ワールドビクトリーロード
「SRC 14」
2010年8月22日(日)東京・両国国技館
開場14:00 開始15:00
▼第4試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010二回戦 5分2R
○石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
一本 1R2分20秒 ※フロントチョーク
●イ・ギルウ(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
※石渡が10・30準々決勝に進出
階級を落として心機一転、トーナメント制覇に挑む優勝候補大本命の石渡。対するギルウはチェ・ナムジンの代打として緊急参戦したが、韓国ボクシング王者の肩書き通り、1回戦を僅か10秒でKO勝ちしている。2回戦注目のカードだ。
1R、サウスポーの石渡に右ストレートからの左右フックで突進するギルウ。石渡も左フックを返し、ギルウが入ってくると首相撲からのヒザ蹴りに捕まえる。しかし、ギルウがヒザを返したところでローブローになってしまい、試合は一時中断。
再開後、右ボディストレートを放つギルウに石渡がカウンターのタックルを決めてテイクダウン。
立ち上がるギルウはフロントチョークに行くが、石渡がさらに上から腕を被せるようにしてフロントチョーク! 立ったままコーナーへ押し付けて極め、見事な一本勝ちを奪った。
▼第3試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010二回戦 5分2R
○佐藤将光(坂口道場一族)
TKO 2R1分38秒 ※ドクターストップ
●江泉卓哉(総合格闘技道場武門會)
※佐藤が10・30準々決勝に進出
本来は1階級下、最軽量ながら階級の壁に挑戦する江泉。佐藤は同じパンクラスを主戦場にする8勝3敗の23歳。昨日、誕生日を迎えたばかりである。
1R、小柄な江泉がプレッシャーをかけて前に出て左ロー、佐藤もワンツーを返していくが、江泉の左ローをもらう。佐藤のローが急所に入ってしまい一時中断。
再開後も左右のローを当てていく江泉に佐藤は長いリーチからの右ストレート。佐藤は首相撲のヒザから離れ際に右フック。右のパンチを出しながら前に出る佐藤、江泉はフェイントを多用しながら右フック。
佐藤の捕まえてのヒザ蹴りをもらう江泉だが、残り30秒でテイクダウン。これは佐藤が立ち上がり、右ストレートをクリーンヒットさせる! 続く連打をもらった江泉がテイクダウンしたところで初回終了。
2R、前に出る江泉を右ストレートで迎え撃つ佐藤。ローにはワンツーを合わせる。佐藤が飛びヒザ蹴り、続くヒザ蹴りには江泉がタックルを合わせてテイクダウンを奪う。ここで江泉が鼻から出血してドクターチェックに。
レフェリーが両腕を交差させ、ドクターストップで佐藤が勝利を収めた。
▼第2試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010二回戦 5分2R
○高橋 渉(Laughter7)
一本 2R4分34秒 ※チョークスリーパー
●曹 竜也(闘心)
※高橋が10・30準々決勝に進出
一般公募でトーナメントに参戦した“桜庭和志の弟子”高橋は実績からして優勝候補の一角。1回戦でも一本勝ちを収めている。それに挑むは琉球空手をバックボーンに持つ沖縄から参戦した曹だ。入場ではいつものようにマシンガンを持ったパフォーマンスを繰り広げる。
1R、サウスポーの高橋は右ハイキック、パンチからタックルに行くが曹はすぐに立ち上がってハイキック。高橋は首相撲で組んでのヒザ蹴りを連打、曹もパンチで反撃する。
パンチからタックルを仕掛けていく高橋だが、なかなかテイクダウンは奪えない。曹の右フックにバランスを崩して倒れた高橋、曹は一気に打ち合いに持っていく。
パンチで打ち合う高橋はタックルでテイクダウンするも、曹はすぐに立ち上がる。パンチでアグレッシブに攻める曹。高橋は打ち返しながらパンチに合わせたタックルでテイクダウンするが、バックを奪ったところで立ち上がられてしまう。
2R、高橋にテイクダウンされてサイドを奪われる曹だが、ブリッジで跳ね上げて曹が脱出。再び打ち合いになり、高橋がタックルからバックを奪う。それでも曹はスタンドの展開に戻し、パンチの打ち合いにもって行く。
ガムシャラにパンチで攻める曹、タックルで迎え撃つ高橋という展開が続き、ラスト1分、ついに高橋がバックを奪って曹を潰すことに成功、残り時間30秒のコールと同時にスリーパーを仕掛ける! これが見事に決まり、高橋が勝負強いところを見せ付けた。
▼第1試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010二回戦 5分2R
○ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
判定3−0
●西村広和(和術慧舟會A-3)
※ジェヒョンが10・30準々決勝に進出
7月の戦極G!杯韓国大会で準優勝、優勝したチョ・ナンジンの代打出場ながら1回戦で杉田一朗を得意の寝技で追い込んだジェヒョン。対する西村は1回戦でキャリアに優る稲津航を破った慧舟会の新星。
1R、サウスポーの西村にジェヒョンがタックル、受け止めた西村が投げを見舞って上になる。ジェヒョンが片足タックルからテイクダウン、バックに回って腕十字を狙うが、西村が再び上に。ジェヒョンはすかさず下からの三角絞めを仕掛けて西村の動きを制す。
やっと脱出した西村をジェヒョンが腕十字、かわした西村へもう一度腕十字としつこい寝技に西村は防戦一方だ。残り10秒で立ち上がった西村だが、ジェヒョンの片足タックルにつかまる。
2R、ジャブを放つ西村にジェヒョンが右ストレートで突っ込んでいくが、西村の蹴りがローブローとなって試合は一時中断。西村にはイエローカードが提示される。パンチで突っ込んでいく西村にジェヒョンも打ち合いを挑み、場内を沸かせるが西村がタックルでテイクダウン。
同時にサイドを奪うが、すぐにジェヒョンが上になってアームロック狙い。
立ち上がる西村が腕十字を狙ったジェヒョンのバックを奪うが、向き合ったジェヒョンがタックルからバックを奪う。そのままバックをジェヒョンがキープし、試合終了。判定3-0でジェヒョンが日本の新鋭を下した。
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