▲初防衛戦を迎えたライトヘビー級王者の中西(左)と挑戦者アッカ
5月13日(金)東京・大久保にあるDEEPオフィシャルジムIMPACTにて、6月24日(金)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局『FIGHT FOR JAPAN 10th Anniversary DEEP 54 IMPACT』の主要対戦カードが発表された。
昨年4月に王座決定トーナメントを制し、初代ライトヘビー級王者となった中西良行(Team M.A.D)vs挑戦者ベルナール・アッカ(フリー)のライトヘビー級タイトルマッチが決定した。
2007年にお笑い芸人でありながら格闘家としてプロデビューし、翌年からは芸人活動を休止し、格闘技に専念してきたアッカ。
デビュー4年目にして初めてタイトルマッチのチャンスを掴み「オファーを受けた時には待ってました!と思いましたね。王座決定トーナメントのリザーブマッチで勝ってから、次の挑戦者は自分しかないと思っていたし、中西選手はずっと戦いたかった相手でした」と挨拶。
王者・中西については「グラップラーだけど打撃も出来るし、力も強いと思います」と話し、「5分3Rで試合をするのが初めてなのでスタミナをつける練習をしていますが、それ以外はいつも通りです。タイトルマッチでもいつもの試合と一緒で、強い人と戦うという気持ちだけです。(タイトルマッチは)一番強い選手を決める試合で、他の選手に失礼がないように言葉を選んで言うのなら、この試合でちゃんとチャンピオンが決まると思っています」とタイトルマッチに向けた意気込みを語る。
現在、アッカの祖国コートジボワールでは内戦が起き、国内の治安は悪く、危険な状態が続いている。家族の安否は確認が取れているものの、ガーナに避難した兄弟以外は両親を含め、コードジボワールに残ったままだ。(しかもアッカの父親は病院に入院している)
アッカは「(コートジボワールの)大統領が変わったことで少しは収まっていますが、まだ治安の維持は確保できない状態です。自分は日本の復興も考えつつ、コートジボワールのことも考えています。祖国の人たちは生きるか死ぬかの中で戦っていて、日本の被災地の方々もそれと同じくらいキツい生活をしていると思います。それを思えば自分は好きなことをやらせてもらっているわけだし、今の自分が出来るのは試合をすること。試合に集中して、いい試合をして日本もコートジボワールも元気にしたい」と試合に臨む胸のうちを明かした。
一方、アッカの挑戦を受ける立場となる中西は、2・25DEEP後楽園大会で一階級下のミドル級にチャレンジするものの、減量を大幅に失敗。桜井隆多に一本負けしてしまい、防衛戦でありながら出直しの一戦にもなる。
前回の試合を振り返り「減量を失敗した上に一本負けするという、してはいけない失敗をしてしまいました。あの試合は減量失敗が全てで、ミドル級まで体重を落とすことを舐めていましたね」という中西。
「今回はあまり減量もないので、KO決着でベルトを防衛したい。アッカ選手はスタミナはないけれど打撃が強い選手だと思うので、そこを攻略して自分のテリトリーに持って行きたい。防衛戦は初めてで未知の世界ですが、ワクワクドキドキしています。前回の試合で失敗している分、2倍返しにします。そして自分をしっかりと見せて、もう一度、中西良行を復活させます」と意気込みを語る。
なおチームの先輩である長南亮は「前回は俺が白井(祐矢)のセコンドでイギリスに行っていたんですけど、一緒にいたら絶対にパスさせてました。こいつは白井が計量当日に4kg落としたことがあるという話を聞いて、それだったら自分も大丈夫だと思っていたみたいです(苦笑)。前回は前回のことで反省・勉強して、不甲斐ない試合をした分、今回はそれを返してもらわないと。それが出来たら、もう一度ミドル級でやらせます」と中西のミドル級転向について話した。
DEEP事務局
「FIGHT FOR JAPAN
10th Anniversary DEEP 54 IMPACT」
2011年6月24日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00
<決定対戦カード>
▼DEEPライトヘビー級タイトルマッチ 5分3R
中西良行(Team M.A.D/王者)
vs
ベルナール・アッカ(コートジボワール/フリー/挑戦者)
横田一則(GRABAKA/第3代DEEPライト級王者)
vs
昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ/初代ライト級キング・オブ・パンクラシスト)
長南 亮(Team M.A.D/第3代DEEPミドル級王者)
vs
岩瀬茂俊(T-BLOOD)
▼ライブパワーpresents「ANNIHILATE!杯」決勝
誠悟(TEAM東京CLUTCH)
vs
どすこい羅頭魔勢(らずまぜ/フリー)
金原弘光(リングス金原道場)
vs
辰巳豪人(フリー)
LUIZ(禅道会)
vs
川崎泰裕(R-BLOOD)
藤沼弘秀(日本警備サービス)
vs
大西健太郎(フリー)
<出場予定選手>
中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)
TAISHO(バルボーザジャパン)
Barbaro44(クラブバーバリアン)
原田ヨシキ(マッハ道場)
渡辺良知(AACC)
<チケット料金>
VIP席 15,000円/SRS席 10,000円/指定A席 8,000円/指定B席 6,000円
※当日は500円増し
<チケット発売場所>
DEEP事務局 052-339-0303
イープラス http://eplus.jp/battle/
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:594-750)
ローソンチケット (Lコード:39483)
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
チケット&トラベルT-1 03-5275-0303
<お問い合わせ>
DEEP事務局 052-339-0303
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