↑(左から)荒田、レチ、ダミヤノフ、高橋、福田、松井館長、森、中村、田中、赤石、第9回全世界王者の木山仁(日本代表監督)
11月20日(土)21日(日)の2日間にわたって東京体育館で開催される国際空手道連盟・極真会館(松井章圭館長)『第42回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の記者会見が、大会前日となる19日(金)東京・池袋の極真会館総本部で行われた。
今大会のベスト8に入賞した選手には、来秋日本で開催される『第10回全世界空手道選手権大会』への出場権が与えられるため、例年以上の激戦が予想される。特に今大会には、世界大会の前哨戦とばかりに強豪外国人選手たちもエントリーし、史上初の外国人全日本王者の座を狙いに来たため、日本VS海外のせめぎ合いも見どころのひとつだ。
外国人選手はロシア、ブルガリア、ルーマニアなど8カ国から16名が出場。
その中でも注目されるのは2008年第40回全日本大会準優勝&第4回全世界ウェイト制重量級準優勝の実績を持つザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア支部=写真右)と、2003年第8回全世界大会5位&2005年第3回全世界ウェイト制重量級準優勝のレチ・クルバノフ(ロシア支部=写真左)の2人だ。
会見に出席した両者は「来年の世界大会へ向けていいトレーニングになります。明日、明後日の試合で私に出来ることをお見せします」(レチ)、「いい練習をしてきました。ベストを尽くします」(ダミヤノフ)とコメント。
レチは得意の“高速”後ろ廻し蹴りを披露し、好調さをアピールした。
彼らを迎え撃つのは第36回&第41回全日本大会優勝の田中健太郎(川崎中原支部)、第41回全日本3位の赤石誠(総本部)の2大エースを筆頭に、日本海式竜巻蹴りを得意とする森善十朗(東京城西支部)、ナチュラルパワー抜群で“房総の金太郎”の異名を持つ荒田昇毅(千葉県南支部)、最年少V宣言をした17歳の高橋佑汰(東京城北支部)、前回の世界大会で日本人唯一のベスト8に残った村田達也(埼玉県西支部)といった日本の精鋭たち。
第1回大会が1969年に開催されて以来41年間、全日本王座は一度も外国人選手に獲られたことがないだけに、王座の海外流出は何としてでも死守しなければならない。
→大技・日本海式竜巻蹴りを披露した森
会見に出席した松井章圭館長は、「実績や経験から言えば田中選手が優勝候補の筆頭です。若い選手も勢いに乗って上位を狙ってくると思いますから、勝負に向かう執念の差になると思います。
しかし、レチ選手とダミヤノフ選手は田中選手と肩を並べるか、見方によってはそれ以上とも言えます。レチ選手もダミヤノフ選手も世界大会へ向けて調子を上げてきているので、十分に優勝の可能性はあると思います」と、日本人選手たちに警鐘を鳴らした。
→17歳の高橋は得意の前蹴り、ヒザ蹴りを披露した
世界大会への切符を手にする8人(外国人選手にも出場権が与えられる)は誰か、そして日本は全日本王座を守ることが出来るのか!? 決戦は明日から2日間にわたり、東京体育館で行われる。
●記者会見に出席した選手たちのコメント
田中健太郎
「来年の世界大会へ向けて今回の全日本大会は必ず勝ちます。全試合一本勝ちする気合いで1年間稽古してきました」
荒田昇毅
「ウェイト制で優勝しましたが、全日本大会でこそ真価が問われます。悔いのないように全力で闘います」
高橋佑汰
「全日本大会のために一生懸命にやってきました。あとは2日間、頑張るだけです。凄く強い選手ばかりですが、僕も練習をしてきたので勝って盛り上げたいと思います」
村田達也
「強豪外国人選手がいる中で厳しい試合になると思いますが、勝ち上がって優勝を目指します」
森善十朗
「調子がいいので明日、明後日は何かを見せられそうな気がします。あっと言わせたいと思います」
中村昌永
「勝ち上がって世界大会に出たいです」
赤石 誠
「優勝することだけを目指して練習を重ねてきました。優勝を目指して頑張ります」
国際空手道連盟 極真会館(松井章圭館長)
「第42回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」
2010年11月20日(土)21日(日)東京体育館
20日=開場10:00 開会式11:00 試合開始11:30
21日=開場10:00 開会式11:30 試合開始12:50
<大会内容>
グローブ・防具なしの直接打撃制(ただし手技による顔面殴打は反則)国際空手道連盟ルールによる全128名でのトーナメント勝ち抜き戦
<主な出場選手>
田中健太郎(川崎中原支部/第36回&第41回全日本大会優勝)
赤石 誠(総本部/第41回全日本3位)
森善十朗(東京城西支部/第4回全世界ウェイト制中量級優勝)
荒田昇毅(千葉県南支部/第27回全日本ウェイト制重量級優勝)
高橋佑汰(東京城北支部/第27回全日本ウェイト制中量級優勝)
村田達也(埼玉県西支部/第40回全日本5位)
レチ・クルバノフ(ロシア支部/第3回全世界ウェイト制重量級準優勝)
ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア支部/第4回全世界ウェイト制重量級準優勝)
タリエル・ニコラシビリ(ロシア支部/第27回全日本ウェイト制軽重量級優勝)
ダルメン・サドヴォカソフ(ロシア支部/第41回全日本5位)
<チケット料金>
SRS席(1Fアリーナ指定席・2日間通し券)35,000円 ※パンフレット、記念品付き
SS席(1Fアリーナ指定席・1日券)16,000円 ※パンフレット付き
S席(1Fアリーナ指定席・1日券)9,000円
A席(2F指定席・1日券)7,000円
<テレビ中継>
フジテレビ(関東ローカル) 11月28日(日)深夜26:15〜27:15(60分)
CS放送フジテレビONE 12月4日(土) 19:00〜22:00 ※解説/成嶋竜(総本部師範代)
<お問い合わせ>
極真会館総本部=TEL:03−5992−9200
GBRの「極真会館・第42回全日本大会」特集
高橋佑汰VSガンダム、田中健太郎VS赤石誠のスパーリング、森善十朗の日本海式竜巻蹴り、房総の金太郎・荒田昇毅の破天荒すぎる猛特訓などを動画で!インタビューも多数あり |
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