スポーツ選手にはサプリメント摂取がもはや常識となっているが、激しい運動が必要とされる格闘家はどのようにサプリと付き合っているのか。
→菊野にはゴールドジムよりMVP賞品としてサプリメント3種類とGBRより楯が贈られた。
昨年大みそかに長島☆自演乙☆雄一郎にTKO勝ちし、ゴールドジムプレゼンツ「格闘技ウェブマガジンGBR」が選ぶ、12月度の格闘技MVPに輝いた菊野克紀に、サプリメントの活用法を聞いた。
菊野がサプリメントを使用するのは主に練習前と就寝前。練習前には抗疲労(つかれにくい)効果のあるイミダゾールジペプチド、集中力が高まるBCAAやビタミンCを含んだサプリを摂り、菊野は「スタミナが持続して集中力が長続きすることを実感している」という。また就寝前には活性酸素を除去すると言われているフェルラ酸、リラックスをうながすと言われているテアニンやギャバを含んだサプリを摂る。
「練習前は集中力を高めること、就寝前は疲労が回復してすっきりとした起床の感覚を求めてサプリメントを摂っています。僕たち格闘家が一番怖いのは脳のダメージなんですが、脳のケアにフェルラ酸がいいようなので特に重視しています」(菊野)
また、減量中は脂肪燃焼効果のあるL-カルニチン、栄養サポートとしてマルチビタミンも摂取するという。
今回のMVP受賞を「非常に光栄です。今後の励みになります」と喜ぶ菊野。しかし、「大みそかに勝ったからと言って浮かれる気持ちはないので、気を引き締めなおして今年も頑張ります」と、勝って兜の緒を締めよの心境であると語った。
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