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                              ワールドビクトリーロード 
                          「SRC 14」 
                          2010年8月22日(日)東京・両国国技館 
                          開場14:00 開始15:00 
                           
                            
                           
                          ▼メインイベント(第11試合) SRCミドル級チャンピオンシップ 5分5R 
                          ○ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/王者) 
                          TKO 5R4分31秒 
                          ●三崎和雄(フリー/挑戦者) 
                          ※サンチアゴが2度目の防衛に成功 
                           
                          1年7カ月ぶりの再戦が実現。前回は三崎が試合を優位に進めながら、最後はサンチアゴが一本勝ち。その底力を見せ付けた。GRABAKAを退団し、心機一転の三崎のリベンジなるか? それともサンチアゴが返り討ちにするのか?  
                         1R、ステップを使い回り込む三崎に対し、サンチアゴはパンチからタックルへつなげ、相手をコーナーへ押し込む。三崎も差し合いでは負けておらず優位なポジションを取らせない。一旦離れた三崎は、軽い打撃戦からタックルでテイクダウンに成功。 
                           
                            
                        サンチアゴは足を利かせながら立ち上がり、パンチを振るっていくも、三崎がまたもテイクダウン。すぐさまサイドへ移行する。サンチアゴが足を利かせ、三崎は立ち上がるが、猪木アリ状態からローとパウンドを落とす。 
                         2R、サンチアゴの打撃をかわしながらサークリングする三崎。相手の片足タックルも難なく切ってみせる。サンチアゴの左ジャブに合わせた右クロスこそ届かないものの、ローはコツコツとヒット。相手に隙を与えない戦法だ。 
                           
                            
                        時折、右ストレートや飛びヒザが繰り出され、サンチアゴもなかなか中に入っていけないが、なんとか組み付いたところに三崎がギロチンのカウンター! サンチアゴはもがいてこれを凌ぐも、三崎はそのまま上をキープする。サンチアゴが体を回転させたために三崎の体がロープの外に出てブレイクとなり、スタンドで再開された直後にこのラウンドが終了。 
                         3R、サンチアゴがプレッシャーをかけながら組み付くも、三崎はすぐさま差し返し、相手の顔面へヒザを打ち込む。しかし、ここでサンチアゴの右ハイから右ストレートをもらった三崎はダウン!  
                           
                            
                        チャンスとばかりにパウンドを連打するサンチアゴ! 三崎は足関節の取り合いのあと、豪快な巴投げでスイープに成功し立ち上がったが、サンチアゴも速いタックルで再び上を取る。三崎はしっかりとクローズドガードでディフェンスし、相手の追撃を許さない。 
                         4R、互いに様子を見ながら、三崎が左右のフック。これはディフェンスされたが、直後に組み付きロープに押し込む。テイクダウンできないとみるや、離れた三崎は左右のフック!  
                           
                            
                        これをもらったサンチアゴは腰から崩れ、三崎は追い討ちのパウンド連打を浴びせる。三崎はパスからバックマウントへ移行、サンチアゴも体を回転させるが、三崎は上四方をキープしながら、ノースサウスチョーク! これは凌がれたものの、三崎がサイドからプレッシャーを与えると、サンチアゴはロープから出てしまい、これが故意と判断されレッドカードをもらってしまう。スタンドで再開後、ポイントを取り返すべく猛然と攻め込むサンチアゴに対し、三崎はやや防戦に回り、右フックをもらってダウンする場面も。 
                         
                          
                        混沌とした試合展開に、会場からも大歓声が起きる。 
                         5R、開始早々、サンチアゴが左右フックの連打! フラつきながら下がる三崎に首相撲からのヒザ蹴り! そのままグラウンドの展開となるが、サンチアゴが上を取り、マウントからコツコツをパンチを浴びせる。しかし三崎は体勢を入れ替え、上のポジションを奪取! 会場からは三崎コールが沸き起こる。ところがサンチアゴもすぐさまバックマウント→マウントを取り返し、三崎は劣勢のまま。サンチアゴがマウントあるいはバックマウントからパンチを落とし続けると、三崎のコーナーからタオルが投入され、サンチアゴのTKO勝ちとなった。 
                         
                          
                           
                          ▼セミファイナル(第10試合) ライト級ワンマッチ 5分3R 
                          ○ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/チーム朝青龍) 
                          判定3−0 
                          ●郷野聡寛(フリー) 
                           
                          昨年大晦日に桜井マッハ速人を下した郷野が今回からライト級に落とす。その初戦はかつてK-1のリングで魔裟斗や山本KID徳郁を苦しめたナラントンガラク。郷野はこのタフなファイターを攻略することはできるか? 
                         1R、豪快なフックを振りながら前進するナラントンガラクに対し、いつもどおり足を使っていく郷野。コツコツとローを当て、相手の様子をうかがう。ナラントンガラクが組み付いてきてもしっかりと差し返し、相手にペースを握らせない。 
                           
                                                   するとナラントンガラクは突進してテイクダウン! しかし郷野もすぐに立ち上がる。ナラントンガラクの右ストレートをかわし組み付いた郷野だったが、ナラントンガラクもなかなか倒されず。ここで郷野は再びローを連発するが、相手を崩すことはできない。 
                         2R、郷野の左ミドルをすくったナラントンガラクがテイクダウンに成功。猪木アリ状態からローを放つ。ブレイク後、再び郷野の左ミドルをすくって倒すも、直後のローが郷野の金的に当たり、試合は一時中断。ナラントンガラクには口頭注意が与えられる。 
                          再開後、プレッシャーを強める郷野。組み付いてテイクダウンを狙うも、ナラントンガラクのディフェンスは固く、戦いはスタンドのまま。すると今度はナラントンガラクが差し合いから投げを打ちテイクダウンに成功! 郷野の顔面にパウンドを落としていく。 
                         3R、ナラントンガラクのプレッシャーに、後退を余儀なくされる郷野。相手のパンチをかわして組み付くもテイクダウンに結びつけることができない。 
                           
                            
                        逆にナラントンガラクが郷野の攻撃を払い倒すと、一瞬パスされかける。ブレイク後、郷野が細かいパントをヒットさせるが、ナラントンガラクはこれをもろともせず組み付いてテイクダウン。郷野はなんとか立ち上がるが、すぐさま上を取り返され、ナラントンガラクの鉄槌を浴びる。 
                         ジャッジは3者ともナラントンガラクを支持。郷野は手痛い一敗を喫してしまった。 
                         
                         
                          
                           
                          ▼第9試合 フェザー級ワンマッチ 5分3R 
                          ○日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級王者) 
                          一本 1R2分10秒 ※三角絞め
                           
                          ●ジェフ・ローソン(イギリス/TEAM   BULLDOG) 
                           
                          今年5月に修斗世界王座を獲得した日沖が9ヵ月ぶりにSRCに凱旋。 
                          
                        狙うはサンドロの持つSRC王座ひとつの日沖に対し、ローソンは地元の大会で着実にキャリアを重ねてきた柔術ファイターだ。 
                          
                        サンドロ挑戦のためには、日沖には結果だけでなく内容も問われる一戦となる。 
                          1R、ゴングがなるやいなやローソンがジャンピングサイドキック! これはかわされるも、積極的に手を出していく。日沖はこれに冷静に対処し、相手が組み付いてくるとすぐに差し返し、投げてテイクダウン。マウントから腕十字を狙う。 
                            
                          ローソンは力づくでこれを振り払うが、下になった日沖がすぐさま三角絞め! ローソンはあえなくタップした。 
                           
                          ★第8試合〜第5試合の結果はこちら 
                           
                        ★第4試合〜第1試合の結果はこちら                         
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