KEI山宮（GRABAKA）はデビュー15周年を無敗で終えられるか？　17日（木）東京・落合にあるGRABAKAジムにて、　12月3日（日）東京・ディファ有明で行われる『PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR』で鈴木槙吾（ALLIANCE）と対戦する山宮が公開練習を行った。

　この日は練習パートナーがいなかったため、パンクラスの坂本靖広報を相手にミット打ちを始めた山宮。しかし山宮は「坂本さんが上手くミットを持てない」とケチをつけ、スポーツバッグの中からサングラスとおもちゃの銃を取り出すと、サングラスをかけて銃を構えると坂本広報を狙撃！　山宮は坂本広報を様々な角度から狙い撃ちにするパフォーマンスを見せた。

　これまで有名プロレスラーをモチーフにしたマスクをかぶり、公開練習を行ってきた山宮だが「そろそろネタが尽きてきまして…今回は石川英司のモノマネをしてみました」と、過去に『西部警察』の大門団長（渡哲也の役）に変身した石川の真似だったことを告白。

　しかし山宮は「彼は大門団長でしたが、僕の場合はシルヴェスタ・スタローンの映画『コブラ』です」と石川とは違うキャラクターであることを強調し、「今年最初の試合でミルマスカラスのコスプレで派手な入場をして、コスチュームを作ってくれている『仮面道』さんと話をしていた時に『年の最後を締めくくる意味で派手にやろう』ということになりました。現在そのコスチュームは作成中です」と試合用のコスプレを用意していることを明かした。

　10月のGRABAKA興行で山宮は元リングス山本宜久と対戦し、パンクラス×リングスと呼ばれた一戦を勝利した。この試合を山宮は「スポーツ化された総合格闘技とは別の気持ちの部分を学ばせてもらいました。控え室で山本さんにご挨拶させていただいて、色々な話をしました。

　 過去にパンクラスとリングスが色々あった時、自分はそれを見ているだけで、UWFファンからこの世界に入った自分としてはすごく複雑な気持ちだったんです。それを山本さんに伝えたら、山本さんも同じようなことを言ってくれて、心の疎通が出来ました」と、自分にとって大きな財産になった試合だと振り返る。

　その試合を踏まえて、今回の鈴木戦を「山本さんとの試合がプロレスラーとの試合だとすれば、鈴木戦は今の総合格闘技、トップアスリートとの試合だと思っています。格闘技として考えたら、今年1番キツイ試合になるでしょう」と位置づける山宮。「鈴木選手は今時の選手と言う印象で、力もあってKOも一本勝ちも出来る。平均値の高い選手だと思います。

　タイトルに絡むためにも落とせない試合ですし、これは“トップアスリートへの挑戦”ですね。自分は古い体質の人間だと思うので、もがいて今の選手についていこうと思っています。そこで上へ上がっている相手に対して自分がどのくらい出来るのか？　今回は挑戦です」と“挑戦”というテーマを口にした。

　2011年は山宮にとってプロデビュー15周年となる1年で、ここまで3戦して2勝1分と無敗。

「最後の試合がどうなるかは分かりませんが、ここまではすごくいい1年です」という山宮は、年内最後の試合を勝利で飾ることが出来るか？


パンクラス
「PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR」
2011年12月3日（土）東京・ディファ有明
開場14：45　開始15：45

＜決定対戦カード＞

▼バンタム級キング・オブ・パンクラス　タイトルマッチ　5分3R
井上　学（U.W.F.スネークピットジャパン/王者）
vs
石渡伸太郎（CAVE/挑戦者・同級2位）

▼PANCRASE ライト級GP 2011決勝戦　5分3R
ISAO（坂口道場一族/同級1位）
vs
徳留一樹（パラエストラ八王子/同級2位）　　　　　

▼フライ級初代王者決定トーナメント決勝戦　5分3R
砂辺光久（TEAM reversaL/初代スーパーフライ級王者）
vs
阿部博之（ドラゴンテイル/修斗世界フライ級4位）

▼ライト級　5分3R
大石幸史（パンクラスism/同級王者）
vs
永田克彦（WRESTLE-WIN/同級8位）

▼フェザー級　5分3R
鹿又智成(パラエストラ八王子/同級2位)　
vs
ジョン・ショレス（ロデオスタイル/同級4位）

▼スーパーフライ級　5分2R
安永有希（東京イエローマンズ/同級3位）
vs
戻りガツオ（K太郎道場/2010年ネオブラッドトーナメント フライ級優勝）

▼ミドル級　5分2R 　　　
一慶（チーム・クラウド/同級3位）
vs
黒木慈仁（クロスワンジム戸塚/ノヴァウニオン・ジャパン）

▼ウェルター級　5分3R
鈴木槙吾（ALLIANCE/同級5位）
vs
KEI山宮（GRABAKA/同級6位）

▼ウェルター級　5分2R
長岡弘樹（総合格闘技DOBUITA/同級9位）
vs
草・MAX（TEAM TACKLER/2011年ネオブラッドトーナメント同級優勝）

▼ライト級　5分2R
平山敬悟（パラエストラ八王子）
vs
大橋省吾（吉田道場）

▼ライト級　5分2R
下山大介（和術慧舟會東京本部）
vs
冨樫良介（ALLIANCE）

▼フェザー級　5分2R
斉藤洋二（和術慧舟會東京本部）
vs
若松史朗（GRABAKA）

＜チケット料金＞
VIP席（1列目のみ・パンフレット付き）12,000円　SS席10,000円
A席8,000円　B席6,000円
※未就学児は無料。
※当日券は一律500円増し。

＜チケット販売所＞
パンクラスストア＝http://www.pancrase-store.com
パンクラス＝TEL：03-5628-1984
チケットぴあ＝TEL：0570−02−9999（Pコード 594−040）
ローソンチケット＝TEL：0570−000−777（Lコード36651）
イープラス＝http://eplus.jp/battle/(パソコンもケータイも同じアドレス)
後楽園ホール＝TEL：03−5800−9999
書泉ブックマート＝TEL：03−3294−0011
フィットネスショップ水道橋＝TEL：03−3265−4646
チケット＆トラベルT−1＝TEL：03−5275−2778　http://www.t-1.jp/

＜お問い合わせ＞
パンクラス＝TEL：03-5628-1984

●パンクラス2011年大会スケジュール
11月27日（日）大阪・アゼリア大正ホール
12月3日（土）東京・ディファ有明