ニュージャパンキックボクシング連盟/センチャイムエタイジム
「MuayThai Open 13」
2010年9月5日(日)東京・新宿FACE
開場15:30 開始16:00
アマチュア開始11:00
▼メインイベント 56kg契約 3分5R
△ルンラヴィー・サシプラパジム(タイ/サシプラパ/ExciteFight Of The Year TV7 2006)
ドロー 判定1−1 ※49−48、48−49、49−49
△チャイポンノーイ・ルークプラバーツ(タイ/ルークプラバーツ/元ルンピニースタジアム認定ミニフライ級1位)
今年3月に国崇を左フック一発でKOして担架に乗せたチャイポンノーイと、2006年度BBTVスタジアム「エキサイトファイト・オブ・ザ・イヤー」を受賞している激闘派ルンラヴィーが激突。
1R、両選手ともゆったりとしたリズムから、いきなりハイスピードの蹴りやパンチを繰り出すという緩急の差がありすぎるファイトスタイル。ロープを背負うチャイポンノーイに迫っていくルンラヴィー、お互いに前蹴りを駆使して距離を作り、パンチを出していく。
ルンラヴィーは強い右ローを蹴り込んでのパンチ、チャイポンノーイは右のヒジをそのパンチに合わせてくる。両選手ともとにかく攻撃が速い。
2R、ルンラヴィーが効果的に左ローを叩き込めば、チャイポンノーイは鮮やかな足払いで相手を宙に浮かせてコカす。パンチで迫っていきながら、コンビネーションの最後に強い左ローを蹴ってダメージを与えていくルンラヴィー。早くもこの左ローが効いた様子。チャイポンノーイはロープを背負って蹴りの応酬を展開する。
3R、ロープを背負うチャイポンノーイは前蹴りを多用して、インファイトを得意とするルンラヴィーを近づけさせない。それでもルンラヴィーはフェイントを使って強い左ローを叩き込み、明らかにダメージを感じさせるチャイポンノーイ。ルンラヴィーは組みの展開になってもヒザでチャイポンノーイの右足を蹴っていく。
パンチを繰り出してヒジも狙って行くチャイポンノーイだが、ルンラヴィーは左ローでガンガン前へ出て打ち合いをする。
4R、ルンラヴィーが左ローを蹴れば、チャイポンノーイも右ローを蹴り返す。片方がミドルキックを蹴れば、もう片方がミドルキックを蹴り返すという展開が続く。激しく蹴りやパンチを交錯させるが、パンチの打ち終わりに放つルンラヴィーの左ローが確実にダメージを与えていく。
5Rになると、勝ちを確信したかルンラヴィーがムエタイ特有の“流し”の体勢になる。お互いに見合って、「来い、来い」と挑発するのみで手が出ない。チャイポンノーイは右ストレート、ハイキックなど一発を狙っての攻撃を単発で繰り出すが、両者とも流して派手な技を交換しては見合いが続く。そして試合は終了。
だが、判定は三者三様のドロー。ルンラヴィーはリングに座り込み、「まいったな」という苦笑いの表情で頭をかいた。
▼第11試合 ハンディ戦 58kg×59kg契約
○デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元ルンピニースタジアム認定バンタム級&元WMC同級王者)
判定3−0 ※50−47、50−47、50−45
●大野信一朗(藤本/元日本フェザー級王者)
デンサイアム58kg、大野59kgという契約体重のウェイトハンディ戦。デンサイアムは、あの初代K-1ライト級日本トーナメント覇者・大和哲也を破っているムエタイ選手。大野は「日本でデンサイアム選手に勝った選手はいないので、俺が勝っておいしいところをいただきたいと思っている」と試合前に宣言した。
1R、細かくローを出していく大野にデンサイアムは重くて速い右ハイ&ミドルキックを繰り出す。組むとヒザ蹴りから鮮やかに大野をコカす。
2R、デンサイアムが組んでのヒザ蹴りから、首相撲で回してヒジを連発。前蹴りで突き放してコーナーへ叩きつけ、回転ヒジ。さらに組んでのコカしと大野を圧倒する。大野は細かくローを出していくが、ヒジで左目上を切られた。
3R、デンサイアムが大野をコーナーに詰めての連打! 軸足払いで鮮やかにコカす。大野は出血が酷くなり、ドクターチェックが入る。再開後もデンサイアムはパンチから組んでのヒザ、そしてコカす。ヒジ、回転ヒジで大野の傷口を狙い、再びドクターチェックが入る。再開後も組んでのヒザ蹴りとヒジ、右ストレートを連打して傷口を狙い、追い詰めていって足払いでコカすデンサイアム。
4Rは、お互いにほぼ組んでの攻防になる。デンサイアムが組んでのヒザを打ち、鮮やかにコカしていく。大野は回転しながらもんどりうって宙を舞う。終盤には逆に大野が腰投げでデンサイアムをマットに叩き付けた。
5R、デンサイアムがラッシュをかける! 左右のハイキック、右・左・右・左と交互に連続して蹴るミドルキックで場内を沸かせ、回転ヒジ、さらには上段後ろ廻し蹴りまで連発し、やりたい放題。大野はヒジを一発当てたが、逆転のカットは出来ず、大差の判定でデンサイアムが大野を退けた。
▼第10試合 ミドル級
○クンスック・アラビアジム(タイ/アラビア/元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー&ライト級チャンピオン、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級チャンピオン、2004年S-1トーナメント覇者)
判定2−0 ※30−29、30−30、30−29
●影・センチャイジム(センチャイムエタイ/NJKF同級10位)
▼結婚祝エキジビションマッチ 2分2R
獅・センチャイジム(センチャイムエタイ)
勝敗なし
K・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級10位)
▼第9試合 70kg契約 ※ヒジなし
△山崎陽一(シルバーウルフ)
ドロー 判定0−0 ※29−29、30−30、29−29
△Arthur雅仁(習志野/MA日本ミドル級6位)
▼第8試合 58kg契約 ※ヒジなし
△洋・センチャイジム(センチャイムエタイ)
ドロー 判定1−1 ※29−30、29−29、29−29
△早草日記(治政館/新日本キックボクシング協会)
▼第7試合 ウェルター級 ※ヒジなし
△諸岡直人(Kインター柏/MA日本ウェルター級8位)
ドロー 判定1−0 ※29−29、29−28、29−29
△Junda雷音(ESG)
▼第6試合 スーパーフェザー級 ※ヒジなし
○鈴木翔也(OGUNI/NJKF同級5位)
判定3−0 ※三者とも30−29
●高橋幸光(はまっこムエタイ)
▼第5試合 バンタム級 ※ヒジなし
○波賀創太(立川KBA)
判定3−0 ※30−28、29−28、29−28
●謙・センチャイジム(センチャイムエタイ)
▼第4試合 ライト級 ※ヒジなし
○楠本竜太郎(町田金子)
TKO 3R2分52秒
●☆YO・KO・TE☆(ワイルドシーサー群馬)
▼第3試合 バンタム級 ※ヒジなし
○大野貴志(士道館新座)
TKO 2R1分6秒
●鰤鰤左衛門(キックボクシングコア)
▼第2試合 フェザー級 ※ヒジなし
△高野 翔(OGUNI)
ドロー 判定1−0 ※29−29、30−29、29−29
△古木大二郎(はまっこムエタイ)
▼第1試合 バンタム級 ※ヒジなし
○梅沢武彦(町田金子)
TKO 3R2分28秒
●米山直之(OGUNI)
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