▲今大会で対戦する北原史寛(左)とマモル
11月19日(金)東京・後楽園ホールで開催される『The Way of SHOOTO 06 〜 Like a Tiger, Like a Dragon 〜』のセミファイナルで対戦する北原史寛(パラエストラ札幌)とマモル(シューティングジム横浜)のインタビューが主催者を通じて届けられた。
■北原史寛「3強を誰かが崩さなければダメ。楽しみですよ」
―― いよいよ“バンタム3強”の一角、マモル戦が迫りました。最初このオファーを聞いた時、どう感じましたか?
「そろそろ来るかなとは思っていたんですが、実際話を頂いた時は恐怖心で一杯になりましたよ。最初はビビるんです。今はようやくワクワク感が3割くらいになりました」
――今までどういう目で3強と言われる王者・漆谷康宏選手、BJ選手、そして対戦するマモル選手を見ていましたか?
「修斗を始めた時からテレビやDVDで見てた方々なので、まさか自分が戦う事になるなんて少し前じゃ考えられなかったです。変な感じですよ。同世代と戦うのとは訳が違いますからね。いよいよここまで来たんだなって。3強と言われる人達がどれだけ強いのか味わえるいいチャンスだと思っています」
――北原選手はここをどう崩していこうと考えていますか?
「セオリー通りです。今までやってきた通りに戦います。相手には経験という大きな武器がありますが、そこは若さで前に出て乗り越えていかないと。いろいろ考えていますよ。イメージはどんどん膨らませています」
――重要になってくる点は?
「組みと打撃の距離ですね」
――北原選手の四つの強さ、マモル選手の首相撲の上手さ、これは非常に重要なポイントであり、見所の一つでもあります。
「力が上回るのか、技術が上回るのか。凄い実績を残している選手じゃないですか、そこに立ち向かっていかなきゃいけないんだなと。いよいよ来たかという感じです」
――どういう結末をイメージしていますか?
「勝ちに徹する戦い方をします。僕は常にそれを念頭に置いています。でももちろん一本、KOも狙っていきますよ。早く終わらせる術はいくらでもあると思います。状況に応じて戦っていきます。ウチのジムも選手がどんどん強くなってるので練習環境も凄くよくなってきました。自分が納得いく練習ができないくらい強くなってしまって(笑)」
――それがいい雰囲気を生んで、相乗効果を生んでるんじゃないですか?
「そうですね。格闘技だけじゃなく、いろんなスポーツのトレーニングを取り入れて皆で練習している成果が出てるんだと思います。あとは皆の意識の高さですね。皆が高いレベルの所を見てますから。そりゃ強くなりますよね。それとこの間、東京に出稽古に来て、ランバー(ソムデートM16)さんと上田(将勝)さんと練習をさせていただきました。
チャンピオンの皆さんからいいオーラを頂きましたし、大丈夫です。今、ランキングでは2位になってますが、上位にいた選手と戦って勝ち上がってる訳ではないので。本当に強い人に勝って胸を張って世界ランカーだって事を言いたいです。今回それが試されるんだと思います」
――良いチャンスですね。
「3強を誰かが崩さなければダメですから。楽しみですよ」
――有り難うございました。それでは最後にこのインタビューをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。
「僕は地方在住で修斗をやっていますが、仲間と試行錯誤しながら、少ないチャンスに懸けてここまで来れました。今回のこのマモル戦に打ち勝てば更に明るい未来が見えてくると思います。後楽園を盛り上げます、どうか皆さん、応援よろしくお願い致します」
■マモル「踏み台にされるにはまだ早い。出る杭は打つのみ」
―― 約1年振り、久しぶりの修斗のリングになります。その間はKOTCに上がり海外で金網の試合も経験し、3本目となるベルトを巻きました。
「金網はヒジが入るので戦い方が変わります。元々首相撲が得意なので、それにヒジを組み合わせる事で上手く戦えているんでしょうね」
――今回はヒジはありませんが、慣れ親しんだ修斗ルールで戦います。
「金網の練習ばかりをしていたので少し違和感を感じてはいます。ロープ際の攻防は気をつけないとダメですよね。でも今回は早めのオファーでしたし、注意点を見つけて練習しています。まぁ何十戦もやってますから問題はないです」
――マモル選手が留守中に修斗のバンタム級も大きな変化がありました。新チャンピオン誕生、そして若手の台頭。その若い世代の中でも最も力を見せているのが今回の対戦相手、北原選手です。
「連勝中ですからね。試合も何度か見ています。元気がいいグラップラーですよね。やってみないと何とも言えないと思いますが、打撃VS組みの展開になるんじゃないですか。当然組んでくるでしょうから、それに上手く対処するようにしますよ。組みの展開は重要になるでしょうね。北原選手が5連勝中ですか?でも自分もシュートボクシングを合わせれば6連勝中で調子いいですから。戦ってる相手のレベルだって違います。まだまだ落ち目とは言わせませんよ。
ここで俺が引っ張りだされて負けでもしたら、ただの踏み台ですから。自分では勝手に、世の中甘くねえんだぞって教えてやってくれと言われてるマッチメイクだと思っています。向こうへの期待も分かります。新しい風を吹かして欲しいとかって気持ちも分かります。でもそんな事、私は知ったこっちゃないですから。踏み台にされるにはまだ早い。出る杭は打つのみ」
―― 若い世代との試合で燃えてる部分も多いと。
「そういう気持ちもあります。若い選手達にまだまだ負けられないですから。上手く言えないですけど様々な気持ちが入り交じっています。でも今は彼が俺よりも上位にいる事は確か。先の事なんか考えずに、この試合だけに集中します。誠意をもって勝ちにいきます。相手云々じゃなく自分をどれだけ高める事ができるか。担ぎ出された以上は思い知らせてやりますよ」
――気迫のこもったコメント有り難うございました。それでは最後にこのインタビューをお読みの皆様にメッセージをお願い致します。
「留守にしてましたが、久々に修斗のリングに帰ってきます。アフロKOショーを楽しみにしてください」
サステイン
「The Way of SHOOTO 06 〜 Like a Tiger, Like a Dragon 〜」
2010年11月19日(金)東京・後楽園ホール
開場18:00 開始18:30
<全対戦カード>
▼メインイベント(第9試合)環太平洋ライト級チャンピオンシップ 5分3R
土屋大喜(roots/王者)
VS
グスタヴォ・ファルシローリ(オーストラリア/マッハ1/同級2位/挑戦者)
▼セミファイナル(第8試合)バンタム級 5分3R
北原史寛(パラエストラ札幌/世界同級2位)
VS
マモル(シューティングジム横浜/世界同級3位/KOTC世界ジュニアフライ級王者)
▼第7試合 バンタム級 5分3R
漆谷康宏(和術慧舟會RJW/世界同級王者)
VS
森 卓也(パラエストラ札幌/世界同級9位)
▼第6試合 ライト級 5分3R
不死身夜天慶(シューティングジム横浜/環太平洋同級6位)
VS
クォン・ペ・ヨン(韓国/チーム・パシ/環太平洋同級8位)
▼第5試合 ウェルター級 5分3R
児山佳宏(パラエストラ松戸/世界同級8位)
VS
アダム・リン(アメリカ/Next Generation)
▼第4試合 フライ級 5分2R
室伏シンヤ(SUBMIT静岡/同級世界5位)
VS
山上幹臣(総合格闘技道場STF/2008年度フライ級新人王)
▼第3試合 フェザー級 5分2R
越智晴雄(パラエストラ愛媛)
VS
井島裕彰(GUTSMAN・修斗道場)
▼第2試合 フェザー級 5分2R
根津優太(和術慧舟會東京本部)
VS
小野島恒太(サムライ修斗クラブ)
▼第1試合 フェザー級 5分2R
早坂俊明(パラエストラ仙台)
VS
山本賢治(修斗GYM東京)
<チケット料金>
RS席 10,000円/SS席 8,000円/S席 6,000円/A席 5,000円
※当日は500円増し
<チケット発売場所>
チケットぴあ 0570-02-9977[Pコード:594-730]
ローソンチケット 0570-08-4003[Lコード:32716]
セブン-イレブン店頭販売(セブンコード:未定)
CNプレイガイド 0570-08-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
フィットネスショップ水道橋店 03-3265-4646
後楽園ホール 03-5800-9999
東京イサミ 03-3352-4083
チケット&トラベル T-1 03-5275-2778 http://www.t-1.jp/tk/
イープラス 03-5749-9911 http://eplus.jp/
e-ticket http://www.e-ticket.net/
修斗GYM東京 03-3441-9424
<お問い合わせ>
サステイン 03−5759−6863
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