WBCムエタイ実行委員会
WBCムエタイ・ジャパン第2回大会
「The Path to the World Champion」
2011年10月2日(日)東京・後楽園ホール
開場10:45 開始11:00
▲新人(左)のヒザ蹴りに苦戦した日下部(右)だが、バックブローでダウンを奪う
▼第2試合 WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
○日下部竜也(OISHI GYM/元シュートボクシング日本同級王者)
KO 5R2分30秒 ※左フック
●新人(E.S.G/NJKF同級1位)
※日下部が第3代王座に就く。
元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者で、Krushでも活躍する日下部が初参戦。スーパーバンタム級王座決定戦で新人(あらと)と対戦する。
日下部は4月のKrush後楽園大会で瀧谷渉太にKO負けし、今回が約半年ぶりの再起戦。WBCムエタイルール初挑戦ながら、王座決定戦に抜擢される形となった。一方の新人は新設されたNJKFスーパーバンタム級の1位で、NJKFでは同王座決定トーナメントで決勝まで進出している。
1R、序盤はお互いにジャブ&ローでの探り合い。新人のローとパンチに日下部が同じ技を返していく。
日下部は得意の左フックを巧みに当て、バックキックも命中させる。対する新人は右のヒザ蹴り。日下部のバックキックからのバックブローがヒットし、新人は組んでのヒザ蹴りで応戦するが、再び日下部のバックキックからの右フックをもらってダウン! しかし、これはゴング後と判断された。
2R、一気に仕留めにいくかと思われた日下部だが、新人のローとテンカオに合わせた左フックを狙うなど1Rとペースは変わらない。日下部の左右ローに新人はワンツーから組んでのヒザで応戦する。
3R、新人が逆転を狙ったヒジ、日下部がそれにパンチで対抗。日下部がコーナーへ追い込んでの左ボディからの左フック、新人もヒジとパンチで反撃し、日下部が左ローとバックキックを決める。
4R、日下部が前へ出るところで新人のヒザ蹴りがアゴにヒット! 続いてのヒジも当たり、日下部がグラつく!
新人は首相撲からのヒザ蹴りで逆襲し、日下部はヒジとバックキック。首相撲からのヒザで新人が試合を有利に進める。しかし、両者がぶつかり合ったところで偶発的なバッティングとなり、新人が下がったところへ日下部がワンツーからのバックブロー! ダウンを奪う。
5R、日下部がワンツーからの右ロー、ヒジも放ってジャブからの右ロー、パンチ連打からの右ローと攻める。
そして、新人が前へ出てくるところに左フックのダブル! 新人が大の字になって倒れ、日下部が劇的KOでベルトを獲得した。
▲宮越(左)はパンチとヒジを織り交ぜて攻めた
▼第1試合 WBCムエタイ日本ライト級次期挑戦者決定戦 3分5R
○宮越慶二郎(拳粋会/NJKF同級王者)
判定2−1 ※49−48、50−47、48−49
●黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORK同級王者)
ライト級王座次期挑戦者決定戦として、NJKF同級王者・宮越とJ-NETWORK同級王者・黒田が対戦。第1試合から王者対決という豪華なオープニングとなった。
1R、お互いにパンチからのローを繰り出す中、黒田は左ミドルも混ぜていく。左右にスイッチする宮越に、黒田の右ローが的確に入る。
2R、ローの蹴り合いとなり、お互いに相手のローにローを返す意地の張り合い。宮越は黒田の右ローに左フックを合わせ、サウスポースタイルからの左ストレートもヒットさせる。黒田は宮越の左ミドルに軸足蹴りを合わせて転倒させた。
3R、宮越の右ローが効果を発揮し始め、宮越は大きな振りの左右フックも狙いつつ右ロー。黒田は左ミドルで応戦し、宮越はパンチとローで上下に揺さぶる。
4R、宮越は黒田のローをスネでブロックしながらローを返し、左ミドルと左ハイキック。黒田はしつこく左ローを蹴っていく。宮越は前蹴りで黒田を突き放し、パンチとヒジで前へ出る。
5R、黒田が前へ出てローと左ミドルで勝負を懸け、宮越は左ストレートからの左ヒジ。黒田が前へ出るところに宮越がパンチをまとめ、突進をステップでかわす。宮越の左ストレートが2発入って試合終了。判定は2−1のスプリットで宮越が挑戦権を手に入れた。
★メインイベント2(ジョムトーンvs大和哲也)、メインイベント1(神村エリカvsデニス・メラー)、セミファイナル(羅紗陀vs増田博正)の試合結果はこちら
★第5試合(加藤竜二vs大槻直輝)、第4試合(高橋誠治vs菅原勇介)、第3試合(闘魔vs幸二郎)の試合結果はこちら
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