ワールドビクトリーロード
「戦極 SOUL OF FIGHT」第2部
2010年12月30日(木)東京・有明コロシアム
開場10:00 開始11:00
▼第23試合 SRC16 SRC VS DREAM 交流戦 ウェルター級ワンマッチ 5分3R
○奥野“轟天”泰輔(CAVE/SRC)
KO 1R19秒 ※右フック
●長南 亮(Team M.A.D/DREAM)
当初、この大会で長南の相手にはダン・ホーンバックルが予定されていたが、ホーンバックルがインフルエンザによる体調不良で大会を欠場。
ホーンバックルの代役として、SRCではニック・トンプソンからKO勝利を収めている奥野の出場が決まった。試合前、契約体重をオーバーした奥野にレフェリーからレッドカードが2枚、提示される。
1R、パンチで突っ込む奥野に対して長南は左ミドルと左の前蹴り。
左フックを合わせようとするが、そこに奥野が右フック! これが長南の顔面を打ち抜き、そのまま長南はマットに大の字! レフェリーがすぐに試合をストップし、代役の奥野が長南をKOで下すという結果に終わった。
▼第22試合 SRC16 SRC VS DREAM 交流戦 ライト級ワンマッチ 5分3R
○真騎士(SRC育成選手/SRC)
判定3−0 ※29−29(真騎士)、30−30(真騎士)、29−29(真騎士)
●パーキー(韓国/CMA KOREA/DREAM)
SRC×DREAM交流戦の第1試合は真騎士VSパーキーというストライカー対決。どちらも一撃で相手をKOする攻撃力を秘めており、激しい打撃戦が予想される。
1R、ガードをだらりと下げて構えを細かくスイッチする真騎士。左ストレートから一気に前に出て行くが、パーキーもそこに右フックをかぶせる。真騎士はオーソドックスに構えて右ロー。これでパーキーのバランスを崩し、一気に左右の連打! パーキーはタックルで組み付き、真騎士の攻撃をディフェンスする。
試合がスタンドに戻るとパーキーは距離を取りながら右ロー。真騎士は飛び込むような右ストレートを見せる。パーキーが右ヒザ蹴り、右ハイキック。真騎士も左フック、左フックから右ストレート。
パーキーはジャブを突いて距離を取り、真騎士はじりじりと間合いを詰めてバックスピンキック。パーキーは真騎士が左ボディから右ストレート、さらに左ミドル! 距離が詰まって首相撲になると真騎士がすぐにアッパーを連打し、パーキーを投げるように突き放す。
真騎士は下がるパーキーを追いかけてバックスピンキックを狙うが当たらない。
2R、細かく上体を振ってプレッシャーをかける真騎士。パーキーはそこにインローを蹴る。真騎士が右フックや右アッパーのフェイントを見せると、パーキーはガードを上げて距離を取る。
真騎士がジャブで前に出ると、パーキーは右のパンチをカウンターで狙う。離れた間合いからパーキーが右ロー、真騎士は右アッパーで飛び込むがパーキーのブロックは固い。
そしてパーキーが右ストレート、左フックから返しの右フック! これが立て続けに真騎士の顔面を捕らえ、真騎士の動きが止まる! そこにパーキーは右のヒザ蹴り! 真騎士は組み付いてテイクダウンを狙うが、パーキーは倒れない。
距離が離れるとサウスポーに構える真騎士にパーキーは右ミドル、そして左ロー。真騎士は左ストレートで前に出るが、パーキーはバックステップで距離を取る。
3R、サウスポーに構える真騎士が左ミドル。パーキーは距離を取って左のアウトローを返す。ここで両者が見合う時間が続き、レフェリーからは動きが消極的として両者に注意が与えられる。
パーキーが右ミドルを蹴ると、真騎士はそれをブロックして右フック! ここから一気に左右のフックとアッパー、そして左ミドルを蹴る。パーキーは真騎士の攻撃を受けて後退するが、ブロックを固めて距離を取る。そしてパーキーは離れた間合いから飛び込むような右ストレート、左フック。
真騎士も左ストレートを返し、パーキーが右ストレートで飛び込んでくると右フックのカウンター。真騎士が左アッパーから右フック、右ミドルを蹴り返すパーキー。真騎士はパンチから左ミドル。パーキーも右ミドル、そしてインロー。真騎士はボディへの右ジャブ。真騎士は構えをスイッチしてバックスピンキック、パーキーが右ハイキックを蹴ったところで試合終了となった。
判定はポイントに差がなかった(30−30、29−29、29−29)が、マスト判定ではジャッジ3名とも真騎士。真騎士がパーキーとの接戦を制し、SRCに1勝をもたらした。
▼第21試合 SRC16 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010決勝戦 5分3R
○中村K太郎(和術慧舟會東京本部/ADCC2009世界4位)
一本 2R3分48秒 ※チョークスリーパー
●Yasubei榎本(スイス/Enomoto Dojo)
ウェルター級GPシリーズ優勝を争うのは、優勝候補として順調に勝ち上がった中村とSRCデビュー以降3戦3勝と、未だ強さの底を見せていない榎本。初代GP王者の栄光を手にするのはどっちだ?
1R、サウスポーの中村はワンツーで前進! これで榎本に尻餅をつかせ、中村がインサイドガードで上になる。榎本はラバーガードからの展開を狙うが、中村はそれをディフェンスして鉄槌を落とす。ここで榎本はオモプラッタからニンジャチョーク!(※勝村周一朗が上田将勝からタップを奪った技)
これは極まらなかったものの、榎本は何度もしつこくラバーガード、そしてオモプラッタからの攻撃を続ける。中村はこれに苦しめられるが、チャンスを見て細かくパンチを落とす。
2R、榎本が左フックから右ストレート。中村はガードを上げて前に出て右フック! 榎本はバッティングをアピールしたが、試合は続行となり、中村が榎本の左フックに合わせて組み付く。
ここで榎本が中村のテイクダウンをディフェンスし、グラウンドで上を取るが、ロープを掴んだために、榎本にイエローカードが提示され、ブレイクとなる。
再開後、榎本が右ストレートから左フック。中村もパンチを返して片足タックルからテイクダウンを狙う。中村が両足タックルで榎本をテイクダウンすると、榎本の顔を突き放しながらパウンド! ここから中村がパスガードに成功し、タックルで起き上がろうとした榎本のバックに回り込み、チョークスリーパー!
これががっちりと入り、榎本がタップ! 中村が必殺技のチョークスリーパーで一本勝ちし、ウェルター級GPシリーズ優勝を決めた。
試合後、勝利のKポーズを見せた中村は「また次に向かって頑張ります。次はタイトルマッチが組まれたらいいなと思います」とタイトル戦をアピールした。
▼第20試合 SRC16 SRCライト級ワンマッチ 5分3R
○ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/チーム朝青龍)
KO 1R2分3秒 ※左フック
●横田一則(GRABAKA)
10・30SRC両国大会で約10カ月ぶりのリングに上がったものの、ブライアン・コッブに判定負けを喫している横田。対戦相手のナラントンガラグはチーム朝青龍の一員としてSRCに参戦。SRCデビュー戦では郷野聡寛を下しているモンゴル人ファイターだ。
1R、じりじりと圧力をかけて前に出て行くナラントンガラグ。横田は距離を取りつつジャブ、右ロー、前蹴りを蹴る。ナラントンガラグは右ストレートで横田をロープまで詰め、そこから左フック! そのまま横田をテイクダウンするが、横田もすぐに立ち上がる。
横田は前蹴りで距離を取り右フック。そのまま組みの攻防になり、ナラントンガラグの投げを潰して自分がグラウンドで上のポジションを取る。しかしナラントンガラグもブリッジですぐに上のポジションを取り返す。
ここで横田がガードポジションから立ち上がるが、ナラントンガラグはそのまま横田をロープまで詰めて左フック! これが横田の顔面を打ち抜き、横田はそのまま前のめりにバッタリ! ナラントンガラグが強烈な一撃で横田をマットに沈めた。
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