「ボクシングの日」の5月19日(水)全日本ボクシング協会主催のファン感謝デーが“聖地”後楽園ホールで開催され、同時に「世界チャンピオン会(ガッツ石松会長)」の発足式もあわせて行われた。
白井義男がダド・マリノに勝って初の日本人世界チャンピオン誕生となった日(1952年5月19日)を記念して行われたこのイベント、キッズのためのボクシング教室や、女子ボクシング、エアーボクシング、チャリティーオークション、ヘビー級公式試合など、メニューも盛りだくさん。
そして迎えたクライマックスでは現元合わせて39人もの世界チャンピオンが揃ってリングに上がった。映画「ロッキー」のテーマ曲が流れる中、1人1人スポットライトを浴びて登場した新旧のヒーローたちは、ファンの暖かい声援と拍手を浴びてみな気持ちよさそう。渦中の亀田兄弟、坂田健史、内藤大助のフライ級ライバルたちもこの場では、錚々たる先輩王者に交lり、チャンピオン集団の1人として、ファン・サービスに務めていた。
これだけの数の世界チャンピオン経験者がファンの前で一堂に会するのは例がなく、まさに壮観。石松会長が代表して「世のため人のため、ボクシング発展のために何かできることがあるのではないか、ボクシングは、チームワークは関係ない、自分さえ強ければいいという世界ですが、個性派のみんなが力を合わせれば、必ずいいことができると確信しています」と世界チャンピオン会」発足の挨拶を行い、ファンの拍手を受けた。
この日参加のチャンピオンたちは、次の通り(五十音順)男子(36人)−粟生隆寛、飯田覚士、井岡弘樹、上原康恒、内山高志、大橋秀行、小熊正二、ガッツ石松、亀田興毅、亀田大毅、川島郭志、川嶋勝重、具志堅用高、小林光二、小林弘、小堀佑介、坂田健史、佐藤修、セレス小林、竹原慎二、渡嘉敷勝男、徳山昌守、戸秀樹、内藤大助、中島成雄、畑中清詞、畑山隆則、浜田剛史、平仲明伸、藤猛、星野敬太郎、ホルヘ・リナレス、六車卓也、薬師寺保栄、山口圭司 女子(3人)−小関桃、多田悦子、富樫直美
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