元気ですか!!大晦日!!2011実行委員会
FieLDS presents FIGHT FOR JAPAN
「元気ですか!! 大晦日!! 2011」
2011年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始15:00
▲ノーザンライトボムで勝利したジョシュ・バーネット
▼第9試合 IGFルール 60分一本勝負
○ジョシュ・バーネット(アメリカ)
11分47秒 ※片エビ固め
●鈴木秀樹(IGF)
今大会ではIGFルールで参戦することとなったジョシュ。対戦相手の鈴木は前日会見で「ジョシュとお客さんが驚くような試合をする」と意気込みを語っている。
ジョシュがチキンウイングフェースロック、鈴木がコブラツイストで攻め、鈴木がフロントチョークからのブレーンバスター。ジョシュのSTFに鈴木がロープエスケープ。鈴木はドロップキック、エルボーからダブルアームスープレックスを狙うが、ジョシュは鈴木を高く持ち上げてのジャンピング・パワーボム。
ジョシュはキャプチュード、ノーザンライトスープレックスの大技から、ノーザンライトボム。これで3カウントが入り、ジョシュが勝ち名乗りを受けた。
ジョシュはマイクを持つと「ストライクフォースで絶対にチャンピオンになる。そのベルトを持って日本へ帰って来ます」と宣言した。
▲腕ひしぎ十字固めで勝利した藤井惠
▼第8試合 元気ですか!!女子総合ルール 52kg契約
○藤井 惠(AACC)
一本 1R1分15秒 ※腕ひしぎ十字固め
●カルラ・ベニテス(ベネズエラ/Meguro Roquetes Barcelona)
今大会で唯一の女子による試合となった一戦。藤井は日本を代表する女子格闘家で、大みそかの格闘技イベントに参加するのは今回が初めてとなる。対するベニテスはキックボクシングをベースにする打撃系のファイターだ。
1R、サウスポーの藤井がパンチと前蹴りで距離を取りつつ、タックルから足関節を狙う。そこから藤井はサイドポジションに移行して腕十字! 藤井がニックネームの秒殺女王らしい見事な秒殺一本勝ちを収めた。
藤井がマイクを持ち、「藤井惠、37歳です」と挨拶すると場内からはどよめきが起こる。「3歳から柔道を始めて格闘技をやり続け、この舞台に立つ夢が叶いました。いろんな女子格闘技の関係者の方のご尽力があり、今頑張っている選手みんなのおかげでこの舞台に立つことが出来て感謝の気持ちでいっぱいです。これからも女子格闘技のことをよろしくお願いします」とアピールすると、場内からは大きな拍手が沸き起こった。
▲肩固めで勝利した川尻達也
▼第7試合 DREAMフェザー級ワンマッチ 5分3R
○川尻達也(T-BLOOD/第8代修斗世界ウェルター級王者)
一本 2R4分54秒 ※肩固め
●宮田和幸(Brave/シドニー五輪レスリング63kg級日本代表)
今年9月のヨアキム・ハンセン戦からフェザー級に階級を落した川尻。一方の宮田は7月に高谷裕之の持つDREAMフェザー級のベルトに挑むものの、判定2-1で敗れて王座獲得とはならなかった。フェザー級戦線で生き残るのはどっちだ?
1R、距離を探る展開から宮田が左ミドル。川尻はタックルで宮田をロープまで押し込んでテイクダウンに成功する。脇を差して上のポジションを取った川尻は宮田の動きを固めてパスガードを狙う。
そして川尻が宮田の足を超えてマウントポジションを奪う! 川尻の体にしがみつく宮田。川尻は宮田の即頭部に掌底を入れて肩固めを仕掛けるが、残り時間がなくラウンド終了となる。
2R、左フックから前に出て、構えをスイッチしながらプレッシャーをかける宮田。川尻が左アッパーを突き上げるが、宮田もそこに左のパンチを返す。川尻が宮田のパンチにタックルのカウンターを合わせると、宮田は川尻の胴回りをクラッチしてポジションを返そうとする。
お互いに上のポジションを取り合う展開となったが、川尻がグラウンドで上になる。しかし宮田も川尻の脇を差して立ち上がる。ここで組んだ状態から宮田が川尻のバランスを崩してバックへ。川尻は亀の状態をキープして、宮田にポジションを与えない。そして川尻が立ち上がり、再び組み合った状態に戻る。
ブレイク後、ジャブを突いて前に出る川尻。サウスポーにスイッチして右アッパーからタックルで組み付いてテイクダウンする。
宮田が下からアームロックを狙うが川尻は上のポジションをキープして肩固めへ! これがガッチリと極まり、宮田がタップ! 川尻が2戦連続、肩固めでの一本勝ちとなった。
試合後、川尻は「元気があれば何でも出来る! 元気があれば試合に勝てる! 今日のテーマは元気!」と絶叫。「これで2試合連続で肩固めで勝ったんで、肩固めじゃなくて“川ちゃん固め”でお願いします。こんなところでつまづいているヒマはないんで、次はタイトルでも、海外でも…何でもやってやるよ!!」とハイテンションでマイクアピールした。
▲長南亮(左)との再戦を制した桜井“マッハ”速人
▼第6試合 DREAMウェルター級ワンマッチ 5分3R
○桜井“マッハ”速人(マッハ道場/第4代修斗世界ミドル級王者)
判定3-0
●長南 亮(Team M.A.D./第3代DEEPミドル級王者)
2003年にDEEPで対戦している両者。その時は長南が顔面蹴り上げでマッハの顔面を負傷させ、レフェリーストップでTKO勝利を収めている。現在は練習とプライベートでも交流を持っているマッハと長南だが、どんな試合を繰り広げるのか?
1R、ジャブ、インローで前に出る長南。マッハもローを蹴り返して左フックで前に出る。長南はそこに左フックを狙い、インローを蹴る。しかしそのローにマッハが左フック!
これで長南がバランスを崩し、マッハがグラウンドで上のポジションを取る。ハーフガードで上のポジションを取るマッハに対し、足を効かせてパスガードをディフェンスする長南。ここでマッハがサイドポジションを取り、長南は脇を差して立ち上がる。
右フックで飛び込むマッハ。長南は右ストレートから右ハイキック、右ローを蹴る。距離を取りながらジャブを突く長南。マッハはバックキックを狙うが、長南はマッハの前足に左右のローを蹴る。
マッハは長南に組み付いてテイクダウンを狙うが長南は倒れない。
2R、インローを蹴って前に出る長南。マッハはパンチから組み付いてテイクダウンを狙うが、長南は耐える。逆に長南がマッハを突き放してジャブ、右ストレート! マッハは長南に組み付いてマッハをコーナーに押し込む。ブレイク後、前蹴りで距離を取る長南。左ボディで飛び込むマッハ。長南はマッハの右ローにジャブを返す。
組み付いたマッハは長南をテイクダウンしてサイドポジションへ。長南は押さえ込まれながらもマッハの頭にヒザ蹴りを入れて、脇を差して立ち上がろうとするが、マッハは長南を抑えこむ。長南がガードポジションに戻し、立ち上がったところでラウンド終了となった。
3R、マッハが右ロー、長南が左フックと右ローを返す。右ストレートで飛び込む長南。前蹴りのフェイントから左ジャブを突き刺す。
マッハが組み付いて長南をロープまで押し込むが、長南は距離を取る。長南が左ボディ、左ジャブ。マッハも長南のジャブに右フックをかぶせる。長南はじりじりと前に出てジャブから左フック、そして右のロングフック! ここでマッハが組み付くがブレイクとなる。
再開後、長南が右ストレートから左フック! そして左ストレート! 長南は左ボディを打って右フック。そして飛びヒザ蹴り! しかしマッハがタックルを合わせてテイクダウンを奪う。 マウントポジションを取ったマッハはそこからバックへ。
長南が足を外して体を反転させようとするが、マッハは上のポジションをキープする。マッハがサイドポジションで長南を抑え込み、マウント取ろうとしたところで長南が上のポジションを取り返す。ここで試合は終了となった。
判定は3−0でマッハが勝利。2009年の青木真也戦以来の勝利を掴んだマッハは「やっと勝てました。勝つことがこんなうれしいものだと分からなかったです。新鮮ですね。長南は俺の兄弟みたいなやつで辛かったけど、僕はプロのファイターだから。リングに上がったら誰とでも闘います。でも長南選手、すごく強くてびっくりしました」と勝利の喜びを語った。
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