出す。
2R、SHIGERUのパンチにテンカオを合わせていく木村。左ローから組み付いてのヒザ蹴り。SHIGERUはパンチからローにつなげていき、木村を組み倒そうとするが、木村は倒れない。SHIGERUのパンチに木村はヒジを合わせる。
3R開始早々、SHIGERUがストレートの連打で前進! ダウンを奪う。木村は逆転を狙ってヒジで前に出るが、SHIGERUに首相撲でコカされてしまう。残り1分で飛びヒザ蹴り、ハイキックを繰り出す木村。SHIGERUは組み付いてのコカしを連発し、ダウンのポイントを守りきって判定勝ちした。
▲板倉(左)を破り、WPMFウェルター級戦線に名乗りを上げた高(右)
▼第7試合 WPMF日本ウェルター級ランキング戦 3分3R延長1R
○高 修満(エイワスポーツ/元日本ライト級1位)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-28
●板倉直人(スクランブル渋谷/同級4位)
1R、サウスポーの板倉に強い右ローを放っていく高。板倉もジャブからのインローで応戦する。高の左ミドルに右フックを合わせる板倉。これにバランスを崩した高だが、力強い右インローと右ミドルを返す。
2R、板倉は前蹴りと左ロー、左ミドルは高がキャッチして鮮やかにコカす。板倉が左ミドルを蹴ると、必ずキャッチしてコカしに行く高。板倉は右のジャブと前蹴り、左ロー。
3R、板倉のジャブに高が右ストレートをカウンターで合わせ、ダウンを奪う! 板倉は挽回しようとパンチとヒジで前へ出るが、高は前蹴りで近付けさせず、板倉が近付くと組み付く。ここでバッティングがあり、高が流血。ドクターチェックが入る。
再開後もパンチで前へ出る板倉だが、残り1分で高に2度目のドクターチェック。再開後、板倉のパンチを右ミドルで迎え撃つ高。板倉の左右フックがヒットし、高が下がる。しかし、これをクリンチで逃れる高。判定は3-0で高の勝利となった。
▲飯田(左)が坂本(右)のいいところを出させずに判定勝ち
▼第6試合 WPMF日本女子ルール 47kg契約 2分3R
○飯田なお(新宿レフティー/ITFテコンドー全日本2007、2008、2009年王者)
判定2-1 ※30-29、30-28、28-30
●坂本柚佳里(錬成塾)
1R、サウスポーの飯田はサイドキックからパンチの連打、組み付いてのヒザ蹴りという動きを繰り返す。連打から組み付かれるため坂本は攻撃を出す間を与えてもらえない。
2Rも同様に前へ出る飯田、坂本は組み付かれる前にフックを振り回す。パンチの連打を繰り出す飯田に坂本の右ストレートがヒット、飯田はすぐに組み付いてヒザ蹴り勝負に持ち込む。
3R、坂本のパンチに組み付く飯田は投げを見舞う。右ストレートを出して前に出る坂本は打ち合いを挑むが、飯田は付き合わずに組み合う。相手にいいところを出させず、飯田が組み技で勝利を得た。
▼第5試合 WPMF日本フェザー級ランキング戦 3分3R延長1R
○梅原ユウジ(ストラッグル/同級5位)
KO 2R1分51秒 ※右ローキック
●コンデット・エスジム(タイ/エス)
▼第4試合 WPMF日本スーパーバンタム級ランキング戦 3分3R延長1R
○鷹大(ウィラサクレック・フェアテックス/同級4位)
判定2-0 ※30-28、29-28、29-29
●千葉裕喜(KIX/同級10位)
▼第3試合 WPMF日本フェザー級ランキング戦 3分3R延長1R
○清川祐弥(新宿レフティー/同級10位)
延長1R 判定3-0 ※三者とも10-9
●堀口貴博(ウィラサクレック・フェアテックス/元全日本同級9位)
▼第2試合 WPMF日本ルール 88kg契約 3分3R ※ヒジなし
○デイビス・アラン(M-FACTORY)
KO 2R11秒 ※ヒザ蹴り
●巻渕 淳(BONDS)
▼第1試合 WPMF日本ルール ウェルター級 3分3R
○斉藤智洋(エイワスポーツ)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-27
●チャップリン木山(フリー)
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