▲“神技”センチャイ(左)がリアム・ハリソン(右)と王座決定戦
タイ国スポーツ局、ムエスポーツ委員会、タイ国プロムエタイ協会が唯一認定する世界組織、WPMF(ワールド・プロフェッショナル・ムエタイ・フェデレーション)認定のムエタイ世界王座のタイトル戦が、タイ国内の各地、また日本でも開催されることが発表された。
注目されるのは、現在のムエタイのトップ強豪選手がタイトル戦線に名乗りを上げている点。センチャイ、シンマニー、ペンエークなど、いま最も旬な選手が揃ってWPMFタイトルを懸け、外国人強豪選手やタイ人選手同士で対戦する。
→史上2人目の外国人ルンピニー王者にもなったダミアン・アラモス(左)がタナッチャイ(右)を相手に2度目の防衛戦
8月19日には中国でもWPMF世界戦が予定されているが、今後もタイ国内をはじめ、日本、中国などのアジア圏、スイス、フランスなどのヨーロッパ圏でもWPMF世界タイトル戦が認定・開催されていく計画が上がっているとのこと。
近年、タイ国政府も国技ムエタイが海外から指示されている現状を重視し、国益に繋がるとして、普及・振興予算の捻出、プロモーション活動、ボクシング法整備、改正などにも積極的になってきている傾向があるという。
以下、承認済みWPMF世界タイトル戦(選手の怪我、その他の理由により変更となる場合あり)
2012年6月24日(日・現地時間)タイ国チョンブリ県パタヤ
▼WPMF世界ウェルター級王座決定戦 (66.678kg以下)
シンマニー・ゲーオサムリット(タイ/同級4位/2012年ISUZUカップ優勝)
vs
アンドレイ・クレビン(ベラルーシ/同級5位)
※前王者アーミンの王座返上により空位。
2012年6月24日(日)東京・ディファ有明
▼WPMF世界ミニフライ級王座決定戦 (47.727kg以下)
リトル・タイガー(日本/WPMF同級1位)
vs
ティチャー・ゴー.アディソン(タイ/同級2位)
※前王者・神村エリカの王座返上により空位。
2012年7月7日(土・現地時間)タイ国パタルン県
▼WPMF世界ライト級王座決定戦 (61.235kg以下)
サケッダーオ・ペットパヤータイ(タイ/同級2位)
vs
ペンエーク・シットヌムノーイ(タイ/同級5位)
※前王者・塚原光斗は保持王座以下での契約体重でKO負けのため、王座剥奪。
▼WPMF世界スーパーライト級タイトルマッチ (63.503kg以下)
ダミアン・アラモス(フランス/ルンピニースタジアム認定同級王者/王者)
vs
タナッチャイ・チョー.プラディット(タイ/挑戦者・同級2位)
※ダミアンは2度目の防衛戦。
2012年7月20日(金・現地時間)タイ国ラーチャブリー県
▼WPMF世界ウェルター級暫定王座決定戦 (66.678kg以下)
センチャイ・P.K.ムエタイセンチャイジム(タイ/同級6位)
vs
リアム・ハリソン(イギリス/同級7位)
※前王者フランショワは保持王座以下での契約体重でKO負けのため、王座剥奪。
ニュース・写真提供/イングラム・スポーツ
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