|  ▲久保(右)の左ハイキックが炸裂!
 
 元気ですか!!大晦日!!2011実行委員会
 FieLDS presents FIGHT FOR   JAPAN
 「元気ですか!! 大晦日!!   2011」
 2011年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ
 開場14:00 開始15:00
 
 ▼第5試合 元気ですか!!キックボクシングルール −64kg契約
 ○久保優太(Fighting Kairos/K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament王者)
 KO 3R1分12秒 ※左ヒザ蹴り
 ●ニルス・ヴィーランド(スウェーデン/ブルーオーシャン・タイボクシング/ブラックハウスチーム・ノゲイラ)
 
 
  大みそか初参戦の久保が迎え撃つのは、80戦65勝という驚異のキャリアを誇るニルス。憧れの舞台で久保は立ち技格闘技の魅力を発揮することが出来るか!?
  1R、サウスポーの久保はジャブと左ミドルキック。ニルスは左へ回り込みながらの左ロー。快調に左ミドルを飛ばしていく久保に対し、ニルスは蹴り足をつかんで軸足を払いに来る。左右のストレートで前に出る久保に、ニルスは組みを多用してしまい注意を受ける。
 
  ニルスの飛び後ろ回し蹴りに久保も後ろ回し蹴りを返す。  2R、お互いに左右のストレートからハイキックを放ち、ニルスは左フックをヒットさせる。変則的な動きを見せるニルスは蹴りからパンチのコンビネーション。久保はヒザを突き刺し、左ミドル、さらに三日月蹴り。ニルスが組んでくるとレバーを叩き、さらにヒザ蹴り。レバーと顔面を打ち分ける久保。ニルスも強気にハイキックからのパンチを返してくる。  3R、組んでくるニルスにボディの連打とヒザ蹴り。猛然とパンチを打ってくるニルスに久保はヒザ蹴りとレバーブローで応戦する。そしてジャブから左ハイキック! 仰け反ったニルスにダメ押しの左ヒザ蹴りを突き刺し、久保が見事なKO勝ちを奪った。
  久保はマイクを持つと「始めまして久保優太です。ニルス選手は強かったです。選手たちも頑張っているのでこれからもK-1とDREAM、格闘技界をよろしくお願いします。来年も精一杯頑張ります」と、控えめにマイクアピールした。 
  ▲カウンターを奪う野杁(右)。多彩なテクニックを披露した
 
 ▼第4試合 元気ですか!!キックボクシングルール −64kg契約
 ○野杁正明(OISHI GYM/Krush YOUTH GP2011王者)
 判定3-0
 ●園田顕悟(小比類巻道場)
 
 
  2年前の大みそかにK-1甲子園王者となった野杁が、大みそかの格闘技イベントに凱旋。12月9日にKrushのトーナメントで2試合を行い、これが今月3試合目となる。対する園田もK-1甲子園出身であり、新世代同士の対決となった。
  1R、パンチから蹴りへつないでいく園田が積極的に攻め、野杁はブロッキングしながらカウンターのパンチを狙う。園田の左フックをブロックしての左フックを使う野杁。ガードを上げさせての左レバーブローも強烈に決まる。圧力を掛けて前に出る野杁がヒザ蹴り、ボディから顔面へのパンチ。園田もパンチを返すが、野杁に追われる展開だ。  2R、お互いに前蹴りを放ち、パンチのコンビネーションを繰り出す。前に出るのは野杁。突き刺すような野杁のパンチが決まり、顔面前蹴り。園田は押し返しながらのパンチを連打するが、野杁はボディワークでかわす。そして、至近距離での飛びヒザ蹴りでダウンを奪う! 
 ヒザとパンチでボディを攻め、顔面へ前蹴り、パンチ、飛びヒザ蹴りを放つ野杁。
  3R、野杁は左ローを狙い打ち、園田がパンチを連打すると左ハイキックを返す。サウスポーに構えを変えた野杁は園田のパンチをブロッキング、もしくは空振りさせて自分の攻撃を入れていく。 
 今度は右ローを狙い撃ちにし、ヒザを突き刺す野杁。ヒザ、右ロー、さらにジャンプしての二段蹴りで野杁が追い込んだところで試合終了。KOは逃したものの野杁が判定3-0で完勝を収めた。
 
  ▲ビビアーノ(左)はさらに打撃の実力がアップしていた
 
 ▼第3試合 DREAMバンタム級世界トーナメント準決勝 5分2R
 ○ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/FIGHT TEAM BIBIANO/初代DREAMフェザー級王者)
 判定3-0
 ●ホドルフォ・マルケス・ディニス(ブラジル/ノヴァウニオン)
 ※ビビアーノが決勝へ進出。
 
 
  バンタム級世界トーナメントの準決勝、前DREAMフェザー級王者で優勝候補のビビアーノが登場。番狂わせを狙うのは打撃を得意とするディニス。バヌエロスと決勝戦を争うのはどっちだ?
  1R、インローの蹴り合いから速いテンポでパンチを出し合う両者。ビビアーノは蹴り、パンチからタックルを仕掛けていき、3度目のトライでテイクダウンに成功。抑え込むビビアーノはディニスの太ももとわき腹にヒジ打ちを連発していく。  立ち上がろうとするディニスをコーナーで上から抑え込み、ボディへのパンチを連打するビビアーノ。ブレイク後、すぐに初回終了のゴングが鳴った。
  2R、蹴りを放っていくディニスに組み付くビビアーノ。コーナーでディニスが体勢を入れ替えて逆に押し込む。さらにビビアーノが体勢を入れ替えたところでブレイクがかかり、ディニスは左ストレートと蹴りで攻めていく。  しかし、ビビアーノはそのパンチに右フック、下がったディニスに飛び蹴り! ディニスは片足タックルにいくがビビアーノは倒されることなくブレイクに持ち込む。ディニスは左ストレート、左アッパー。ビビアーノは強烈な右インローからのパンチ、そして組みにいくがディニスは受け止めてコーナーへ持ち込む。時間切れ終了となり、判定3-0でビビアーノが決勝進出を決めた。
 
  ▲上になったバヌエロスが今成にパンチを見舞う
 
 ▼第2試合 DREAMバンタム級世界トーナメント準決勝 5分2R
 ○アントニオ・バヌエロス(アメリカ/ピット・ファイト・チーム)
 判定2-1
 ●今成正和(Team-ROKEN/初代DEEPフェザー&バンタム級王者)
 ※バヌエロスが決勝へ進出。
 
 
  バンタム級世界トーナメントの準決勝、日本人で唯一生き残った今成がバヌエロスと対戦する。今成は1回戦で所英男を破ったバヌエロスを退け、日本人による世界トーナメント制覇へ望みをつなげることは出来るか?
  1R、今成はノーガードのまま相手コーナーへスタスタと歩いていく。バヌエロスは回り込む。今成が左ミドルをヒットさせていく。
 
  パンチを放つバヌエロスに今成は潜り込んでいくが、バヌエロスはすぐに立ち上がって離れる。左ミドルを連発する今成にバヌエロスも蹴りを出し、今成のパンチには左フックを合わせていく。何度か自分から寝技に引き込もうとした今成だが、バヌエロスはまったく付き合わない。  2R、いきなりスライディングして潜り込んだ今成だが、バヌエロスは上から鉄槌を落としてすぐに離れる。
 
  今成は右ミドルから組み付き、バヌエロスが上になるが、またもすぐに立ち上がる。徹底して今成の寝技に付き合わない作戦のようだ。パンチから組み付く今成が再び寝技に持ち込み、今成はラバーガード。バヌエロスはパンチを出して暴れる。  残り時間わずかで今成が上になることに成功し、足関節技で勝負を懸けるが、すぐにバヌエロスが上を奪い返して鉄槌を落とす。そのまま試合終了となり、判定は2-1のスプリットデシジョンでバヌエロス! 日本最後の砦が崩れた。 
  ▲ユサップは所の左腕をロックし、受身が取れない状態でマットに叩きつけた
 
 ▼第1試合 DREAMバンタム級世界トーナメントリザーブマッチ 5分2R
 ○ユサップ・サーデュラエフ(ロシア・ダゲスタン共和国/Uflacker Academy)
 TKO 1R42秒 ※投げ→レフェリーストップ
 ●所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス/DREAMバンタム級日本トーナメント優勝)
 
 
  バンタム級世界トーナメントで負傷者が出た場合、代わりに決勝戦へ進出することが出来るリザーブ権を懸けたリザーブマッチ。
  1R、ゴングと同時にコーナーを飛び出した所は飛びヒザ蹴り! ユサップはそれを受け止めて寝技に持ち込むが、所は下からの足関節技を狙い、背中を見せて立ち上がる。ユサップはバックを奪い、所の左腕をロックしたまま左側へ投げる!  受身が取れなかった所は頭からマットにめり込み、ユサップがパンチで追撃。ピクリとも動かない所を見て、レフェリーが試合をストップした。所は立ち上がれず、担架で運ばれた。
                
 ★第2部(川尻達也vs宮田和幸、桜井“マッハ”速人vs長南亮ほか)の試合結果はこちら
 ★第3部(菊野克紀vs長島☆自演乙☆雄一郎、ビビアーノvsバヌエロスほか)の試合結果はこちら
 ★第4部(エメリヤーエンコ・ヒョードルvs石井慧、青木真也vs北岡悟ほか)の試合結果はこちら
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